・天気の子 #1~3
本編はもっと田中将賀の絵柄に寄せてます
アフタヌーンでやってました。
話の流れは全く同じなのですが細部の会話やモノローグが異なっており、脚本の粗が大幅に改善されています。
象徴的なのがラブホで帆高が指輪を渡すくだりで、指輪の入った箱を陽菜が「ハンバーガーの入った箱」に見立てるシーンがあるんですよ。
あまりにも自然すぎるのに見覚えが全くないという現象に戸惑い、思わず小説版を読み返してしまいましたよね。
また、状況に流されているだけに見えた帆高が比較的しっかり者に見えます。なぜ東京に出てきたのかを須賀さんに尋ねられ「嫌なことがあったわけではない」と答えていて、家出という名の逃避行ではありますが、決して「なんとなく」ではないことが示されていました。
まあ高校生の時のボクよりはしっかりしてますね。
特に最終回の須賀さんと帆高のやりとりは100%独自のものとなっており、クライマックスのニュアンスが全く異なり、救いさえ感じてしまいました。
これ映画見てつまらんって言ってる奴に読ませたいな~。
結末は全く同じだから、評価が変わらない可能性も十分あるけど。