市販の痔の飲み薬(西洋薬・漢方薬)の選び方 | 薬剤師の健やか更年期ナビ

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薬剤師の安美です。

 

前に、ヘモリンド舌下錠という

市販の痔の飲み薬について解説しました。

 

 

 

 

痔の薬というと、

塗り薬や座薬が一般的。

 

ポラザGとかボラギノールとかですね。

 

でも、痔の飲み薬って

ヘモリンド以外にもいろいろあるんです!

 

痔のなかでもいぼ痔(痔核)といって、

肛門あたりが腫れて出血したり、痔核が外に出た状態に使われる薬です。

 

医療用(処方せんが必要な薬)と市販薬があるので、

分けて説明しますね。

 

市販薬の選び方についても書きたいと思います!

 

いぼ痔の飲み薬(内服薬):医療用

 

・ヘモナーゼ配合錠(ブロメライン・トコフェロール酢酸エステル配合剤)

→炎症を抑える+血行を促進する

 

・ヘモリンガル舌下錠(静脈血管叢エキス)1回0.18mgを1日3回舌下投与する。

→血液循環を改善する

 

・ヘモクロンカプセル(トリベノシド)

→血液循環を改善、傷の治りをたすける。

ボラザG軟膏にも配合されている腫れや痛みに効く成分と同じ。

 

痔の痛みや腫れに効きますが、どれもステロイドではありません!

 

 

市販薬は西洋薬から漢方薬、そのハイブリッドまでバラエティー豊かです。

 

いぼ痔の飲み薬(内服薬):市販薬

・ヘモリンド(静脈血管叢エキス)

医療用のヘモリンガル舌下錠と同じ成分量です。

前に詳しく書いたので、今回は省略(^-^;

 

 

 

 
・内服ボラギノールEP

3種類の生薬エキス(ボタンピ(牡丹皮)、セイヨウトチノキ種子、シコン(紫根))とビタミンE酢酸エステルが有効成分で、
血液循環を改善し、炎症を和らげます。
 
顆粒タイプです。
 
いぼ痔だけでなく、きれ痔や痔出血にも効果があります。
 
 
・乙字湯(おつじとう)

痔の漢方薬として有名です。
血流をよくして痔のうっ血をとったり、脱肛に対して筋肉の緊張を高めたりし、
ダイオウ(大黄)による便秘改善も期待できます。
 
いぼ痔だけでなく、きれ痔や便秘、軽度の脱肛にも効果があります。
 
 

・内服用ジーフォー

 

痔の出血に効くカルバゾクロム

血行をよくしてうっ血を改善するセイヨウトチノミエキス

乙字湯加大棗エキス
ビタミンB2、トコフェロール酢酸エステルといった成分を含みます。

 

 

 

 

漢方薬成分も含まれていますが、
普通の白い錠剤です。

 

いぼ痔だけでなく、きれ痔や痔の出血にも効果があります。

 

 

市販の痔の飲み薬の選び方

 

 

痔の市販薬の飲み薬のうち、

 

ヘモリンド舌下錠はいぼ痔にしか効果が認められていません。
 

内服ボラギノールEPや漢方薬の乙字湯、内服用ジーフォーは、

いぼ痔だけでなく、きれ痔や痔の出血などにも効果が認められています。

 

「自分の痔がいぼ痔なのか、きれ痔なのかわからないけど、

市販の飲み薬をのんで様子を見たい」

という時は、内服ボラギノールEPや漢方薬の乙字湯、内服用ジーフォーを選ぶといいですね。

 

もともと便秘があるという方は、

瀉下(しゃげ)作用あるダイオウを含む乙字湯か内服用ジーフォーがおすすめです!