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”おかあさんとおじさんは、「ごめん」ばかり言う。なにかされたあとの「ごめん」は、言われて少し気持ちが楽になるものかもしれない。でも、なにかされる前の「ごめん」は、言われるとがっかりするものだ”
”「あなたは重い病気をしたことがないから、わからないのよ。健康なのは、とてもラッキーなことなのよ?人生でもっともラッキーなことだわ」イラっときた。「そうかな。ふつうだよ。クラスのみんなもふつうに健康だし、わたしよりラッキーな人はいっぱいいるよ。わたしなんて、本当のおとうさんは知らないし、お金持ちでもないし、美人でもかしこくもないし、なんのとりえもないじゃん。ぜんぜんラッキーじゃないよ」”
”詩乃が悪いわけじゃない。ただ、こっちが苦しんでいるときに、いつも楽しそうな詩乃を見ていると、腹が立ってきてしまう。恵まれすぎている人には、傷ついた人の気持ちが想像できないのかもしれない。詩乃はたしかに優しいんだけど、なんかウソっぽい。”
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すこし思うところあって児童文学書で気になったものを借りてみました。子ども向けとはいえ、主人公が当たり前に抱く、比較癖、嫉妬、優先順位、大人の事情などへの思いは、とても共感性の高い内容でした。
子どもから見える大人の世界、大人から見える子どもの世界。ぜんぜん違う。大人は本当になにもわかっていないんだなぁということに気付かされる本です。10歳以上くらい向けかな。もちろん私のような大人が読んでも感動します。ちょっと何度もうるっと来ました。
私は1日で読めました。軽い気持ちで読んでみたら、心が洗われるような思いになるのでよければおススメです♪
檜原有輝 ひばらゆうき スケジュール
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