【脚本・演出・美術】小沢道成
【出演】阿部 顕嵐 小沢 道成 山崎 一 BOW 花島 令 リンノスケ 神野幹暁
スズナリの階段を登り、身分証明書を見せる瞬間から始まっていました。
そこは『The Closet Revue』という店。
飾られたロビー、耽美的な人たち。
現実と地続きのように芝居が始まる。
舞台美術も印象的で、中央に円形の小さなステージ。そこはカミングアウトする場所。
その周りに、レールに紐が円形状に吊るされ、さまざまな色彩の衣装がカーテンの様にかけられ、状況により吊るされた衣装を使い物語が進んでいきました。衣装を使った演出、洋服でどんな人が想像が膨らみました。
カミングアウトという事をテーマに、小沢道成さんは、いくつもの角度から、繊細に捉えているのだなあと感じました。
小沢さんの覚悟のようなものさえ感じました。
主人公の言ったカミングアウトの考え、言葉が心に突き刺さりました。
「The Closet Revue で交わされた言葉や語られた内容は、他者へ口外することを固く禁じております。」と公演を観る際の案内に書かれているので、直接的な言葉を書くことは避けますが、
(作品の世界観を大事にするからの注意事項なのでしょうが、観た人だけの秘密みたいな特別感があります)
セクシャルマイノリティが抱える閉塞感や、ありのままに生きられない苦しみ
マジョリティでも、マイノリティでも、ひとくくりにすることに違和感を表し、一人ひとり違う人で、違う考えがあるということ叫んでいました。
舞台美術、衣装、衣装を使った演出、歌、どれも好きな世界観でした。
唯一無二の美的感覚。
幻想的なのに、リアルで、細部に至るまでとても繊細。
あの世界観は、小沢道成さんならでは。
そして演者でもある彼が好きです。作、演出、の仕事が続きますが、EPOCH MANで、演者でいてくれることも嬉しいです。
