こんにちは。
薬剤師の安美です。
花粉症の鼻の症状や蕁麻疹に使われる
抗アレルギー薬のビラノア。
以前にこちらの記事にも詳しく書きました。
ビラノアは食事の影響をうける薬です。
(吸収が悪くなります)
それでは、お酒(アルコール)の場合はどうでしょう?
一般的には、お酒と薬の飲み合わせはよくありません。
薬の種類によっては、
飲酒して体にアルコールが残っている状態で薬を飲むと
薬の効きめが強くなりすぎたり、副作用がでやすくなることがあるからです。
抗アレルギー薬とアルコールの飲み合わせについては、
お酒(アルコール)と薬の飲み合わせの注意点:抗アレルギー薬で書いたように、
同時に摂取することで、眠気や判断力の低下の副作用が強くなる
と言われています。
抗アレルギー薬のザイザルは、
添付文書(薬の説明書)の相互作用で併用注意と明記されています。
もっと前に販売された抗アレルギー薬、アレジオンは、
医療用のアレジオン:相互作用は該当なし
市販薬のアレジオン:「服用前後は飲酒しないように」と明記
となっています。
抗アレルギー薬の中で新しいビラノア、
添付文書の相互作用欄には
アルコールとの併用についてはとくに注意はありません。
眠気がほぼ起きない点からも
アルコールの影響は少ない抗アレルギー薬といえると思います。
ただ、いくら眠気の副作用が出にくいからといって、
ビラノアの服用前後で飲酒するのはよくないですね。
アルコールの影響を避けるために、
お酒を飲んでから3、4時間あけてビラノアはのむようにしましょう。
同じく眠気がでにくいアレグラやデザレックスも同じです。
また、お酒の飲み過ぎは、
花粉症や蕁麻疹を悪化させます。
症状がひどい時は、
薬の服用に関係なく、飲酒はほどほどにした方がいいですね^^
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