タケキャブはいつ飲むのか効果的? | 調剤薬局で働くママ薬剤師のお薬と子育て親育ちブログ

調剤薬局で働くママ薬剤師のお薬と子育て親育ちブログ

昭和生まれ2児の母でもある調剤薬局勤務の薬剤師が市販薬や病院の処方薬、薬の飲み合わせなどお薬のこと、大好きなコンビニスィーツや思春期の子育てで感じることなどの日常のアレコレを書いているブログです。

薬剤師の安美です。

 

 

最近、薬以外のブログ記事が続いて

久々に薬のことについて書きます。

 

 

私が機能性ディスペプシア(FD)と診断された時に処方されたタケキャブ。

 

 
 
タケキャブは過剰な胃酸分泌を抑える薬です。
 
P-CAB(カリウムイオン競合型アシッドブロッカー)といって、
タケプロンやネキシウムというPPI(プロトンポンプ阻害薬)よりも効果が強い
とされています。

 

 

さらに、ネキシウムなどのPPIは、効果が安定するまでに3日間ほどかかるとされています。 

 

ですが、タケキャブはのんで3~4時間で効果が安定するとされているんです!

 

というわけで、

胃の調子が悪い時だけに頓服でのむという使い方をすることもあります。

 

 

この時に疑問になるのが

「タケキャブはいつ飲むのが効果的?」

という服用タイミング。

 

 

ちなみに、タケキャブの添付文書の記載は「1日1回経口投与」。

とくに、服用タイミングについての記載はありません。

 

食事の影響もうけないことがわかっているので、

タケキャブの服用は食前か食後かというのは、どちらでもよい、あまり気にしなくてよいことになります。

 

 

 

胃の調子が悪くなってからタケキャブをのむのではなく、


「夜になると気持ち悪い」

「夜中に胃がムカムカして目が覚める」

という症状があるのであれば、

 

タケキャブの効果的な服用タイミングは、夕食前後か寝る前ということになると考えます。