「9歳の壁」が来る前に 日本語・英語の両方 話す能力を開花させよう! | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

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グローバルに社会活動が広がる現在、英語が話せる人材が貴重であった時代から、英語が話せて当たり前の時代が近づいています。

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❤︎子どもは生まれながらにして言語習得能力を備えている

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ただし、この言語習得能力は実際に使われている言語を経験しなければ発揮されません。

子どもの注意力をひきつけ、かつ、意味が何かなと思っている状況で、よく聞きよく理解しようと努力しなければ言語習得は起こりません。

英語をたくさん聞かせることによりそれが実現できます。

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❤︎言語を自然と習得できる年齢について

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「小さいころの経験は大人になっても忘れない。」と言われます。

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❤︎脳の発達から見ると

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10歳までは脳は急速に発達し、13歳頃には完全に成長は終わります。

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左脳は論理的で分析能力を左右する脳です。

右脳は空間把握、視覚、臭覚、聴覚を使ってイメージをつくり、全体像を捉え総合的な処理をする脳です。

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乳幼児から思春期を迎えるころまでの脳は、順応性を持ちます。それを過ぎると、脳の機能は右脳と左脳に分化し、言語機能は左脳に偏ってしまいます。

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左脳に偏らないうちに、右脳を使った方法で言語を獲得した方が自然に習得できます。

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❤︎感情の発達から見ると

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思春期までの子どもは、順応性をもち、新しい言語や文化に対し、恐れや間違いを恐れず容易に対応しようとします。

思春期になると、身体面・感情面・認知面が変化し、異文化に対し防御的になり、母国文化にアイデンティティーをもち始めるます。

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❤︎「9歳の壁」

母語の能力は4~5歳で完成します。

9歳までには音声を聞き分ける能力は完成してしまいます。

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異文化に触れるのは9歳までが理想で、それまでに触れないと異文化に対する偏見を持ってしまいます。

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これは、単に言葉だけの問題にとどまらず、ものの見方、考え方を豊かにする点でも重要で、

どちらの文化が良い悪いではなく、それらの「違い」を認め、相手のことを思いやる心も育ちます。

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❤️日本語と英語両方の話す力が開花する!

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母語をきちんと学ぶことは必要ですが、24時間、日本にいて、日本語に浸っている状況で、外国語を学ぶことが母語習得の弊害になることはあり得ません。

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 英語習得開始時期が早ければ早いほど、日本語・英語両方を話す能力が開花しやすいということになります!

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