「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」感想 | まぶたはともだち

まぶたはともだち

読んだ全ての本、マンガ、映画の感想を書いていきます。
最近はプロ野球もお熱です。

・映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園

 

 

カスカベ防衛隊の5人が評価が徹底管理されたエリート学園に体験入学。

推薦入学をとりつけたいカザマくんとしんのすけの間に温度差と不和が生じてくるのですが、ある晩突然カザマ君がアホになってしまった!

しんのすけたちは真相をさぐるべく探偵クラブを設立して独自捜査へ……

 

前作「ラクガキングダムと7人の勇者」を観たときにクドいほど思った、「真面目な悪役を出すな」というボクのクレームに完璧に応えたかのような、シリーズ最高級の超傑作です。

バカバカしさを損なわずもミステリーとしても上出来。探偵が5歳なのに推理ものとして成立させるのはすごい。

あとトンチキなキャラクターはうえのきみこに限る。

ギャグ・ミステリーだけでなく、「青春とは何か?」「エリートになるのって本当に幸せ?」という根源的な問いを5歳児の視点から突き付けてくるので、刺さる人は無数にいるはず。こういう題材で説教臭くならないのはセンスを感じます。

個人的な見どころはぼーちゃんの淡い初恋。全員ちゃんと活躍してるし、ケチのつけようがないわ。

 

あとクレしんの映画って、絶対メインのゲストを本業が声優の人にやらせるからいいよね。

阿月チシオ、普通なら適当な俳優にやらせて、適当にバラエティで番宣させるだろうに。広橋涼の声可愛かったな~。