離乳食といえば、
【何を食べさせるか】
の話題がメインになりがち。
でもちょっと待ってお母さん!
肝心な【食べる機能】のこと、
忘れていませんか!?
乳幼児健診などの
食育や食事指導というと、
食材に目を向けた
栄養バランス指導が一般的で、
子どもに目を向けた
【食べる機能】
についての指導は
抜け落ちやすいんです
この記事では、
どうしたら食べる機能が育つの?
を一緒に考えていきましょう
食べる機能から見た授乳と離乳食の違い
【食べる機能】から見た
授乳と離乳食の決定的な違いは
ずばり!
「原始反射」
か
「訓練して獲得する機能」
か
ということ。
授乳 (液体を飲むこと)
∥
原始反射
離乳食 (固形物を食べること)
∥
訓練して獲得する機能
つまり、
生まれつき備わった原始反射で
本能的におっぱいを飲む
のとは違って
食べる力は
毎日の食事のなかで発達し
段階的に身に付けていく能力
なのです。
その成長を例えるなら、
足を動かす事くらいしか
できなかった赤ちゃんが
くらいすごい成長。
本能で、安心安全な液体を
ノドに流し込んでいた状態(授乳)から
目と鼻で安全なものか判断して
スプーンに乗せられたそれを
上唇で触り、一口量を考え
上唇でぬぐいとり
お口を閉じて
舌でノドへと送り込みゴックン!(離乳食)
何度も転んで
たくさん練習して
歩き方を覚えるように、
食べこぼしたり
ベェーと出したり、
時には、むせたりしながら
【食べる力】を身に付けていくのです。
離乳食のスタートは
赤ちゃんにとっては大きなハードル。
だから、離乳食や小さなお子さんの食事は
先輩ママの楽しい投稿や
育児本に書いてあるようにはいかないですよね
だって、歯が生える時期や、
お口の発達具合には
かなりの個人差があるから
スタートの時期や、進み具合を
月齢で区切るのは無理がある
んです。
「5ヶ月だからスタートしてみよう」とか
「7ヶ月だからお豆腐あげてみよう」
といったように、
月齢で進めていくのは
私のなかではタブー!
周りと比べて、
「離乳食がなかなか進まない」
と焦ってしまう気持ちもあると思います。
でも、この時期に、着実に段階を踏んで
レベルアップしていくことが
将来、食事のお悩みとは無縁になる
一番の近道。
お口の発達に飛び級はありません。
グラフにあるようなお悩み、
よく耳にしますよね
実は、これらの
子供の食事についての心配事は
お口の発達と関係している
ことが多いんです。
レベルを戻すことはあっても、
飛び級はせず、着実に
レベルアップしていきましょう
まとめ
離乳食をスタートする上で
大事なことは、
①食事を通して食べる力を身に付ける
という視点を忘れないこと
②進め方に迷ったら
お口をよーく観察して、
赤ちゃんのお口に教えてもらう
(サインがあります)
ということ。
この2つを意識して
赤ちゃんによる
赤ちゃんのための離乳食
をスタートしましょう
段階別のお口のサイン
については
次回から書いていきますね
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