《モナリザの立体彫刻》
「銅像彫刻の梅原造形工房」大阪府柏原市玉手町にあります。私の家のすぐ近くなので機会があれば実際にその実物を見てみたいものです。とりあえず、その立体彫刻から研究された内容がHPに掲載されていますので、その一部を紹介しましょう。
モナリザの石膏像とそれを鋳型にしたブロンズ像・・・試作改良を繰り返しながら作った・・・試作を繰り返しているうちに、この画はモデルをデッサンしたものでは無い。と考えざるを得ないと想われたのです。製作途中、顔を少し横に向ける為に無理矢理、首の部分を捻りもしましたが人体としての不自然さだけが強調され、絵画の身体の向きと、目の向きと、顎(あご)の下に来る首のラインと、左側の頭のライン(これからはモナリザ自身の左右とします)等々が、私の肖像製作感覚としての「人間の姿」として一致しないのです。又、人に同じポーズをとって貰っても絵画と一致しないのです。そこで考え想い着いたのは、この肖像画はその人物を周りから描くものでは無く、或る意味の「創造画」ではないかと想像するに至りました。極端に言えば、自分史の記録を織り込んだ「モンタージュ絵画」とも言うべきでしょうか。
http://www.geocities.jp/umehara_koubou/
現場主義というのでしょうか、実際に作ってみて考え研究する姿勢は学ばなければなりません。