青の伝説(100) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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地球

「青の伝説」のしめくくりは・・・「地球は青かった」これは人類初の宇宙飛行士、ソ連のガガーリンが1961年ボストーク1号から地球を見たときに発した有名なことばです。それから30年後、1990年12月、日本人初の宇宙飛行士となった秋山豊寛さんも「やはり、地球は青かった」といっています。スペースシャトルから地球を見た毛利衛さんは「窓からは真っ暗でなにも見えない。下の方を見ると、青白い、光り輝いているような神々しい地球があった。ああ地球は美しい、という感じがしました」といっています。日本人初のミッションスペシャリスト若田光一さんも「青いベールに包まれた地球は、暗黒の宇宙と対照的で美しく、この惑星が生きていることを感じました」と在米の日本人小学生に語っています。この青く美しい地球は、深く水をたたえた海と森林の緑、そして地球を包む大気が太陽の光に照らされて輝くもので、宇宙の奇跡ともいわれています。地球が青く見えるのは、なぜでしょうか?昔の地球は高温で燃えるマグマの海でした。赤い地球だったのです。地球の表面が冷えはじめると、水蒸気を含んだ大気の温度も下がり地球に初めての雨が降りました。長い間降り続いた雨は、表面を広くおおい、海を誕生させました。やがて、大気中に酸素を含んだオゾン層ができ現在のような地球がつくられたのです。地球の表面を広くおおう海とオゾン層が地球を青く見せているのです。しかし、20世紀の地球は人類によって環境汚染が進みました。自動車の排気ガスによる地球の温暖化、フロンガスによるオゾン層の破壊、ゴミの焼却によるダイオキシン汚染、森林の伐採・干潟の埋立による自然環境の消滅、船舶事故のオイル流出による海水汚染、ゴミによる河川の汚染などなど、このままでは21世紀の地球には生物が住めなくなってしまいます。今こそ、私たちは地球の自然環境を保護するために真剣に考え行動しなければならないときです。