映画『ケイコ 目を澄ませて』のDVDを観ました。

 

 

 

 

『夜明けのすべて』を観たときに、この映画の作り方はなんとなく好きだな、と感じたので、同じ監督のこちらの作品も観てみました。

 

やはり、いいですね。

 

うまく言えないけど、とても「映画らしい映画」のように思うんです。← あくまで、「自分にとっての映画というもの」の解釈になりますけど。

 

言葉による説明が少なくて、人物の表情や周りの情景から、この人はいま何を思っているのだろう、とか、このワンシーンはどういう意味を持っているんだろう、とかいろいろと想像することになる。

 

その体験が、映画らしいなと感じるんです。

 

結論とか意味づけがはっきりとしてなくて、観た人がそれぞれ自分で持っていればいいんだというような。

 

この作品では、ケイコというボクサーが、ボクシングを続けようか、どうしようか、迷っているように描かれていました。

 

いま通っているジムが閉鎖することになって、いちおう次に通う新しいジムも紹介はしてもらったんだけど。

 

結局そこに行くことにしたのか、行かないことになったのか、はっきりとは描かれていない。

 

淡々と映画は終わる。「Life goes on…」て感じで。

 

そこに深いリアリティがある気がする。

 

結論なんて出ないまま、毎日、生きているよな、私たち… と。

 

 

思い返せば、『夜明けのすべて』のエンディングも、なんでもない日常の映像がみょうにいとおしく見えて、これずっと観ていたいなーと思っていたっけ。

 

どちらも、じんわりとおだやかな気持ちになれる映画でした。

最近、ラジオを聴いていたらバリ島のケチャ音楽が紹介されていました。

 

あまりにおもしろかったので聴き入ってしまって、気がつくと前後の回も探して聴いていました。

 

放送大学の『音楽・情報・脳』という番組でした。

 

以下は、自分用メモ。

 

 

https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2010/102043/201015046A/201015046A0004.pdf

 

 

 

 

 

 

これ系の(ケチャやガムランを用いた)音楽と言えば、大友克洋監督の映画『AKIRA』のエンディング曲がすぐに思い浮かぶのですが、

 

この研究のおおもとになっているのがまさしくその曲を作った方:山城祥二氏=大橋力先生だそうで。

 

ハイパーソニックエフェクトというおもしろい発見をされていました。

 

なんでも、人間の耳に聴こえない超高周波音(80khzとか100khzとか)が、耳には聴こえないが身体の表面から吸収されており、

 

脳深部(中脳間脳前頭前野・報酬系神経回路)の血流を増幅し、人の健康や幸福感にいい影響を与えているらしい。

 

熱帯雨林にはこの超高周波音が多く含まれているのに対し、現代の都会では20khz以下の可聴域の音しかほとんど検出できない。

 

そうした環境で心身を病むのは、人としては当たり前のことなのかもしれない。と示唆されていました。

 

 

いろいろと興味深いポイントやキーワードがありましたが、ひとつだけ。

 

フルートには可聴域の音しか含まれていないのに対し、尺八には、超高周波音が含まれていて、なおかつ「短い時間で持続的に変化し続ける非定常的な音」いわゆる「ゆらぎ音」が豊富に含まれているのだそうです。

 

琵琶とか、三線にも、あと長唄にも含まれているって言ってたと思う。

 

オペラとか、西洋のいわゆるクラシック音楽にはほとんど含まれていないのだそう。

 

(多分、音程や音の長さの正確さを追求してきた音楽だから)

 

おもしろいなと思って、ちょっと尺八を吹いてみたくなってきました。

映画『夜明けのすべて』を観てきました。

 

 

やさしさに満ちあふれた映画だと思いました。

 

それぞれに悲しみや生きづらさを抱えた人たちが、お互いをいたわりあいながら日々暮らしている。

 

淡々とした描写で、だけども丁寧に丁寧に人の心の動きをすくい上げているように感じました。

 

 

上白石萌音さん、声がいいな。話し方も好きだな。とてもかわいい。

 

しみじみとした余韻にひたれる、素敵な映画でした。

 

 

追記:個人的にとくによかったのは、「この会社のいいところ」を訊かれたオジサンたちが「いろいろあるんだけどねー」と言いながらあまりちゃんと答えないシーン。自然すぎて笑いました。

 

(その後の山添くんのインタビューも、あまりちゃんと答えになっていなかった 笑)

映画『カラオケ行こ!』を観てきました。

 

 

 

 

めっちゃよかったです。

 

最初から最後までテンポよく、役者さんの演技もよく、笑いもナチュラルでわかりやすく。

 

ほんのりBL風味なのも、私はよかったです。

 

もう1回観たいかなー。

 

 

今回、「応援上映」というのに初めて参加(?)しました。

 

 

 

 

 

 

都合のいい時間がたまたまその回で、何も考えてなかったんですが。

 

席に着くと、周りの方がちらほらサイリウムを持ってる。

 

前に座ってた女性が、近くの席の女性に「これよかったらどうぞ。『紅』のときに振ったりしてください」とサイリウムを渡してる。

 

知り合い同士なのかと思ったら、そうでもないらしく、単に予備を貸してあげてるみたい。

 

そして映画が始まったら、KADOKAWAのロゴマークが出たところで、さっきの女性が、

 

「カドカワー!!」って大声で叫ぶ。

 

まるで、花火のときの「たまやー!」みたい。

 

主人公1(綾野剛さん)の背中が映ると、「セクシー! 水も滴るいい男! 少しは隠せよー!」とか言ってはる。

 

立て続けの声出しに、ちょっとびびる。

 

ストーリーが進むにつれ、その女性だけではなく、座席のあちこちから、画面に向かって

 

「そんなことないよー!」

 

「その階段降りちゃだめー!」

 

「今なら引き返せるよー」とか声がかかる。

 

……なに、この衝撃的な空間。今までにしたことのない映画体験。

 

……観客の、心の声がダダ洩れになっている??

 

 

 

主人公2(齋藤潤さん)が教室で「おはよう」というと「おはよー」、

 

帰宅して「ただいま」といえば「おかえりー」と返す。

 

ご飯を食べれば「おいしい?」と尋ね、怯えていれば「怖かったよねー」と慰める。

 

主人公1が映ると、「足ながーい」って、何度も聞きました。

 

 

大半のお客さんは静かなのですが、つっこむお客さんは始終つっこんでいる。

 

お客さん同士、ツッコミで会話してたこともありました。(もちろん離れた場所に座っている)

 

おもしろい文化だなぁ……

 

映画自体、大阪が舞台で、役者さんも大阪弁で話していたので、ツッコミが入っても違和感がないというか、作品として成立しているように感じました。

 

前の席に座っていた例のお姉さんは、よく通る声で、ツッコミがうまかった。

 

多分何度も観てストーリーは熟知してはると思うのに、「教えて教えて」「どうしたん?」「何があったん?」と主人公2に声かけしていました。

 

すごく楽しんではるのが伝わりました。

 

 

エンドロールでは役者さんだけでなく、「和山先生(原作者)ありがとー!」「野木先生(脚本家)ありがとー!」の声もあちこちから上がって、拍手で終わりました。

 

映画館で拍手って普段しないけど、いいですよね、拍手。

 

ただ普段しない体験だけに、妙に疲れました。

 

 

今回何も考えずに応援上映に行ってしまったんですけど、これ初見で行くものではないなぁと感じました。

 

かけ声で、セリフが聞こえなくなることがあるんですよね。それはやはり残念です。

 

最初は静かに鑑賞して、そのあと応援上映ならもっと楽しめるかなと。

 

2回目は、普通の上映回のときに落ち着いて観たいかな。

 

 

京本さんの映画のパネル。3回撮ったのに、全部ぼやけていて泣く。

SixTONESさんの4thアルバム『THE VIBES(初回盤A)』ていうと、『DRAMA』と『House of Cards』が入っているバージョンです。

 

私は『DRAMA』の曲調が好きで、フルで聴きたく思っていました。

 

でも買うのはまだためらっていたので、試しに、宅配レンタルサービスを使ってみることに。

 

「ゲオ宅配レンタル」さんで。

 

以前、月額レンタルサービス(月に4枚借りれて1000円くらい)も使っていたことがありますが、今回はスポットレンタル。

 

レンタル開始前から予約ができるようなので、試しにそれを使ってみました。

 

スポットで予約すると、1枚1000円(送料込み)。高いなー。

 

まぁ発送が確定しないうちはキャンセルできるみたいだから、気が変わったらすぐにキャンセルしようと思っていました。

 

そんなにすぐ順番回ってこないと思うし。。

 

CD発売日は1月10日。レンタル開始日は1月27日。予約を入れたのは1月18日。

 

1月26日に、「発送しました」というメールが入り、え、はや!!と驚き。

 

キャンセル検討する時間的余裕はまったくなく、すぐさまCDが1枚ぺろんと届きました。

 

(普段スポットレンタルするときは、送料いっぱいまで枚数を詰め込むから、7枚入りの厚みで届くんだけど)

 

こちらもすぐさまPCに取り込んで、翌日返送。

 

うーん、スピーディ。だけど高いな。

 

とはいえ、新作のレンタルは1枚396円。送料は319円(7枚まで)。予約手数料が285円(合計で1000円)と考えたら、まぁ妥当かなという気もします。

 

ただCDレンタルって、付属のDVDはついてこないよね。当たり前かもだけど。

 

これを知らなくて、『ST』の音色盤を借りたときは、ユニット曲のDVDついてなくて結構がっかりしてたなぁ。

 

 

 

いまは、『THE VIBES(通常盤)』を、スポットレンタルで借りようとスタンバイしています。

 

月額レンタルサービスで予約をしている人が優先になるので、その人たちの順番が全部終わらないと、スポットの人は借りられません。

 

いまはこんな感じでずっと「貸出中」↓

 

 

「すぐ借りられる」にならないと、スポットの人は選択チェックを入れられないのです。

 

(またはチェックを入れて、1000円で「予約する」← でも順番がいつになるかはわからない)

 

このアルバムは現時点でジャンルランキング邦楽1位と出ているから、なかなか順番回ってこなさそう。。

 

 

でも、人気があるのはいいことですね。

 

私は通常盤は買ってもいいかなと考えているので、いつになったら「すぐ借りられる」状態になるのかな、とウォッチする感覚で見ています。