立体を表現するには「タテ・ヨコ・タカサ」が必要になるわけだが、残念ながら平面上には「タテ・ヨコ」しか存在しない。そこに「タカサ」は描けないのである。どうすればいいのか?「オクユキ」も描けない。どうすればいいのか?表現としては「ナナメ」すなわち「角度」をつければいいのである。必要以上に「タカサ」や「オクユキ」を意識して右図のような表現に陥っている子どもたちを多く見受ける。しかし、立体としては無理のある表現には違いないが、平面上にしか存在しえない立体であるという意味で、それはとても重要な表現であると言える。