劇場にて鑑賞。
10/10
「そして、バトンは渡された」などで知られる人気作家・瀬尾まいこの同名小説を、「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱監督が映画化した人間ドラマ。PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラを抑えられなくなる藤沢さんは、会社の同僚・山添くんのある行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。転職してきたばかりなのにやる気がなさそうに見える山添くんだったが、そんな彼もまた、パニック障害を抱え生きがいも気力も失っていた。職場の人たちの理解に支えられながら過ごす中で、藤沢さんと山添くんの間には、恋人でも友達でもない同志のような特別な感情が芽生えはじめる。やがて2人は、自分の症状は改善されなくても相手を助けることはできるのではないかと考えるようになる。映画comより
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なんとも温かい映画。生きづらさや、自分をどう扱っていいかわからない苦しさ。それらを抱えて生きることも大変さ。ちょっとお世話が必要な側になってしまった人にスポットライトがあたっている物語。ちゃんと生きたいと思っているからこそ、同情とか、おせっかいが逆にプライドを傷つけてしまうという厄介さが描かれていました。上白石萌音さんは上手いなー。松村くんも自然な演技でした。二人の空気感が絶妙で素晴らしい。何よりも会社の人たちの温もり。いろんな重荷を抱えた見守るとか偉そうなどという…押し付けではなく、一緒に共存するとはこういう事か。思い知らされた感じ。学校の教材で使ってもいいんじゃないかと思う作品でした。
先日に観た「PERFECTDAYS」で、あれこそ「生きるってこういうことなのよね」と周りで言っている感想と同じ意見を抱けなかった自分を落ち込んだけど…今回の作品こそ「生きるってこういう事なのかもしれない」とエンドロールに流れる映像をみながら、しみじみ思いました。こういう社会が作られていくといいな。広がっていくように心がけたいな。ぜひおススメです。
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