反抗期は激しくない方がいい | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

 

こんにちは、学びスタジオの奥川えつひろです。

 

相対的に

アメリカの子どもは、

日本の子どもほど

激しい反抗期はないといわれます。

 

なぜ、

アメリカでは反抗期がそれほど激しくないのでしょうか。

 

❤︎反抗期の時期

 

❶2歳のイヤイヤ期の第一次反抗期

 

自我の芽生え、

なんでも自分でやってみたいのに、

できないもどかしさから

反抗的になります。

 

❷68歳の中間反抗期

 

自立心が芽生え、

親の言うことを疎ましく感じて

無視をしたり口答えしたりします。

 

❸思春期の第二次反抗期

 

体の成長と心の成長のバランスを取ることが困難で、

不安や不満などのストレスを感じやすいことから

反抗的になります。

 

❤︎アメリカ流子育ては、

子どもを対等な存在とみなし、自立を促す

 

❶こどもが言うことを聞かないとき、ごまかしたりやウソをつかない

 

「いい子にしないと○○あげないよ」

と取り引きしたり、

 

「遅くまで起きてるとオバケがくるよ」

とウソをついたり、

 

これらはアメリカ流ではNGです。

 

アメリカでは、

なぜそれをしなければならないか説明する。

 

当然、小さな子どもに説明したところで、

ふざけてまともには聞かない。

 

それでも

アメリカの親は子どもを対等な存在とみなし、

忍耐強く理由と説き続けます。

 

❷アメリカでは、1歳ぐらいから子どもを別の部屋で寝かせる。

 

これは子どもの自立を促すために、

1歳ぐらいから子どもを別の部屋で寝かせます。

 

実際、

親と離れた子どもは最初の数日間は大泣きを続けるようですが、

そこを過ぎるとそれもピタッと止み、

一人で寝室に行き寝るようになるといいます。

 

❸子どもが大きくなったときのアメリカの親子関係

 

子どものころに、

対等な扱いを受け、

自立を肯定されて育つと、

彼らは思春期になっても、

日本のような反抗期はないといいます。

 

また大人になっても常に家族で集まり、

頻繁に親とコミュニケーションを取るなど、

家族の時間を大事なこととして位置づけられています。

 

❹「できること」ではなく「努力すること」を褒める。

 

"できることではなく

努力することを褒められた子どもは、

 

努力することの大切さを感じ、

結果が良くなくても、

やる気を無くすことなく、

何事にも

当たり前のようにコツコツ取り組むようになります。

 

❺"視野を広げ、知的好奇心を刺激する

 

日本では

子どもが欲しがるままにオモチャを贅沢に与えることは、

決してよいこととされませんが、

 

アメリカでは子どもにとにかくたくさんオモチャを与えます。

 

なぜなら、

たくさんのオモチャに触れれば

それだけ知識が増える、

という考え方だからなのです。

 

子どもが視野を広げるための情報を提供することは、

大人の大きな役目の一つになっています。

 

❤︎まとめ

 

"他人に迷惑をかけないように和を持って育てる"と考える日本の伝統的な子育てと

正反対のアメリカ流の子育てを見てきました。

 
アメリカでは、思春期の反抗期はそれほど激しくないことを考えると
 

思春期の反抗が、激しいことは、

子どもの自主性を抑えて、子どもを育ててきたこと現れであり、

 

逆に、

思春期の反抗が、少ないことは、

子どもの自主性を尊重して育ててきたことの現れ

 

だといえると思います。

 

そういう意味では、

アメリカの子育て

参考にする部分もたくさんあると思います。