黄帝内経(こうていだいけい)のお話(2) | 神戸・元町の漢方薬店 翔貴(しょうき)のブログ

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「黄帝内経」は、伝説の帝王である黄帝とその師である岐伯との問答形式で、東洋医学の思想や養生について語られています。音譜音譜音譜

 

 

 

 

最初の篇である「上古天真論」では、黄帝が岐伯に、「昔の人たちは百歳まで元気に長生きしていたのに、なぜ今の人は五十歳くらいで皆衰えてしまうのだろう?」と尋ねるところから始まります。 

 

岐伯は、次のように答えますビックリマークビックリマークビックリマーク

「昔の人たちは養生の道理を理解し、陰陽の調和を大切にし、飲食には節度を持ち、労働と休息にも規律を守っていました。そのため、寿命を全うすることができました。しかし、今の人たちはそうではありません。酒を水のように飲み、異常なことを平常とし、酔っては欲望のままに行動し、精気を消耗して養生に反した生活をしています。また、労働と休息にも規律がありません。そのため、五十歳になる前に衰えてしまうのです。」

 

 

 二千年以上前の書物ですが、現代人にも耳の痛い指摘ですあせるあせる