《イタリア》"Celeste-Blu"はイタリア語で「空のような淡い青-紺碧の海のような深い青」の意味で、「チェレステ・ブリュ」と読みます。
《ペルシャ》ラピスラズリのラピス(Lapis)はラテン語で”石”、ラズリ(Lazuli)ペルシャ語では”青”や”空”を意味する。
《ポルトガル》アズレージョ(AZULEJO)・・・画像。アズール(azul)はポルトガル語で青いまたは青の意味。azulejarは青色にする、彩色タイルを張るなどで、azulejoの語源はポルトガル語スペイン語のアズールからきている。イスラム文化の影響を早くから受けたポルトガルでは、タイルが壁面装飾に用いられた。16世紀後半にはフランダース(ベルギー西部、フランス北東部、オランダ南西部)のタペストリー(つづれ織り)の影響を受け、教会、修道院、貴族の邸宅などの壁面の装飾に多用された(幾何学模様や動植物を描いたもの)。17世紀後半からは、オランダから伝えられた中国風の白地に青のモノクロ・タイルが主流となった。18世紀には、病や災害から守ってくれる聖人や聖書に題材をとった絵画が好まれ、1755年のリスボン大震災の後始末を見事におこなったポンパル公爵の時代には黄・緑・赤・青の多彩な色彩を使ったロカイユ様式が流行した。ロカイユ[Rocaille(フランス語)]小石・礫土の意味。人工の礫・貝殻をセメントなどで固めて作る。http://www.jttk.zaq.ne.jp/baaee505/Portugal5.htm より
《シアノトリカイト-Cyanotrichite-青針銅鉱》成分=Cu42+AI2(SO4) (OH)12・2H2O、硬さ=3、産地=U.S.A。酸に溶け、炎で溶融する性質をもちます。この鉱物は1808年に発表され、その時は「ベルベット銅鉱」と呼ばれていました。現在の名称は、ギリシャ語で「青」の意味のcyanosと「針」の意味のthrixに由来し、1832年に提案されました。
《トリコロール/青の愛》1993年フランス映画。監督・脚本クシシュトフ・キエシロフスキ。主演ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・レジャン、シャルロット・ヴェリー、エマニュエル・リバ、フランス国旗の三色にちなんだ三部作の一作品目。テーマは青の意味する「自由」。音楽家の夫と娘を交通事故で失い、自分だけが助かった女性が、失意の底から立ち直ろうとする。
《カスタネット》カスタネットは赤と青の二色。もしカスタネットが赤だけ、青だけの単色だと女の子は赤・男の子は青に偏ってしまうので、男女平等(共用)に二色にした訳です。
《文天祥「人生自古誰無死、留取丹心照汗青」》「人と生まれ、古より、誰か、死なからん、丹心を留めえて、汗青を照らさん。」「汗青」の意味は「史書」。青竹を焙ると油が出る。「竹簡」を作るには、そのままに竹を使用するのではなく、先ずは「焙って」耐久性を高めその上から墨で字を書くことが肝要だったとか。従って、「汗青」とは「竹簡」=「紙」=「史書」のこと。漢詩のことですから、様々な解釈があります。「丹心を常に心に留め、歴史書(本当の意味の歴史書か、自らの生き様か?)に恥ずかしくない記録を残そう」という意味でも、どちらも理解しうるので、諸説紛々在ります。