老化によって摂食量が低下するメカニズム | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

25日に引き続き・・・26日も学会に参加しましたニコニコ

その中で面白かった発表。

それは・・・

「老化によって、なぜ摂食量が低下するのか?」を明らかにしようとした研究です。

あ、もちろん、消化管が弱るからなんでしょ?

だとか

そんなに運動しなくなるから、おなかがすかないんでしょ?

と言ってしまえばそれまでなのですが・・・

この研究では、

老化によって、摂食促進ペプチドが効かなくなる!ということが、老化による摂食量低下のメカニズムも?!ってことを提案していました。

摂食促進ペプチドっていうのは、NPYとかAgRPとかいう名前がついていて、脳から分泌されて、これが出ると、普通は「はらへった~」ってなるんです。

でも、老化すると、こういうNPYだとかAgRPだとかいう摂食促進ペプチドが出ても「はらへった~」ってならないんですって。

老化によって摂食量が低下するメカニズムが明らかになれば、いつまでのいっぱい食べて元気でいられるようになるかな?

なんて思いますニコニコ