青の伝説(3) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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ピカソ・ブルー

「青の時代」で忘れてならないのが・・・パブロ・ピカソPablo Picasso, 1881年10月25日-1973年4月8日)はスペインの画家。20世紀を代表する画家である。創作活動の中で次々と作品のスタイルを変え、そのたびに絵画の新境地を切り開いた。絵画以外にも彫刻や版画、陶芸にも才能を発揮するなど、生涯エネルギッシュな活動を続けた。なお、フルネームはPablo Diego José Francisco de Paula Juan Nepomuceno Crispín Crispiniano de la Santísima Trinidad Ruiz Blasco Picasso y Lópezである。1881年、スペインのマラガに生まれる。美術教師をしていた父のもと、幼少時代から絵画に非凡な才能を示した。1900年、パリに出てロートレックらの影響を受ける。1901年、友人の死をきっかけに、「青の時代」にはいる。背景に青色を多用したことから、この時期に制作した作品群は「青の時代」と呼ばれる。青は貧困や悲しみを象徴しており、貧民を題材に哀感あふれる作品を制作した。1904年、モンマルトルの「洗濯船」 (Bateau-Lavoir)という安アトリエに入居。ここで詩人のアポリネール、後の恋人フェルナンド・オリヴィエらと出会う。この頃から「バラ色の時代」に移行し、「青の時代」より温かみのある色調で旅芸人やサーカスを主題とした作品を作り出した。1907年、『アヴィニヨンの娘たち』を世に送り出す。この作品は今でこそ「現代美術の出発点」と呼ばれるが、当時は轟々たる非難を浴びた。