先週、いつまで経っても暑いと書いたばかりですが、
今週は急激に涼しくなりました。
本当に、日本の本来の四季が戻ってきてほしいと切に願うこの頃です。
最近のぴょん太は、充実した日々を送っています。
公募試験は、もう来月なので、今更、実力でしかどうしようもない気もしますが、
ぴょん太の『やる気』が感じられることが、親として、何より嬉しいことだなぁ・・・と感じています。
けれども、まだまだ元気いっぱいというわけにはいきません。
睡眠は9時間必要だし、朝目覚めてからも交感神経を上げるのには時間がかかります。
暑さには弱いし、熱はこもりやすいし、疲れやすいです。
また、
生活リズムが整ってきたと思って油断していると、
突然、変な時間に眠っていたりします^^;
睡眠が足りていないのか・・・
血糖値スパイクのせいなのか・・・
PTSDのせいなのか・・・
エネルギーを使いすぎたか・・・
ホルモンの出が安定していないからなのか・・・
こういうところが、まだ不可解なところです。
受験直前になって、どんなメンタルになるのか、
そして、もしも不本意な結果が出た場合、彼がそれを受け止めきれるのか・・・
心配しだしたら切りがないですが、
ぴょん太の力、強さを信じていきたいと思っています。
ぴょん太が、ある程度日常を取り戻し、メンタルも安定している今、
一旦、この病に関する私の中での考えをまとめてみたいと思いました。
(これは、あくまで、ぴょん太の病状(インフルエンザ感染症後からの小児慢性疲労症候群・激ヤセ型)を5年間観てきた私の私感です。)
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2018年の夏、部活帰りのぴょん太が玄関に倒れ込んだ日から5年の月日が経ちました。
『起立性調節障害』という病名がついたものの、
これといった、対処法も教えてもらえず、途方に暮れた日々・・・
(『塩を多めに』っていい加減すぎひん?
足をXにして、頭をゆっくり上げるって・・・^^;
それで治るん?
立ちくらみを予防するせめてもの工夫であって、治療とは違いますよね?
せめて、お医者さんなんやから、『脱水状態なので、点滴しましょうか?』とか『OS-1を多めに』とか、言えませんか?
脱水状態やから、塩が要るっていうことでしょう?)
まず、私の中での、1つ目の結論は、
現在巷で言われている『起立性調節障害』とは、子供の成長期における、自律神経失調症の症状の一つであるに過ぎないということです。
起立性調節障害の検査として行われている起立検査は、
自律神経(脳の視床下部)に異常が起こっているかどうかの目安にはなりますが、
子供の不定愁訴やメンタルの問題は、起立性低血圧が大元の問題なのではなく、
大元は、『脳』です。
脳が内外のストレスにより過活動になったときに、交感神経優位が続き、脱水となり、血液量の減少が起こり、低血圧が起こり、脳や臓器に血液が行きにくくなります。
そして、嫌気性代謝となり、急激に痩せていきます。
脳内体内にアンモニアが増加し、脳や内臓に炎症が起こり、細胞が損傷されます。
そのために、睡眠障害や、不定愁訴が起こってきます。
(東洋医学的には、血瘀(ドロドロ血)の状態となり、血液が酸性に傾きます。
肌に、アザやシミ・・・紫斑ができやすくなったりします。)
脳に問題があることについては、起立性調節障害(OD)と診断を受けてからも、
ほとんどの人が、
慢性疲労症候群、小児慢性疲労症候群、脳脊髄液減少症、睡眠障害、鬱、摂食障害、不安障害、適応障害、統合失調症、脳腫瘍、てんかん・・・
様々な脳に関係のある病名に行き着いていくことからもわかると思います。
(果たして、重症の起立性調節障害(OD)の診断を受けて、水分と塩分と、メトリジンだけで元通り回復した人はいるのだろうか?)
起立性低血圧が起こる原因は様々と思われますが、
ぴょん太のように、インフルエンザのような感染症後から身体に熱がこもるようになり、
慢性的に脱水症状に陥ったためというケースは、とても多いように感じます。
この場合、
血圧を上げることに注視するよりも、
始めから、脳(と腸)・・・
自律神経を癒やしていくことを念頭に置いたほうが、回復が早まるのは必至だと思います。
もちろん、血液量の減少により、脳、内臓、身体全体が弱っている状態であるので、
血流量を増やすための努力が必要になるわけですが、
脳の炎症を沈めるために、
ノンストレスの環境を整えること、胃腸環境を整えること、
細胞を再生させるために(老廃物を排出し、きれいな血を造るために)、上質な水分やミネラル、各栄養素の補給、血液体液を増やし、体の隅々まで巡らせることが重要になってくると思われます。
ただ、炎症を抑えるといっても、西洋薬のステロイド、抗生剤、鎮痛剤を安易に使わない方が良いと思います。
西洋薬は対症療法であって、返って、胃腸(脳)や神経、内臓を傷めることになってしまいます。
この病態は、急に発症したように見えますが、
それは、長い間の生活習慣、食習慣、養育環境、また、本人の思考が大きく関わっていて、
日々のマイナス要因が積み重なって、ある時、壊れるようなイメージで発症すると感じています。
或いは、成長期の子供の場合、急激な成長に対して、成長に必要な栄養素、水分を十分補給(吸収)できていない状態での、過剰なストレスや過活動によって、細胞が弱り、体がエネルギー切れを起こす形で発症すると考えています。
長い月日をかけて発症したわけですから、回復にも時間がかかります。
(そのことを始めから受け入れることができると、親子ともに少しは気を楽に闘病生活を送ることができるかもしれません。)
また、自律神経を傷めたと言っても、世間では大したことないと思われると思うのですが、
自律神経を損傷するということは・・・
私としては、交通事故や脳溢血で脳を損傷するのと同じくらい深刻なことであると感じています。
その苦悩は、経験した親子にしかわからないことだと思います。
対処を間違えれば(ストレスを与え続けるなどしてしまうと)、重い精神疾患、長期の引きこもりへの道を辿ってしまいます。
焦らず、落ち着いて、我が子と状況を受容し、我が子が赤ちゃんに戻ったと思って、
優しく、癒やしてあげるようなイメージで、看護していくと良いように思います。
(もし、やりなおせるなら、そうしたいです・・・)
私は、慢性疾患の治療には、東洋医学が適していると感じています。
また、漢方薬が有効に働くためには、十分な栄養も必要です。
血液や津液を増やすための漢方薬を飲んでも、適切な栄養が摂れてなければ効果は薄まるでしょう。
成長期に必要なホルモン、幸せホルモンも十分作れなくなります。
なので、栄養療法もとても重要だと感じています。
(だからと言って、大量のプロテイン、メガビタミン療法は危険だと思っています。
体に優しい、適正な栄養療法を指導してくれるクリニックを探すことをおすすめします。)
漢方薬が苦手な方は、薬膳、食養生を工夫することによっても、効果が見られるのではないかと思っています。
(私としては、漢方のクリニック(+鍼灸)と、オーソモレキュラーのクリニッㇰ両方かかられることをおすすめします。)
また、行きしぶり、不登校・・・特に、症状として微熱がある場合は、
小児慢性疲労症候群に明るい、発達外来にも通われることをおすすめします。
(メラトベルを出してもらえます。)
また、何らかのトラウマが見られる場合、先日、ひーこさんが紹介してくださったように、知識ある腕の良いカウンセラーさんの力も必要となってくると思われます。
また、症状を楽にしてくれる、自律神経に明るいカイロプラクティックの治療院、リンパマッサージなども取り入れていくと良いかもしれません。
とにかく、この病は、重症になると、現在のところ、一つの病院、一つの治療では治しきれないと、私は思っています。
次は、
自律神経失調、脳疲労に陥りやすい体質、性質があるということについて、書けたらいいな・・・
と思っています。
(2023.10.7)