出産は…6 | はじめのいっぽ

はじめのいっぽ

ブログタイトルは子どもが覚えてきた歌の中で好きな曲のタイトルからつけました。

優しいママに、素直な女性に一歩ずつでも近づけたらとの思いもこめてます。

妊娠が判明したのは4週に入ってすぐの頃。

少量の出血が3日間ほど続いたので病院へ行き事情を説明して

検査をしていただいた。

そのときはまだ4週だし、たいのうが見えなくても

問題はないと思っていた。


来週もう一度来てください。


といわれ、再受診。

でも、まだ、たいのうは見えず。


そして、その翌週にも同じ結果。


ここまでくると、さすがに私も何か違うのではないかと思い始めた。


そして、7週目。


「うーん、変だなあ」


という先生の声。


そのうちに、


「あー」


とため息交じりのような、なんともいえない空気になった。


「あのね、これがたいのう。

一応見えるんですけど、場所がイマイチなのよね」


着替えを済ませ、先生の待つ場所へと移動。


「これが子宮だとして、普通はココやココにあればいいんだけど

あなたの場合はこの辺で、かなり、危ない状態。

子供の大きくなる方向によって、母子共に危なくなる状態だから

そのときはあきらめてください」


先生は逆三角形の絵をさらさらと描いて、

今あるたいのうの位置を教えてくれた。

それは、子宮内とはいえ、状況的には子宮外妊娠に近い。


「子供の成長によるから、今どうこうするとか言うことはできないので、

何かあったら、また来て下さい。

うまく子宮内の下の方向に成長してくれればいいんだけど」

頭が真っ白になった。


せっかく、不妊治療をして授かったのに。


駄目になるかもしれない…。


その後、2週に1度の検診のたびに

今の状況はどうなのかと尋ねてみたものの

答えはいつも変わらず。


「まだなんともいえません」


その答えが


「もう大丈夫ですよ」


に変わったのは安定期に入る頃だった。