カラブリア・テキト―旅行記
❷「カラブリアの素敵な海♪ 」
❸「あまり聞きたくない実情。。 」
❹「気分爽快な山歩き 」
❺「「悪魔の橋」に行ってきた。 」
❻「全身泥パックで妖怪気分 」
チェルキアーラから76kmほど離れた次の町(村)、
Papasidero(ぱぱしーでろ)に移動。
ヘアピンカーブの山道が延々と続き
車酔いが。。
ダンナのカヤック仲間の知り合いが
短期アパートを貸していて
一泊だけ泊まることに。。
ダンナがこの村を選んだのは
ラオ川(Fiume Lao)でカヤックをするため・・。
ラフティングでも有名な場所。
道路でよくこういう車が走っている。
川上までラフティング用のボートと人間を運び、
川下でまたピックアップするのである。
ラオ川。↓
翌日、朝、雨が降ってかなり寒かったので、
私と子たちはラフティングをするのを断念。
ダンナはさっさとカヤックしに行ってしまったので
私たちは町の中を散策。
ちょっとさびれた感のある、
ここも廃墟がところどころに目立つ街並み。。
村の建物全体が灰色で、ちょっとものがなしい。。
町はずれに素晴らしい聖所
(Santuario della Madonna di Costantinopoli 、コンスタンティノープルの聖母の聖所)があり、
街のボランティアガイドさんとしか入れないときいて行ってみた。
川にかかった橋を渡っていく、
断崖に立てられている。
川から見るとよくわかるが橋が2重になっている。
下の橋は中世後期に建てられた橋。
画像はhttp://www.papasidero.info/storia-del-santuario/より拝借。
この橋は教会の地下部分につながっている。
1600年代のペスト
(黒死病大流行の際は患者の隔離をするために
この教会の地下がつかわれたそうな。。)
教会の後ろにある石の蓋が通用口だそうだが現在は一般公開はしていない。
この聖所(教会)のは岩の上に書かれた聖母(と二人の聖人)の絵(17世紀)を
そのまま拝めるように建てられた。
コンスタンティノープルの聖母の右には司教、
左には大天使ミカエルがいる。
ガイドさんに聖所(教会)を見せてもらって、外に出て
橋をわたっていたら、ラフティングをする人々がいた。
その後、歴史ある礼拝堂(11~13世紀)へ・・(Cappella di S. Sofia, 聖ソフィアの礼拝堂)
フレスコ画(1500~1600年代)
左から、コンスタンティノープルの聖母、
聖ロッコ(聖ロクス、黒死病に対する守護聖人)、聖ビアージョ(聖ブラシウス)
左から、聖アポローニア、ピエタ、聖カテリーナ、聖ルチーア
左:聖ソフィア
右:聖パオロ、聖ペトロ
1600年代のペスト(黒死病)で村人の半数が死亡した際、
ペストからの治癒を願い、これらのフレスコ画が描かれたそうな。。