ということで続き。
この辺りはまたもや記憶なし。
雨が降ったりやんだりしていたと思う。止んだ時も多分あったんだと思うけど、降ってばかりの印象しかない。
身体は冷えてるし、オレンジの食べ過ぎwでお腹は痛くなるし、で体調もだだ下がりだった。
気持ち的にも一番弱っていた区間だと思う。
時々、走行する車からパシャっと水が飛んできて、余計に濡れる。歩道にも大きい水溜まりが出来ていて、避けるのも面倒になり、そのままばしゃばしゃと進む。
そして関門でもある84km平田町エイドへ到着。
通過時間は
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160602/23/mamechan37/8b/c5/j/o0800044913662677677.jpg?caw=800)
目標17時ちょうどに対して、10分の貯金を残し何とかクリア。
10km走るのに約1時間40分も掛かってしまった。
前のエイドでゆっくりしたし、途中も歩きがだいぶあった。
当然といえば、当然だった。
何故だか、Sくんにはここの通過時間を報告せず。
ここは商店街のようなところにエイドがあって、わたしだけでなく近いタイムの人がぞろぞろとやって来ていた。
あとは何とか粘って走れば、ゴールに間に合いそうですね!と、ランナー同士で励ましあう。
わたしは貯金時間が少なくなってしまい、焦っていた。
一息ついて、次にすすむ。
淡々と、でも時々やっぱり歩きながら確実に進む。
背中のゼッケンがとれかけていたので、自分でちぎってポケットに入れた。
そして、90km地点。
スクショは無いが、なぜかここでSくんにLINEしていた。
時間は17時34分。 6km走るのに40分以上かかった。
90kmでまたエイドに寄る。やめときゃいいのに、またオレンジを頬張る。
オレンジは本当によく食べたw
次の関門の95kmに向かって進んでいく。
90kmから95km。
本当に本当に長かった。このレースの中で一番苦しくて、長く感じた区間だった。
ちょっと走って、長く歩いて。ひたすらその繰り返し。
結構な人数に追い越されてしまった。
雨もなお引き続き降っていた。
そして何とか辿り着いた、最後のエイドで関門でもある95km遥堪エイド。
長かった。長すぎた。
到着時間は
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160602/23/mamechan37/6f/15/j/o0800044913662677692.jpg?caw=800)
目標18時半に対して、8分の貯金を残して突破。
5kmに一時間もかけて進んでしまう。
ここで最後のトイレに寄る。
エイドではもう何も飲まず、食べずだった。
SくんにもLINEで報告。
あと5kmだ。ようやく、ようやく、ゴールが見えてきた。
19時半までにゴール出来ればいいから、この距離だと歩いても何とか間に合うなーなんていう気持ちで、18時半までに通過出来ればいいという設定にしていた。
エイドを出るときに、自転車隊のお兄さんに『ビニール被りますか?大丈夫ですか?』と声を掛けられた。
一瞬迷って、
『いえ、大丈夫です』と答えた。
これで覚悟が出来た。
ここまで散々歩いてきたけど、ラストは絶対に歩かない‼
と強く心に決めて、いざスタート。
残りの5km。色々考えた。
よくここまで来れたなぁとか、脚もちゃんと動いてくれたなぁとか。
励ましてくれた人、応援してくれた人。
少しずつ、ゴールに近づいてくる。
距離表示が2kmごとになってくる。
ずっとここまで来るのに、ボランティアの人や町の人、交通整理の人、エイドのスタッフさん、たくさんの人が声を掛けてくれた。
その度に、『ありがとうございます!頑張ります!』と返しながらここまできた。
こんなどしゃ降りの中、ずーっと何時間も立ってサポートしてくださっていた(いやもしかしたら交替してたかもしれないけれど)事を考えると、何だか涙が止まらなかった。
ゴール近くのコンビニ辺りで、『あともう少し!頑張って!』と、声を掛けられた。
ラスト1kmは情けないけど、泣きながら走っていた。うまく呼吸が出来なかった。
だんだんと風情のある出雲大社の街並みが近づいてくる。
『横断歩道を渡って、下ったら右折ね!そしたらゴールだから!あと少しよ!』
そう、交通整理のおじちゃんにまた言われてさらに泣いてしまう。
何の涙かよくわからなかった。
嬉しいのか、終わってしまう寂しさなのか、何なのか。
横断歩道を渡り、少し下って、右に曲がる。
ゴールゲートが見えてきた。
ゼッケンナンバーと名前をアナウンスされる。スタッフの皆さんとハイタッチする。
わたし、号泣ww
『おかえり~‼』
アナウンスと共に、ゴールテープを切る。
95kmで決めた『ラスト5kmは歩かない』を意地で達成してやった。
長い、長い100kmが、ようやく終わった。
あと少し、続きます。
引っ張ってすみません。