神戸・元町の漢方薬店 翔貴(しょうき)のブログ

神戸・元町の漢方薬店 翔貴(しょうき)のブログ

神戸・元町の漢方薬店 翔貴(しょうき)のブログです。
日々の気づきや、症例を紹介していきます。

〒650-0022 神戸市中央区元町通3丁目1-1 メディカルビル翔貴1F
TEL.078-332-6965
定休日:毎週水曜日および第1・第3日曜日(その他不定休あり)

漢方専門薬店翔貴ホームページはこちら
https://www.pandade.com

コロナ禍から数年が経ちました。

現在、新型コロナウイルスは「ただの風邪」として扱われることが増えていますが、私たちの免疫の世界は大きく変わったように思いますビックリマークビックリマーク

 

 

 

 

特に、日頃から人の経絡を観察していると、 「病気が治りにくくなっている」「コントロールしにくくなっている」 という変化が顕著です目目

 

これは、まだ初期段階の話ですが、警鐘を鳴らしたくなるレベルです。

 

 

コロナそのものよりも、免疫へのダメージが問題

 

コロナ自体の症状は、確かに普通の風邪と大差なくなりました。

ですが、 体の中の「免疫の交通整理」に微細なダメージが残ることが問題です叫び叫び叫び

 

特に影響を受けているのがリンパマスト細胞などの免疫に関わる部分。

イメージとしては「リンパの流れが少し滞りやすくなっている」状態ですドンッドンッドンッ

 

この小さな変化自体がすぐに病気を引き起こすわけではありません。

しかし、私たちの体は常に、以前感染したウイルスや菌を喉や鼻の奥に抱え込んでいたり、細胞分裂の際に発生するイレギュラーな細胞(異形成)を監視し、排除し続けています。

その 「パトロール機能」「抑え込む力」が弱まっている」 のですゲッソリゲッソリゲッソリ

 

 

帯状疱疹が増えているのは、そのサイン

 

最近、帯状疱疹が増えているという話をよく聞きませんか?

これはまさに、免疫の抑え込む力が弱まっていることの証拠です。

 

今までは免疫がしっかりと押さえ込めていたウイルスが、「抑えきれなくなった結果」として症状として現れているのですショック!ショック!ショック!

 

これは帯状疱疹に限った話ではなく、「病気が治りにくい」「炎症が長引く」といった状態にも繋がっています。

 

 

慢性炎症が、持病や新たな病気を引き寄せる

 

抑えきれないウイルスや異常な細胞が増えると、免疫はずっと興奮状態が続きます。

その結果、炎症が慢性化し、炎症物質が体内で増加してしまいますメラメラメラメラメラメラ

 

この炎症物質は、 もともとの持病の悪化や、新たな病気の発症リスクを高める要因 になりますビックリマークビックリマークビックリマーク

 

最近、 「前立腺がんが見つかった」という話をよく耳にするようになった と思いませんか?

 

これも、 以前は抑え込めていたものが、抑えきれなくなった結果 だと考えられます。

 

目に見えている症状は 氷山の一角 に過ぎません。

その下では、 免疫のバランスが崩れ、さまざまな病気が進行しやすくなっている のです叫び叫び叫び

 

 

未病のうちに整えることが大切

 

今、私たちに必要なのは 「病気を未然に防ぐ力=未病のケア」 です。

症状が出る前、もしくは 症状が軽いうちに対策することが、健康を守る鍵 になります音譜音譜音譜

 

体調の変化を敏感に察知し、 免疫の流れを整える習慣 を取り入れることで、病気のリスクを減らすことができますひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

 

当店では、 このような「未病の段階」でのケアがとても大切だと考えています合格合格合格

 

「病気になってから対処する」のではなく、 なる前に整えることが本当の健康づくり ですビックリマークビックリマークビックリマーク

 

 

体調のちょっとした変化や、なんとなくの不調を感じたときこそ、 適切なケアを取り入れるタイミング ですひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

未病のうちにしっかりとケアをし、 「病気を未然に防ぐ力」 を取り戻していきましょう音譜音譜音譜

今年の花粉は特に厳しく、抗アレルギー薬を飲んでいるのに「効きが悪い」「まったく効かない」という声をよく耳にします。

 

なぜ、いつもの薬が効かないのでしょうかはてなマークはてなマークはてなマーク

 

 

 

 

その原因のひとつとして 黄砂慢性副鼻腔炎(蓄膿) の影響が考えられますドンッドンッドンッ

 

 

◆ 副鼻腔炎と花粉・黄砂のダブルパンチ

もともと軽い副鼻腔炎がある人は、普段は「鼻が詰まりやすい」「鼻水が出やすい」程度で大きな症状は感じにくいもの。

しかし、花粉や黄砂が飛散すると、アレルギー反応とは別に粘膜が直接刺激され、炎症を起こしてしまう のですメラメラメラメラメラメラ

 

この場合、 抗アレルギー薬だけでは対応できず、症状が改善しにくいことが多くなります

 

 

◆ こんな症状には「粘膜の炎症を鎮めるケア」を!

もし「抗アレルギー薬を飲んでもスッキリしない」と感じるなら、 昔ながらの抗ヒスタミン薬配合の鼻炎薬や、 粘膜の炎症を鎮める漢方薬を併用するのがおすすめですひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

 

たとえば、

 金羚感冒散(きんれいかんぽうさん) 、 銀翹散(ぎんぎょうさん)

→  粘膜の腫れ、のどの痛みや熱を伴う炎症に

 

といった漢方薬を加えることで、症状の改善が期待できます合格合格合格

 

 

◆ 免疫も疲れ気味?今こそ体のケアを

最近は、花粉・黄砂・ハウスダストなどの刺激が年々増し、人間の免疫システムや肥満細胞(アレルギー反応に関わる細胞)が限界に近づいているようにも感じます爆弾爆弾爆弾

だからこそ、単なるアレルギー対策だけでなく、 体の炎症を鎮め、粘膜を守るケア を意識することが大切です目目目

 

「薬が効かない…」と諦めず、症状に合った対策を取り入れて、このつらい時期を乗り切りましょうビックリマークビックリマークビックリマーク

「お尻や太ももがしびれる…」「長時間座っていると痛みが増す…」

そんな症状に心当たりはありませんか? 

それ、坐骨神経痛かもしれません。

 

坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びる「坐骨神経」が圧迫されることで起こる痛みやしびれの総称です。

 

 

坐骨神経痛

 

 

今回は、その原因や症状、そして漢方を活用した改善方法は?

 

坐骨神経痛の主な症状

• 腰やお尻、太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれ

• 片側の足に症状が出ることが多い

• 歩くと悪化し、休むと和らぐ(特に脊柱管狭窄症の場合)

• 長時間座ると痛みが増す(特に椎間板ヘルニアの場合)

• 重症になると、足の筋力低下や排尿障害が起こることも…

 

このような症状がある場合、早めに対策を取ることが大切ですビックリマークビックリマークビックリマーク

 

なぜ坐骨神経痛になるのか?

 

坐骨神経痛の多くは、腰の不調が原因です叫び叫び

日頃の姿勢や動作のクセによって腰に負担がかかり続けると、筋肉が凝り固まり、神経を圧迫するようになりますメラメラメラメラメラメラ

 

その結果、痛みやしびれが現れるのですビックリマークビックリマークビックリマーク

 

つまり、根本的な改善には腰のケアが欠かせません!

 

 

漢方で坐骨神経痛を改善!一般的な処方!!

 

坐骨神経痛は、東洋医学では「気血の滞り」や「冷え」、「湿邪(余分な水分)」が関係していると考えられていますひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

 

症状や体質に合わせて、以下の漢方薬がよく使われます。

 

桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)

→ 冷えによる痛みが強い方におすすめ

 

疎経活血湯(そけいかっけつとう)

→ 血流を改善し、神経痛を和らげる

 

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

→ 加齢や腎の衰えによる足腰の痛みに

 

八味地黄丸(はちみじおうがん)

→ 冷えやむくみを伴う場合にピッタリ

 

漢方は、体質に合ったものを選ぶことで効果が高まります合格合格合格

症状が気になる方は、専門家に相談してみるのもおすすめですひらめき電球ひらめき電球

 

坐骨神経痛の改善には「腰のケア+漢方」

 

坐骨神経痛の多くは、腰の不調が原因。

日頃から姿勢を意識し、無理な負担をかけないようにしましょう。

 

さらに、漢方を取り入れることで、体の内側から根本的に改善することができますビックリマークビックリマークビックリマーク

自分の体質に合った漢方を選び、早めのケアを始めてみてくださいね

 

あなたの健康な毎日を応援していますビックリマークビックリマークビックリマーク

花粉症の季節が本格的にやってきました叫び叫び叫び

 

花粉

 

 

くしゃみや鼻水、目のかゆみ…

つらい症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

 

 

漢方の視点から花粉症の原因を考えると、その背後には「風毒(ふうどく)」と呼ばれる外的な邪気が関係していますドクロドクロドクロ

 

これはウイルスや菌の影響を受け、体内に残った炎症が引き起こすものです。

 

たとえば、過去に引いた風邪や中耳炎、胃腸風邪、膀胱炎、カンジダなどがしっかり治りきらず、症状が表に出ないまま体の中に潜んでいることがありますガーンガーンガーン

 

すると、免疫は常に緊張状態になり、花粉などの異物が入ってきたときに過剰に反応してしまうのですメラメラメラメラメラメラ

 

これが、花粉症の正体ともいえます!!

 

かつての定番「小青竜湯」では効かなくなってきた?

 

以前は花粉症の対策として「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」がよく使われていました。

これは鼻風邪にも使われる漢方薬ですが、近年では効きにくくなっているケースが増えています。

その理由として、気候の変化や生活環境の影響で、風邪やアレルギーの質が変わってきたことが考えられます。

 

花粉症は、一時しのぎではなく体質改善を

花粉症の症状がひどくなるのは春だけかもしれませんが、体内では一年中、小さな炎症が続いている可能性がありますショック!ショック!ショック!

 

これは単なるアレルギーの問題ではなく、免疫の過剰反応や体内の炎症が引き起こす不調のサインドクロドクロ

放っておくと、血流の悪化やミネラル・エネルギーの消耗、さらには生活習慣病や老化の原因にもつながります目目目

 

つまり、花粉症の改善は、ただこの時期を乗り切るためではなく、健康な体づくりの第一歩なのですビックリマークビックリマークビックリマーク

 

漢方では、風毒を追い出し、過剰になった免疫を鎮めることで、花粉症の根本改善を目指します音譜音譜音譜

一時しのぎの対策ではなく、将来への投資として、今からしっかりと体質を整えていきませんか合格合格合格

「風邪かなと思って、家にあった葛根湯を飲んだんですが、全然治らないどころか、夜中に何度も寝汗で目が覚めてしまって…」

 

こんな相談を受けました。実は、これは 「脱汗」 という症状かもしれません目目目

 

脱汗とははてなマークはてなマークはてなマーク

 

葛根湯麻黄湯など、麻黄を含む漢方薬を飲んだときにまれに起こる副作用で、 汗が止まらなくなり、動悸やめまいを伴うこともある現象です。

 

「風邪には葛根湯!」とよく言われますが、

体質や体調によっては逆効果になることも あるんですビックリマークビックリマーク

 

 

なぜ脱汗が起こるの?

 

体質とのミスマッチ

 葛根湯は 「体力がある人向け」 の漢方薬。

 疲れて体力が落ちているときや、すでに汗をかいている状態で飲むと、体のバランスが崩れて発汗異常が起こることがあります。

 

自律神経の影響

 漢方薬は自律神経に作用するため、発汗のコントロールが乱れることがあります。

 

他の薬や体調の影響

 風邪薬や解熱鎮痛剤と併用すると、発汗調整機能が混乱することも。

 

 

脱汗が起こったらどうすればいい?

 

✅ 服用を中止し、体調の変化をチェック

✅ 体を温めて、自然に汗をかけるようにする

✅ 漢方医や薬剤師に相談し、違う漢方薬を検討する

 

 

「漢方だから安心」と思いがちですが、体質に合わないと逆効果になることもあります。

特に 子どもや高齢者、体力が落ちているとき は注意が必要ビックリマークビックリマークビックリマーク

 

「風邪っぽいからとりあえず葛根湯」という習慣、それはそれで利することも多いのですが誰でも彼でもOKというものではないことは覚えておいてほしいですひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

 

自分の身体や体調に合った漢方を選ぶことが、健康への近道ですね音譜音譜音譜