「パルノグラフィティ」BEASTERSの原点があったりなかったり | まぶたはともだち

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最近はプロ野球もお熱です。

・パルノグラフィティ

kissという講談社の女性向け雑誌で連載していましたショートエッセイ集。

全1巻。

 

第1話で「私はごく普通の人間」と、言いつつ……

幼稚園のお絵かきの時間にサメ映画のスプラッタなシーンを描いて「違う絵を描こうか」と言われたエピソードを、5歳にして初リテイク!などとユーモアを交えて披露するなど、他人とまったく感性が異なるんだろうな~というエピソードが満載。

数か月前まで親父と同じ雑誌で相当レベルの高いシノギを削り合っていた、という唯一無二の経歴のルーツがここにあります。

 

自分をアヒルのくちばしをもつ半人間のように描いている一方で、父・板垣恵介を黒塗りのゴーレムのように描くなど独特のデフォルメも愉快です。

不思議と悪意はないのが伝わる描き方

 

あと学生時代にうどん屋でアルバイトをしたり、おじいちゃん子だったりと、レゴシの境遇には実体験が混ざってるんだな~ってのも分かったので、そういう意味でもBEASTERSファンにはおすすめです。