片頭痛薬のトリプタン系は市販薬にもある? | 薬剤師の健やか更年期ナビ

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薬剤師の安美です

 

梅雨のせいか、頭痛の患者さんも増えていますね。

 

 

 

 

患者さんからよくある質問のひとつ。

「ロキソニンじゃなくて、片頭痛の薬は市販薬にもありますか?」

 

 

片頭痛の薬というのは、トリプタン系の薬のこと。

 

片頭痛発作が始まったときにすぐのむ薬(頓服)です。

 

片頭痛に特化した薬です。

 

以下のような薬があります。

(成分名、ジェネリック、後発医薬品名)

 

  • イミグラン(スマトリプタン)
  • ゾーミッグ(ゾルミトリプタン)
  • アマージ(ナラトリプタン)
  • レルパックス(エレトリプタン)
  • マクサルト(リザトリプタン)

飲み薬だけでなく点鼻薬や注射剤といった剤型もある薬もあります。

(吐き気がひどくて服用できない時に使える)

 

ただ、これらの片頭痛薬は全て、市販薬にはありません。

 

処方せんが必要な医療用医薬品です。

 

 

どうして市販されない(スイッチOTCにならない)のかは、

いろいろ意見があるかと思いますが、

やはり、「片頭痛」の診断を適切にする必要があるからという点があると思います。

 

頭痛=片頭痛とは限らないですからね。

 

日本頭痛学会によると、片頭痛は以下のように定義されています。

 

片頭痛による頭痛は,発作的に起こり4~72時間持続し,片側性のズキズキと脈打つような拍動性の痛みを特徴としています。

片頭痛の名称の由来は片側が痛むこととされていますが,実際には4割近くの患者さんが両側性の頭痛も経験されています。

また,非拍動性の片頭痛発作もあります。

頭痛発作中は感覚過敏となって,ふだんは気にならないような光,音,臭いを不快と感じる方が多いようです。

また,吐き気や嘔吐を伴うことも多く,階段昇降など日常的な動作によって頭痛が増強するため,寝込んでしまい学校や仕事に支障をきたすこともあります。

日本頭痛学会HPより引用

 

片頭痛の患者さんの訴えを聞くと、

 

・ひどい吐き気

・こめかみがズキンズキンする

・目がちかちかする、眩しく感じる

・首や肩が固くなる

 

という方が多いです。

 

一度片頭痛発作が始まってひどくなってしまうと、

薬を飲んでも治まらないと聞きます。

 

早めのタイミングで服用するのが大切です。

 

頭痛の予防薬としては使えませんが、

自分に合った片頭痛薬があると、急な片頭痛発作の時に安心です。