何がわからないのかがわからない? | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。


こんにちは、学びスタジオの奥川えつひろです。


「わからないことが、わからない」と、よく聞きます。

それは、のはなぜでしょうか?


❤︎"近代科学の父"ガリレオ・ガリレイの言葉


「人にものを教えることはできない。

みずから気づく手助けができるだけだ。」

と言っています。


❤︎"教える"気持ち


親はついつい、

子どもに「教えよう、教えよう」とします。

 

もちろんこれらは、

 

「失敗して欲しくない」

「より良くなってほしい」

「望んでいる結果を手に入れてほしい」

 

という、親心から湧き起こるものです。

 

❤︎"教える"ことによる、望まない結果が

 

教えすぎると、

子どもは、たったひとつの正解を探しはじめます。

 

「なんで、教えたとおりにできない?」

 と言われれぼ、


自分で考えることをやめ、

言われたことを覚えようと、

大人の顔色をうかがい、

積極的に考えることを控えようとするようになります。


❤︎"なんとなく"の感覚


教えられたとおりにやっていると、

パターンを覚えることが中心になり、

その内容について深く考えなくなります。

"なんとなく"わかった感覚になります。


この"なんとなく"感覚が、

わからなくなった時に、

「何がわからないかわからない」ということになります。


❤︎一緒に"気づく"


私たちは、

「自分がいかに知らないか」

「自分がいかに気づいていないか」

「自分はいかに無知か」

を肯定的に認識することが、

知的な成長のための第一歩になりす。

 

同じように、

「何がわからないかをわかっている」子どもは学習の成長が早いです。

 

だから、

教えるこむのではなく、

考えることを手助けしてあげましょう。


そして、子どもに寄り添い、

どこからわからなくなったのかを、

一緒に考えて、"気づかせて"あげましょう。


❤︎自分で"気づく"


そして、

「わからないことは何?」

「理解できたことは何?」

「勉強して、どんなことに気づいた?」……

このような質問を通じて、

子どもの「何がわからないかを」

を自分で"気づく"ために、

考える機会を作ってあげましょう。


❤︎まとめ


子どもにものを教えることはできません。

大人は、子どもが自ら気づく手助けができるだけです。


だから、

教えようとするのではなく、

考えさせようとしてください。

考えてさせる質問をしてください。


そうすれば、

子どもは、

"わからないこと""気づき"

その"わからないこと"を探究し、

理解を深めていきます。

それが、

子どもに本当の学力を身につけさせることだと思います。




東大阪新聞のインタビューを受けました。