捕われた心(1946・英) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

捕われた心(THE CAPTIVE HEART)

 

監督 ベイジル・ディアデン
出演 マイケル・レッドグレーヴ、マーヴィン・ジョーンズ、レイチェル・ケンプソン、ベイジル・ラドフォード、ジャック・ワーナー、ゴードン・ジャクソン、カレル・ステパネック

1940年のフランス。ドイツ軍の攻撃を受けた大陸派遣軍の英軍部隊は多くの兵士が捕虜となった。ドイツの収容所へ徒歩で移動させられる中、チェコ人のハシェック(レッドグレーヴ)は身を守るために死んだイギリス兵の身分証明書を使ってイギリス将校になりすます。収容所生活を送る中、英軍の捕虜たちにチェコ人であることがバレてしまうのだが・・・・
冒頭、捕虜収容所に歩いて向かうシーンに謎戦車登場です。これはコメット戦車を改造したもののようです(irino様より)。コメットが登場する戦争映画は記憶にありません!
側面からのアップ。砲塔に鉄板かベニヤ板を貼り付けて4号戦車っぽく見せている感じでしょうか。
さらに路肩に4号駆逐戦車がいます。記録映像ではありません。戦後間もない作品なので、撃破されて撤去されていない車輛だと思われます。
英国のシーンではユニバーサルキャリアも登場します。
主役のハシェックを演じたマイケル・レッドグレーヴ。「サー」の称号を得た名俳優ですね。戦争映画では「暁の出撃」「テレマークの要塞」「25時」などに出演しています。
こちらはホスフォール役のジャック・ワーナー。「スパイ人間」「原子人間」などに出演しています。「ビア樽の庫出し」の歌はなかなか良いです。
ディビッド役はゴードン・ジャクソンです。「大脱走」のマクドナルド役が有名ですね。他にも戦争映画への出演多数です。
セリア役のレイチェル・ケンプソン。典型的な英国美女ですね。マギー・スミスに似た感じ。「遥かなる戦場」「グラン・プリ」などに出演しています。
悪いドイツ軍役はゲシュタポのフォスターを演じたカレル・ステパネック。悪相です。「ビスマルク号を撃沈せよ!」ではリッチェンス提督を演じています。他に「極秘任務」などに出演。
 
(寸評)
英国人に化けるチェコ人と彼を守ろうとする英軍捕虜というプロットが面白く、脚本も良くできていて素晴らしいです。謎戦車やゴードン・ジャクソンが出るところもオススメです。
(評価)
☆☆☆☆(5点満点)  *DVD
(双葉)
☆☆☆★(4点満点) ※物語の主流となる身代わり夫の件は解決が安易→そこは同意