今回の管理栄養士国家試験で2問も出題された慢性閉塞性肺疾患(COPD)。
管理栄養士国家試験では、COPDは・・・
1.喫煙(受動喫煙でも)がリスク因子。
2.1秒率が低下する(息を一気に吐き出せなくなる)。
3.肺の過膨張が生じる。
4.安静時代謝(もちろん基礎代謝も)がアップするので痩せる。
5.肺に負担をかけないように、代謝されて二酸化炭素を生じる糖質の摂取を減らす。
なんて風に覚えます
ま、これはこれで正解なのですが・・・
先日、COPDの食事療法の権威の先生にお会いして(ホテルのロビーまでおしかけて)、1時間位いろんな勉強をさせて頂きました。先生ありがとうございました。
↑
ってここで、その先生にお礼を言っても、伝わらないでしょうが
すると、ちょっと様子が違うことが分かりました。
あ、もちろん上記1~5が間違っているわけではありません。
えっと・・・
まずは、
痩せてしまう原因。
国家試験では、「痩せてしまう原因は、安静時代謝のアップ」とならいます。
もちろんそれもあるのですが・・・
実際には、肺の過膨張により胃が圧迫されてしまい、食欲が落ちる!
というのがあるそうです。
意外と来年の国家試験で出題されるかも?!
COPDでは、肺の過膨張により食欲が低下する。〇か×か?みたいな。
それから、欧米ではBMIが25以上のCOPDの患者さんが沢山いるみたい。
元々BMIが高いってこともありますが、それだけじゃないかも?!
そして、食事療法。
もちろん低糖質が良いに決まってるんですが、現場ではなかなかそうはいきません。とのこと。
では、COPDの食事療法はどうするか?
COPDを全身性の炎症疾患ととらえ、炎症を抑制するような食事を心がける。
これが、最新の食事療法だとのことです。
あ・・・ちなみに、「最新」というのは、「これが正しい!」という意味ではありませんよ。「今、そのように考えられている。」ということです。