もう1年最初の1ヶ月の後半に入りましたね。
そうこうしているうちに高校入試本番へ…。
娘(中3)は現在も自宅で淡々と受験勉強を続けています。
最後の定期テストもありますが、「もちろんちゃんとやるよ。」とのこと。
うんうん、この調子で頑張れ!
さて、長年せんせーをやっていると、学力面でも精神面でも「この子はきっと成長するなあ~」と感じる子供たちがいます。
まあ、中学入学時点である程度出来上がっていますが。
それでも、入学時は似たようなタイプの子供たちだったとしても、卒業時で大きく差がつくことはもちろんあります。
特徴① 人のアドバイスを素直に聞き入れる
これは特に学力面で言えることですね。
せんせーたちは子供たち自身が直接関わっている人(同級生や知人など)以上に大勢の子供たち(いわば「サンプル」)を見ています。
だから、「こうすれば大抵上手くいく・失敗する」というのが見えているんですよね。
その経験を踏まえ、効果的な勉強の仕方、逆にしてはいけない勉強の仕方をアドバイスします。
伸びる子はそのアドバイスをまず受け入れ、実践してみて上手くいけばそのまま使いますし、上手くいかなければ止めたり修正したりします。
逆に伸びない子は、とにかく自分のやり方(特に楽なやり方)にこだわります。
せんせーたちの目から見て明らかに上手くいっていないからいい方法をアドバイスしても、「余計なお世話!」として頑と受け付けません。
もうこの時点で差がついています。
茶道や武道などでいう「守破離」そのものですね。
※守破離…剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。(goo辞書より引用)
特徴② 保護者と子供のちょうどいい距離感
最近はやはり精神的に幼い子供たちが多くなっているように感じます。
そういう子供たちは甘やかされすぎている感じ、または指図されすぎている感じがします。
例えば、子供が寝坊して遅刻しそうなとき、車をもっていたらあなたは車で学校へ送りますか?
車で送らず自力で学校に行かせ、「寝坊して遅れました。すみませんでした。」と言うように注意しなきゃダメですよ。いつまでたっても大人になれません。
(でも、こういうことをする保護者、多いんだよなあ…)
逆に精神的に大人だなあと感じる子供たちは、保護者との距離感がちょうどいい感じがしますね。
保護者はちゃんと子供の話を聞く。でも干渉しすぎず、自分で考えさせたり決めさせたりする。
突き放しているようだけれど子供のことをよく見ているし、困ったときにきちんと手助けする。
あくまでも自分と子供は別人格だということを理解しているようです。
だから、私もこのような保護者の姿を参考にして子育てをしてきました。
(ただし、このような内面はもちろん生まれもったものもありますので、家庭環境が唯一の原因というわけではありません)
特徴③ 人の悪口を言わない、悪口に同調しない
誰がこう言った、言わないなど、学校で起こるトラブルは大抵悪口が発端になっています。
最近はSNS上で起こることが多いですが、それでも学校内でも相変わらずなくなりません。
まあ、大人(特にママ友仲間?)にも悪口好きな人がいますから、子供たちばかり責められませんよね。
成長する子供たちは自分でも悪口を言いませんし、他の人の悪口にも付き合いませんね。
もし誰かが他人の嫌がることを平気でする、悪口をSNS上で言いふらしているようなことがあれば、それとなく情報を教えてくれますし、自分が嫌なことをされれば相手の悪口を言いふらすのではなく、どう解決したらいいか保護者やせんせーたちに相談します。
「悪口」は否応なく引っ張られ、同調してしまいがちなもの。それに振り回されない心をもっている子供たちは成長すると言えます。
主な特徴はこんなところでしょうか?
せんせー歴が長いと子供たちをついこんなふうに観察する癖がついてしまいます…(苦笑)。