オフシーズン、来たる!「おおきく振りかぶって」33巻 | まぶたはともだち

まぶたはともだち

読んだ全ての本、マンガ、映画の感想を書いていきます。
最近はプロ野球もお熱です。

※32巻の感想はこちら

 

 

・おおきく振りかぶって #33

モモカン父「あと回転の問題で、打球にも投球のストレートと同じようにバックスピンを賭けたら飛ぶだろうということで、バットでボールを上から下にこするイメージもあったんだ

 だけどこの打ち方だと ボールを点でしか捉えられないと思ったことない?」

花井「あります!」

栄口「ありますよ」

花井「てかむしろ点でとらえることを目指すもんだと思ってました

 何でボールの軌道にバットを載せちゃいけないのかなってその方が当たるだろって思ってました!

モモカン父「うん ボールの軌道と水平に降った方が当たるよな それも一昔前は『後ろは小さく前は大きく』 つまりテイクバックは小さくフォロースルーは大きくと言われてたんだけど これはどうも違うぞってことになってきた 今主流なのはバレルスイングだ」

 

(中略)

 

田島「コーチ!後ろの方は下がってオーケーですか!」

モモカン父「田島が言ったのはインパクトの時 肩が斜めになるってことだよな」

田島「はいっ」

モモカン父「それも良くないと長年言われてきたんだけど ヒジを身体にくっつけて降るなら後ろの方は下げなきゃ無理だ

ヘッドが下がるといけないってのは 一つはさっきの話のバックスピンとは逆に この打ち方だと打球に横回転がかかると思われてるからなんだ 横回転がかかればまっすぐ飛ばないから切れてファウルになる

もう一つはフライは悪だという考え方だ 学生野球では守備のミスが多いことと打者に力がないことから ゴロの方がフライよりヒットになりやすい レベルが低いほどこの傾向があるよな

ヘッドが下がればアッパースイングになるからフライを打ちやすい そんなことからヘッドを下げるなと言われてるんだが

やってりゃ分かるよな 高めの以外のストライクは多少なりともヘッドを下げなけりゃ当たらないし エラー待ちでなくヒット狙うならゴロの方を避けるべきだ

肩が下がることもヘッドが下がることも気にしなくていい、大事なのはボールとバットを当てて、ボールに身体の力をぶっつけて飛ばすことだ」

(P90-95)

 

セリフだけ書き出すとクソ長いしつまらんな……

真剣に聞いてる部員の顔が書いてあるだけでなんでこんなにスッと頭に入ってくるんだ。

 

33巻は4市大会決勝を観戦したあと、モモカンの親父のバッティング指導を経て、中学生のスカウトがメインとなります。

あと浜田の留年の理由が判明したりとか、オフシーズンでもやることいっぱい、書くこといっぱい。

 

元帰宅部としては、テスト期間中は部活動が出来ないから個々でどういう練習するのか、というセリフが出てくるたびに、今更ながら運動部ってやばいなーって思います。今更ですけど。

テスト期間中に勉強以外のことをしないといけないなんて、想像できません!