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薬剤師の健やか更年期ナビ

ホットフラッシュ・不眠・イライラなどの更年期障害に悩む40代~50代の女性へ。アラフィフ薬剤師がやさしいセルフケアの選択肢をご提案します。

こんにちは。

薬剤師の安美です。

 

 

アンブロキソール(ムコソルバン)という痰の薬が不足している

 

 

という記事を書いた時に、

 

「もし、アンブロキソールを市販薬で代用するならどれになるのかな?」

と疑問に思ったので調べてみました!

 

 

 

 

結果として、

アンブロキソールだけの薬ってありませんでした。

 

市販薬の場合、アンブロキソール以外にも

・解熱鎮痛成分(イブプロフェン・アセトアミノフェンなど)

・鼻水に対する抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミン)

・咳止め成分(ジヒドロコデインリン酸塩、メチルエフェドリン)

などが配合されています。

 

シンプルな単一成分ってないんですね。

 

なので、処方薬のアンブロキソールのかわりにはなりません。

 

ただ、風邪などの感染症の方には役立つかもしれないと思いまとめてみました。

 

 

■アンブロキソールを含む市販薬

 

・エスタックイブファイン(錠・顆粒)

・エスタックEXネオ

・パブロンSゴールドW(錠・微粒)

・持続性パブロン錠

・パブロンセレクトC

・パブロンセレクトT

・パブロンエースPro-X(錠・微粒)

・ストナジェルサイナスEX

・コルゲンコーワIB錠TXa

・コルゲンコーワIB透明カプセルαプラス

 

 

この中で私が選ぶとしたら…

 

持続性パブロン錠かなと。

 

 

 

 

持続性パブロン錠を選んだポイントとしては、

 

・カフェインを含まない

 

・1日2回の服用でよい

 

というところです。

 

 

ただ、持続性パブロン錠も、

クロルフェニラミンを含むので眠気の副作用に注意は必要ですね。

 

こんにちは。

薬剤師の安美です。

 

 

先日、子ども達と一緒にみていたテニス番組、

「出川一茂ホラン☆フシギの会」

 

家電の特集だったんですが、

そこで、超音波のシミ取り機が紹介されていました。

 

思わず、テレビの音量を大きくしてしまいました(^-^;

 

 

学生時代、実験器具の洗浄につかっていた

超音波洗浄機。

 

まさか、シミ取り機として家電になっていたとは知らなかった…。

 

 

あ、シミといっても顔、肌のシミでなく、
洋服とかの汚れのシミの方です。

 

 

 

番組では、
一茂さんのキャップ(帽子)もきれいになっていましたね。

 

やはり超音波の威力は絶大のようです。

 

シミや汚れを取る仕組みとしては、
超音波によって水中で発生させた泡が破裂する振動波で汚れを引き剥がす

というもの。

 

 

「子どもの上履きの汚れも取れる」
と家電アドバイザー?の方が言っていてて

かなり魅力的。

 

 

確か、シャープ製と言っていたので検索してみたら、

こちらの製品でした。

 

 

 

シミ取り機 超音波ウォッシャー UW-X1

 

ふるさと納税の返礼品にもなってるんですよ。
すごいですね!

 

 

 

 

ただ、お値段がちょっとお高い。

軽く1万円ごえです。

 

 

別メーカーのTHANKO(サンコー)のトルンは半値くらいでしたが、

性能はどうなんでしょうか…。

 

 

 

 

やはりシャープとかメーカーのものがいいのでしょうか…。

 

どなたか使ったことがある方がいらっしゃったら、

教えてください!

 

毎日使うわけではなく、

必ず必要な物ではないけれど、

あると便利だろうなー、欲しいなーと思った家電でした。

 

 

 

こんにちは。薬剤師の安美です。

 

 

インフルエンザや風邪の流行で、

薬不足が続いています。

 

 

 

 

私の勤務先の薬局では、

痰を出しやすくするアンブロキソールが在庫切れ…。

 

患者さんにご迷惑をかけてしまいました。

 

 

 

 

アンブロキソールは、先発品でいうムコソルバン。

 

・気道液分泌促進作用

・線毛運動亢進作用

(細菌やウィルスを出す気道のはたらき=線毛運動)

といった働きがあります。

 

風邪やインフルエンザなどで痰がからむ、咳が出る時に、

咳止めなどと一緒に処方されることが多いです。

 

 

成分量で2種類あり、

15mgは1日3回、L錠45mgは1日1回の服用になります。

 

 

風邪やインフルエンザの方に処方できない!

というのも大変なことですが、

アンブロキソールは喘息の患者さんなど、

長期で服用している方も多いんですね。

 

 

というのが、

喘息になると、気道に慢性的な炎症が生じるため、

その炎症を保護するために粘液を出そうとする

=痰がきれなくなるという現象が起きやすくなります。

 

いつも服用している薬が手に入らない、

供給が不安定

というのは、患者さんにとっても心配なことだと思います。

 

あと、後発薬(ジェネリック医薬品)だと、

在庫の関係で、メーカーがころころ変わるのも心苦しいところ。

 

 

ジェネリック医薬品はどのメーカーでも主成分は同じですが、

薬に含まれる添加物が違うこともあります。

 

 

 
 
今回は、ジェネリック医薬品の別メーカーの在庫がたまたまあったので、
なんとか患者さんに薬をお渡しすることができました。
(ここ数年、こういう仕事の割合がかなり高くなっています(>_<))
 
 
急に寒くなって風邪などの感染症が増える時期、
供給が極端に崩れないことを祈るばかりです。
 
 

 

こんにちは。

薬剤師の安美です。

 

コロナ治療薬ゾコーバ、処方される医師も増えています。

 

ゾコーバについては、以前にも記事にしたことがありました。

 

 

 

 
 
その中でも指摘していますが、
 
ゾコーバは妊婦には禁忌(絶対に飲んではいけない)の薬です。
 
 
 
 
ゾコーバの添付文書にも、
「妊娠している女性又は妊娠している可能性のある女性には投与できない」と記載されています。
 

(動物実験で胎児に奇形を起こすことが確認されたため)

 

 

にもかかわらず、

ゾコーバを服用後に妊娠が判明したケースが報告されています。

 

(ゾコーバの製造販売元の塩野義製薬によると、

2023年10月までに妊婦への投与が計32例確認されているとのこと)

 

 

必ず奇形を起こすというわけではありません。

 

でも、ただでさえ不安定になりやすい妊娠中。

 

できるだけ不安の種、リスクは避ける方がいいに決まっています。

 

 

 

もちろん、私たち薬剤師は、

ゾコーバが女性に処方された場合、必ずチェックします。

 

でも、コロナに感染した時というのは、

通常とは違う状況にあるわけで、

 

体がしんどくて思い出せなかったり、

後からそういえば…ということもあるかもしれません。

 

 

妊娠の可能性があるということは、

性交渉の後に月経が来ていないという場合と考えることができます。

(避妊をしていても妊娠していないとは限りません)

 

 

体調が悪くてつらい状況だとは思いますが、

もし、思いあたることがある場合には、ゾコーバを絶対に飲まないでください!

 

 

ちなみに、ゾコーバを服用した場合、

服用中+服用後2週間は避妊が必要です。

 

 

授乳中の場合も、
ゾコーバの服用中+服用後 2週間は授乳を避けるようにすると安心です。

 

こんにちは。

薬剤師の安美です。

 

 

今年の春に承認されたときから

ひそかに話題となっていた肥満症治療薬のウゴービ

 

ついに、11/22から保険適応となることになりました。

 

保険適応になる=医師の処方せんがあれば、調剤してもらえるということです。
(一般のひとは3割負担で)

 

 

 

 

ただし、「ダイエットしたいから欲しい!」というのはNG

 

 

ウゴービを処方してもらうには条件があります。

 

1:高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のうち、どれかの持病がある

 

2:BMI(肥満度を測る指標)35以上、
もしくは、BMI27以上で肥満に関する健康障害*、運動機能障害が二つ以上ある

 

*脂肪肝、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、月経異常など11項目

 

 

ただ太っているだけの肥満ではなく、

肥満症という病気に対して処方されるというわけです。

 

 

肥満症

肥満による11種の健康障害(合併症)が1つ以上あるか、

健康障害を起こしやすい内臓脂肪蓄積がある場合に診断され、

減量による医学的治療の対象になります。

BMIが35以上の場合、高度肥満症となります。

一般社団法人日本肥満学会より引用

 

ちなみに、BMI25以上から肥満とされます。

 

 

肥満症治療薬ウゴービ(一般名:セマグルチド)は注射剤(皮下注)です。

 

週1回、注射する必要があります。

 

 

GLP-1受容体作動薬と呼ばれる種類の薬です。

 

この種類の薬は、
インスリンの分泌を促して血糖値を下げる働きがあり、

糖尿病治療薬としてこれまで使われている歴史があります。

 

 

簡単に説明すると…

 

GLP-1はインクレチンと呼ばれるホルモンのひとつ。

インスリン分泌を促進するはたらきがあり、

食事をして血糖値が上がると小腸から分泌されます。

 

(食事をしていないとき=血糖値が高くない時は
GLP-1は分泌されず、インスリンも出ない)

 

 

ウゴービなどのGLP-1受容体作動薬は、

体の中でGLP-1と同じ働きをします。

 

 

そして、このGLP-1というのは、

膵臓でのインスリン分泌だけでなく、

胃腸や脳、心血管系などなどいろいろな臓器でも作用すると考えられています。

 

その中のひとつとして、

脳の満腹中枢に作用して食欲を抑制する、

胃のぜん動運動を抑制して体重減少する、

とされています。

 

 

ウゴービはこの作用にフォーカスした薬といえます。

 

 

説明してきたのでわかると思いますが、

空腹時は作用しないとはいえ、

血糖値を下げる働きのある薬です。

 

ただのダイエットに使うには、普通の人は抵抗を感じると思います。

 

 

あと、ウゴービには低血糖以外の副作用もあります。

 

添付文書で5%以上にみられる副作用として以下のものが挙げられています。

 

・食欲減退

・頭痛

・悪心、下痢、嘔吐、便秘、消化不良、おくび、腹痛、腹部膨満

 

とくに、胃腸障害が多くみられるようです。

 

 

 

私なら、薬に頼らずに、食事や運動などでダイエットしますが、

注射するだけで痩せる

というのは魅力的なんでしょうねー。

 

 

同じGLP-1受容体作動薬である糖尿病薬マンジャロが、

適応外使用(美容・痩身・ダイエット等)のために、供給不足になっています。

 

私の勤務先の薬局でも、

継続処方だけで、新規処方はできない状態です。

 

 

ウゴービの保険適応でどう変わっていくのか…

 

薬はリスクですから、よく考えてほしいものです。