【脚本】マキノノゾミ
【出演】宮田慶子
【出演】那須凜、綱島郷太郎、松熊つる松、松平春香、土屋美穂子、横堀悦夫、遠藤好、角田萌果、小豆畑雅一、伊東潤、松川真也、古谷陸、岡本大樹わ
2018年、青年座「砂塵のニケ」で初めて観た那須凛さん。それから何作か観ていますが、存在感のある役者さんになったなあーと思いました。
1幕ラストの掛け合い、2幕ラストのモノローグ見事でした。
伊東野枝という人を私は全く知らずに観劇しました。
17歳から28歳までの12年間。
無政府主義者であり、男女のあり方、結婚や貞操観念にまで絶対的自由を求めたノエ。驚くほど自由奔放、心のままに生き、3度結婚し7人も子どもを産み、最期は憲兵に殺害されたという壮絶な人生をとげたノエ。
物語は、故郷福岡県の実家に帰省したわずかな日々に凝縮されているのに、ノエという人の生きた12年間がそこにある。面白い観点の脚本だなあと思いました。
ワガママなノエを魅力的に、生命力あふれる人に作りあげた那須凛さん。
又他の青年座の方々、青年座をほぼ見ていないので知らない方ばかりですが、上手い方ばかりで、其々の人物が人間らしく、強かったり、弱かったり、滑稽だったりと魅力的でした。