自転車で大陸を越えるブログ

学生のとき自転車で日本縦断、オーストラリア横断。一旦は就職したものの、会社を辞めて北米縦断。次に目指すは中南米縦断。このブログを通じて自転車で海外を旅する楽しさが、なるべく多くの人々に伝わればイイなぁ…と思っています。


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ちと、引用が長いかなぁ…とおもったけど前後を削ると意味がなくなる気がしたので段落をそのまま書きます。




若い頃には欲しいものはとりもなおさず、とうぜん自分のものになるべきだと信じがちだし、なにかが欲しくてたまらなくならば、手に入れるのが神からあたえられた権利だと思い込みがちである。その年の四月、クリス・マッカンドレスのようにアラスカへ行く決心をしたとき、私は情熱を洞察力と勘違いしていた未熟な若者であり、欠陥だらけのあいまいな理屈にしたがって行動していた。デヴィルズ・サム山の登頂は、うまくいっていない私の人生を根底から変えてくれるものと思い込んでいた。もちろん、結局は、ほとんどなにひとつ変わらなかった。ところが、はっきりわかったのは、山は夢の貧しい避難所として役立ってくれるということである。そして私は生きながらえ、自分の体験を話しているわけだ。


ジョン クラカワー, Jon Krakauer, 佐宗 鈴夫
荒野へ





北米に行く前に読んでカンドーした本だけど、もういちど読み返すとまた違う発見がある。僕にとっての自転車の旅が夢の貧しい避難所だとは思わないし、人生がうまくいっていないとも、旅が終われば人生が変わるとも思わないけど、登山家としてのジョン・クラカワーが感じた深い喪失感みたいなものが、今はすこしは理解できる気がする。


でも、誰になんと言われようとも、まだしばらくは情熱みたいなものを持ち続けていたいなぁ…と思う。僕はまだ過去を振り返られるほど歳をとっているわけじゃないんだし、オッサンの登山家に自分を重ねちゃうのはまだ早い。もちろんクリス・マッカンドレスのように死にたくもないけど。


(ところで『夢の貧しい避難場所』って原書でどう表現しているのだろう?)


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思うに、いかんともとしがたく、僕は”移動”という、魅惑的で不思議な感覚の中に身を置くのが好きなのだろう。そして、初めてみる風土であろうとも、景色であろうとも、それらはまるでいつしか失われてしまった愛しい体の一部であるかのように感じられることがあって、だから、長くそれらのものと離れた日常の中に埋没していると、耐えがたい喪失感のために正気を保つことさえ難しくなる。


僕にとって、旅は楽しみであるということと同時に、それ以上に、治癒を目的とした行為の意味を持つものなのだと思う。 


素樹 文生
上海の西、デリーの東


何度か読んでいるハズの本なんだけど、あらためて読み直してみるとミョウに惹きつけられる部分が多い。今まではスルーしちゃってたコトバが心のどこかに引っかかって離れなくなる。少しは僕も成長したってことなんだろうか。


ところで、僕にとっての旅の意味って何なんだろう。出発前もこんなこと言ってた気がするなぁ…。

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荒野へ

その日を摘め の2005年5月13日の文章を読んで、

『荒野へ』を衝動買いしました。深く引き込まれる本です。


1992年にアラスカの荒野で餓死した青年のお話。

僕にも思い当たるフシがありおりはべりいまそかり。

青年の気持ちが痛いほどよくわかる。


北米の地図を眺めながらじっくり読んでます。

いそいで読むのがもったいない。


なんにしても、死んじゃぁダメだよなぁ。


著者: ジョン クラカワー, Jon Krakauer, 佐宗 鈴夫
タイトル: 荒野へ
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志賀直哉の「暗夜行路」を読みました。


感想、、、、?????。


なぜこの小説が有名なんだろう。

僕にはまったく理解ができなかった。


大金持ちのボンボンの小説家が

自分の出生の不幸さとやらに立ち向かって

何気ない日常を生きていくだけの話。


ところどころにはっとするような一文があったりするけど、

結末もなんだか良く分からん。未完らしい。


「ひろし」のように出会う女の人にはすぐに恋心を抱くし、

(自分では質素なつもりなんだろうけど)豪勢な旅に出たり、

次々と引越しをしたり、女遊びをしたり。。。で、なんなんだ(怒)?


短編の「剃刀」「城の崎にて」「灰色の月」「朝顔」は

すごく面白く読めたけど、長編はニガテなのかな?


まあ、兎に角、どこが面白いのか分からない小説でした。

読むことが苦痛でしかなくて、惰性で読んでました。

読み終わるのに二週間ぐらいかかりました(笑)。


著者: 志賀 直哉
タイトル: 暗夜行路

* * *

今、坂口安吾を読んでます。面白いっ!
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今日は天気も良く、久しぶりに町へでた。

 

村上春樹さんの小説に出てくる料理のレシピ本を買ってしまった。

本屋さんで何気なく手に取ったその本をどーしても欲しくなって、

散々悩んだ挙句に2冊共(1と2がある)買ってしまった。

 

今度この本を見ながら何か作ってみよう。うひ。

 

著者: 台所でよむ村上春樹の会
タイトル: 村上レシピプレミアム
著者: 台所でよむ村上春樹の会
タイトル: 村上レシピ
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ホントにおうちゃくな書評です。

時間がないので一つ一つの本に対する感想は書きません。

中にはハズレもありましたが、ほとんどの本がお勧めです。

ハズレはどの本とはいわねども。

 

* * *

 

タイトル: 壜の中のメッセージ

著者: 山川 健一

タイトル: ライダーズ・ハイ

著者: 山川 健一

タイトル: みんな十九歳だった

著者: 山川 健一

タイトル: サザンクロス物語

著者: 山川 健一

 

著者: ダニエル キイス, Daniel Keyes, 小尾 芙佐
タイトル: アルジャーノンに花束を
著者: 開高 健
タイトル: ベトナム戦記
著者: 坂本 達
タイトル: やった。―4年3カ月も有給休暇をもらって世界一周5万5000キロを自転車で走ってきちゃった男
著者: 石田 ゆうすけ
タイトル: いちばん危険なトイレといちばんの星空
著者: ランス アームストロング, Lance Armstrong, 安次嶺 佳子
タイトル: ただマイヨ・ジョーヌのためでなく
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『正式には松本春綱先生であるが、センセイ、とわたしは呼ぶ。「先生」でもなく、「せんせい」でもなく、カタカナで「センセイ」だ。高校で国語を教わった。担任ではなかったし、国語の授業を特に熱心に聞いたこともなかったから、センセイのことはさほど印象には残っていなかった。卒業してからはずいぶん長く会わなかった。』
川上弘美 『センセイの鞄』の冒頭より。

川上弘美さんの『センセイの鞄』を読みました。すごくいい話で読み始めてすぐに物語の中へ引き込まれました。「センセイ」と主人公の「ツキコ」さんの話です。一つ一つのエピソードが印象的で、どこかギクシャクしたセンセイとツキコさんの会話が微笑ましく、ラストは泣きそうになりました。とてもいい本でした。久しぶりに読書で夜更かししました。

『蛇を踏む』『溺レる』であきらめなくてよかった。やっぱり何個かその作家の作品を読んでみないとわからないものですね。



著者: 川上 弘美
タイトル: センセイの鞄
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『モウリさんはいつもこんな調子で、私はそういうモウリさんが好きみたいだった。好きだから、うかうかと一緒に逃げはじめたのだった。小松菜と新聞紙はがさがさ鳴って、親切な雀の家は見当たらなかった。』
川上弘美 『溺レる』より。

前回に引き続き川上弘美さんの『溺レる』をよみました。一つの作品で一人の作家さんの評価をしたくないので、必ず一つの作家さんに対して3つ以上の作品を読むことにしている。以前読んだ作品の印象が良いのか悪いのかに関わらず。

んで、この『蛇を踏む』に続いて読んだ『溺レる』ですが、またもや「うぅ~ん」って感じで終わっちゃいました…。なんというか「ダメな女の人」の話です。偉そうにこんなこと言っちゃてゴメンなさい。でも、なんなんだろうこの話は…?太宰治の女性バージョンみたい(「女生徒」とかじゃなくて…)です。悪い意味じゃなくてですが…。でも僕の脳は女性の退廃した生活を理解できない。。。文章は、本当に気持ちいいぐらいスルスルと流れる。だけど、何も残らない。僕が女性じゃないからだろうか?僕にこの作品をキャッチするアンテナがなかったのだろう。残念だ。

…んで、この次に『センセイの鞄』を読みました…(つづく)。



著者: 川上 弘美
タイトル: 溺レる
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『夜のミドリ公園を抜けて部屋に戻ると、部屋はさっぱりと片づいていて、絨毯の中ほどに五十歳ぐらいの見知らぬ女が座っていた。さては蛇だなと思った。』
川上弘美 『蛇を踏む』より

川上弘美さんの『蛇を踏む』を読みました。僕の読む本の作者はとても偏っている。一つの作品を読むとその作家を深く掘り下げてみたくなるのだ。だからごく限られた作家の作品しか読んだことがない。それもいかがなものだろうか?…と思って、ちょっと気になっていた作家さんの作品を手にしてみた。それが川上弘美さんの『蛇を踏む』だった。

はっきりいって不思議な物語だ。気が付くと自分自身の中で登場人物がうまく動き回らないままに話が終わってしまった。「あれっ?」と思った。なんなんだろうこの話は…。ラストはスゴイことになってしまう。僕の想像を超えてしまっていた。頭の中で映像化できないのだ。この他にも『消える』と『惜夜記』という短編も収められていたけどまったく同じ感想だった。うぅ~ん。まだ川上弘美さんの作品を読むには早かったのかもしれない。でも、文章が簡潔で読むのが苦痛だったわけではなく、サラサラと僕の中を物語が流れていってしまった気がする。僕の受け入れ態勢が整っていなかったのだろう。惜しいことをした。川上弘美ファンの方スイマセン…。




著者: 川上 弘美
タイトル: 蛇を踏む
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”「いや、実を言うとね、僕は以前は犬だったんだよ」「からかってるのね」とトレイシーは言った。「いや、真面目な話さ」とグラバーは言った。トレイシーはあっけにとられたように、無言で夫を見つめていた。重く孤独を含んだ沈黙が部屋を満たしていた。時は親密さへと熟していった。トレイシーの目も和らいで、そこには気違いの色が浮かんでいた。”
『犬の人生』より

マーク・ストランド著 村上春樹訳の『犬の人生』を読みました。すごく読みやすい短編集で、訳者の村上春樹さん本人が書いてるんじゃないかと思えるぐらい、一歩引いた視点で流れるように物語が進んでいく文体でした。マーク・ストランド氏は元々詩人だったらしく、センテンス・センテンスがすごく綺麗で、個人的には『更なる人生を』『水の底で』『犬の人生』『殺人詩人』が面白いなぁ~と思いました。良い本を読みました。




著者: マーク ストランド, Mark Strand, 村上 春樹
タイトル: 犬の人生
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