コロナ禍から数年が経ちました。
現在、新型コロナウイルスは「ただの風邪」として扱われることが増えていますが、私たちの免疫の世界は大きく変わったように思います
特に、日頃から人の経絡を観察していると、 「病気が治りにくくなっている」「コントロールしにくくなっている」 という変化が顕著です
これは、まだ初期段階の話ですが、警鐘を鳴らしたくなるレベルです。
コロナそのものよりも、免疫へのダメージが問題
コロナ自体の症状は、確かに普通の風邪と大差なくなりました。
ですが、 体の中の「免疫の交通整理」に微細なダメージが残ることが問題です
特に影響を受けているのがリンパやマスト細胞などの免疫に関わる部分。
イメージとしては、「リンパの流れが少し滞りやすくなっている」状態です
この小さな変化自体がすぐに病気を引き起こすわけではありません。
しかし、私たちの体は常に、以前感染したウイルスや菌を喉や鼻の奥に抱え込んでいたり、細胞分裂の際に発生するイレギュラーな細胞(異形成)を監視し、排除し続けています。
その 「パトロール機能」や「抑え込む力」が弱まっている」 のです
帯状疱疹が増えているのは、そのサイン
最近、帯状疱疹が増えているという話をよく聞きませんか?
これはまさに、免疫の抑え込む力が弱まっていることの証拠です。
今までは免疫がしっかりと押さえ込めていたウイルスが、「抑えきれなくなった結果」として症状として現れているのです
これは帯状疱疹に限った話ではなく、「病気が治りにくい」「炎症が長引く」といった状態にも繋がっています。
慢性炎症が、持病や新たな病気を引き寄せる
抑えきれないウイルスや異常な細胞が増えると、免疫はずっと興奮状態が続きます。
その結果、炎症が慢性化し、炎症物質が体内で増加してしまいます
この炎症物質は、 もともとの持病の悪化や、新たな病気の発症リスクを高める要因 になります
最近、 「前立腺がんが見つかった」という話をよく耳にするようになった と思いませんか?
これも、 以前は抑え込めていたものが、抑えきれなくなった結果 だと考えられます。
目に見えている症状は 氷山の一角 に過ぎません。
その下では、 免疫のバランスが崩れ、さまざまな病気が進行しやすくなっている のです
未病のうちに整えることが大切
今、私たちに必要なのは 「病気を未然に防ぐ力=未病のケア」 です。
症状が出る前、もしくは 症状が軽いうちに対策することが、健康を守る鍵 になります
体調の変化を敏感に察知し、 免疫の流れを整える習慣 を取り入れることで、病気のリスクを減らすことができます
当店では、 このような「未病の段階」でのケアがとても大切だと考えています
「病気になってから対処する」のではなく、 なる前に整えることが本当の健康づくり です
体調のちょっとした変化や、なんとなくの不調を感じたときこそ、 適切なケアを取り入れるタイミング です
未病のうちにしっかりとケアをし、 「病気を未然に防ぐ力」 を取り戻していきましょう