螺旋物語(30) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《亀蛇》
亀蛇(キダ)は、熊本県八代市で毎年11月23日に行われる祭礼、妙見祭( 九州3大祭りの1つ)に奉納される出し物。通称ガメとよばれ、妙見神が渡海してきたときの乗り物という妙見神請来の伝承に基づく、亀と蛇が合体して出来た想像上の神獣である。中国における青龍・白虎・朱雀・玄武の四神のうち北方に配し、水の神で亀に蛇が巻き付いた形の玄武を思わせる。約2.5mの亀の甲羅に2mの長さの赤い尻尾をつけ、恐ろしい表情を表している。亀蛇が妙見祭に登場するのは、本蝶蕪、蘇鉄などの笠鉾が出されるようになった天和・貞享年代といわれるが、当時の文書等の記録がないため初期の様子ははっきりとしない。亀蛇は明治以来、出町町内光徳寺内にあった消防小屋で管理保存していた。しかし昭和40年代になり町合併で旧出町町内がが現在の出町と通町とに分離し、また転出入など住民の移動が激しくなり出町町内で管理する事が難しくなり、旧出町で昭和46年に亀蛇保存会を結成した。出町町内だけは祭りの前日に回る。毎年亀蛇を入れている家には恒例として入るが、その他に子どもが産まれたり、吉事があった家は、亀蛇を縁起かつぎでよぶ。反対に葬儀など不幸のあった家は遠慮する。亀蛇を希望する家は、保存会に直接以来のあった家、希望している家の噂などを考慮しながら保存会が話し合いで順番を決める。決定したら、訪問先を書いた帳面を3~4冊作る。そして平成4年までは16日に到着するように案内書を配り、何時に亀蛇が行くかを知らせていたが、平成5年以降祭日の変更に伴い18~20日までに知らせている。
http://www.ytnet.or.jp/game/
さて画像をじっくり見てほしい。亀蛇の顔はどう見ても「龍」そのものである。