螺旋物語(48) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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花や植木は好きなのですが、手入れを十分しないのですぐ駄目にしてしまいます。そんな私にとって、お手頃なのが・・・
《竜の髭》
ゆり科.多年草.雑木林等に自生。高さ7~15センチの湾曲した花茎に、数個の薄桃色の花が総状につく。花柄はやや曲がり、花は下を向く。薄い果皮は破裂して種子は露出したまま成熟し、コバルトブルーに色付く。長さ10~30センチ、巾3ミリの細長い葉は、束になって根元から生える。和名は葉の形に由来している。根に瘤があり、「麦門冬」とよばれ強壮薬に用いられています。昔から下草としてよく使われている。一般的によく見かけ、植栽に使われているのは葉が短く詰まる種類の”玉竜”です。他、白筋の入る”白竜”などがあります。そしてさらに短くつまりあまり伸びない”ちゃぼ竜のひげもあります。また”黒竜は”同じ属ですが別種の品種。本来のジャノヒゲは葉が細く長く伸びこれはこれで繊細な感じがしてとてもよいと思います。短い根茎が伸びて横の横に伸びてゆき庭の表面を埋めてくれます。掘り上げると目立つのが白い膨らんだ根です。これは貯水根と呼ばれ多少の乾燥には耐えれるようになっているようです。秋に実がなりますが葉の下に見え隠れする青紫色の実はとても綺麗です。株分けで増やします。別名を蛇の髭とも呼ばれています。学名 Ophiopogon planiscapus(大葉蛇の髭)Ophiopogon japonicus(蛇の髭)Ophiopogon:ジャノヒゲ属planiscapus:花茎の扁平なjaponicus:日本の。Ophiopogon(オフィオポゴン)は、ギリシャ語の「ophio(蛇)+ pogon(ひげ)」が語源。しかし、蛇には髭がないので、やはり「竜の髭」という名前の方がふさわしいと思います
《アラベスク》
広義の唐草文様:植物の葉・枝・蔓が渦を巻き絡み合う様を表した文様。語源:建築のタイル装飾や写本装飾にこの模様をに多用した「アラビア」にある。起源:小アジアのヘレニズム美術→紀元1000年のイスラム美術に特徴的な文様になる。小アジア・ローマ:植物の自然な形態を比較的とどめている。イスラム:抽象化、つる草の絡み具合が込み入ったものに。16世紀イタリア:「アラビア風(arabeschi)」=唐草風のアカンサスを装飾した壁柱。17世紀フランス:当初「グロテスク文様」を指した。規則的なC字型/S字型の蔓草の絡まりのなかにたおやかな植物の瑞々しさを表現する文様は全時代を通じて愛好された。
スパイラル=渦巻模様。トランペットパターン=ケルトの渦巻き文様の重要な構成要素。スクロール=古代ギリシアに生まれ古代ローマ建築に継承される。イオニア式柱頭に飾られた巻軸ないし渦巻き型の文様。唐草文様のC字型の渦巻く形態を指す場合もある。カルトゥーシュ=語源:ラテン語「紙板(carta)」、バロック時代先端が渦巻状にめくれた縁取り装飾。などがあります。