しかくの話(3) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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その重要な表現に気づかせてくれたのは、ピカソやブラックなどキュビズムの画家たちであった。それまでのアカデミックなデッサンにとらわれた創作を脱して、より自由で心のままの制作へと導いてくれた。まさしく、表現を解放してくれたのである。以来、私は目の前の形象にとらわれることなく、平面上を気ままに闊歩できるようになった。すると、今まで表現しようとしてできなかった「タカサ」や「オクユキ」が違った意味で表現されていることにも気づくのである。