続!今更聞けない人へ!インボイス制度って?~インボイス事業者になるとどうなる編~ | 古川ひかり 経理会計を女性起業の味方に!数字嫌いの女性起業家のための経理代行サポート・記帳代行サポート

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インボイス制度の概要について書きました。

こちらではインボイス事業者になるとどうなるのかという

ところをもう少し書いていきたいと思います!

 

 こちらの解説はお一人で事業に取り組んでおられる

消費税免税事業者さんを前提にしたお話です。

 

 

 

  インボイス事業者になると?納税額UP!

 

まず一番最大のポイント!

インボイス事業者として

登録番号を取得しますと、

売上の規模にかかわらず消費税の納税義務者になります。

 

売上が月10万円だろうが、

どんな売上金額であっても、消費税を納税することになります。

 

目安としては利益の10%が納税にまわると思ってください。

収益赤字だったら、納税免れることがほとんどですが、

(人件費で赤字になっている場合は、

人件費は消費税上経費にならないため、

収益赤字でも納税する場合もあります)

そもそも赤字で大丈夫?って話ですからね。

ぜひ見直してほしいところです。

 

 

消費税の納税額は

自分の売上の消費税から

経費として払ってきた消費税を差し引ひて納税額が決まっていくのが

基本です。

青色申告特別控除のような

利益から○○円引けます!という特典はありません・・・

 

ですので

所得税はかからないけど

消費税は納税することになるということも想定されますので

やはり負担はUPすることでしょう。

 

 

 

  インボイス事業者の登録はやめられるの?

 

 

一度取得したけど、

やっぱりインボイス登録やめたい・・となった場合にも

登録を取り消すことがありますが

好きな時に辞めることができません。

2年縛りという制度がありますので

2回消費税を納税しないとインボイス登録をやめられないんですよ。

(令和5年10月~12月は例外あり)

 

そのため、インボイス番号を取得するかどうかは

2年単位で考えないといけないし、

慎重に検討する必要があると思ってます。

 

 

  インボイス事業者になると?請求書や領収書の記載事項が変わる

 

請求書や領収書にも記載ルールが明確化されています。

もし書き忘れてしまったら・・・

お渡し先がインボイス事業者さんですと、

経費の消費税として引いてもらうことができなくなってしますので

注意をしないといけません。

 

 

手入力で作成した領収書などには結構書き漏れが見受けられます。

これを防止するには・・・

請求書発行システムなんかを使うと予防できますよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

スモールビジネスで使いやすいのはこの辺でしょうか。

 

 

  インボイス事業者になると?経理作業が煩雑に?

 

インボイス番号を取得することにより

消費税の納税額を計算する必要がありますから、

経費を登録するときに「消費税の課税区分」

というものも気にしていかなければいけません。

 

たとえば、

通常は10%の税率を選びますが、

食品等軽減税率のものを経費にしたい場合には

軽減税率8%の税率を選ぶ!

みたいな作業が発生します。

 

入力作業に1項目増えるイメージです。

 

 

加えて、

消費税の納税額を決定する際に

経費の消費税として差し引くためには条件までつきます。

 

 

①領収書や請求書に記載されているインボイス番号が正しいものであること
 L登録番号が存在しているか逐一チェックが必要

②領収書や請求書に記載もれがないかしっかり確認すること
 L所定の記載事項が抜けていると、経費の消費税としては引けないというルール
  自分で修正してはいけないので、先方に再発行等の依頼をする必要があります。

③領収書・請求書がちゃんとそろっていないといけない
 L例外はありますが出金伝票でいいや・カードお支払明細あるからOK!ということは通用しません。
  カード利用のものは、お店でもらう領収書やカラーの利用明細書を保存しておく必要があります。

④宛名なし・品代といった領収書はダメ
 L②の記載もれに該当することになるのでこのような領収書は経費の消費税として売上の消費税からはひけません。

 

 

といった状況になりますので、

経理作業が少し細かくなっていきます。

 

消費税の申告も必要なので、

確定申告時には所得税の確定申告のほかに

消費税の申告というものを出すことになりますので

提出書類が増えます。

 

 

  インボイス事業者になると?なんかコストがあがる・・・

 

請求書発行のところでシステム使うとミスの防止になりますね!

とお伝えしましたが、

別料金だったり、新たに契約しないといけなくて

コストがあがることも・・・

 

 

また消費税の申告を作るためには

FreeeやMF確定申告は

ちょっと上のプランになってしまいますので

ここでもコストがあがることになります。

 

 

Freeeだったらスタンダートプランになりますので

月1980円(2023/8月現在・年払いの場合)のプラン

MF確定申告だったら月980円(2023/8月現在・年払いの場合)のプランになります。

 

一番安いプランが使えなくなりますので

会計ソフト使用料のコストがあがります。

やよいの青色申告は同一料金です。

ありがたい。

 

ということで消費税の申告が必要になることで

各システム使用料があがってしまう・・ということになります。

 

コストはあがりますが・・・

必要経費なので、やむを得ない・・

ここはケチっちゃだめですよ!

 

  インボイス事業者になると?プラスのことって?

 

なんだかマイナスのことばっかり書いてありますが

プラス面でいうと

信頼度が上がる点でしょう。

ちゃんとやっているんだなあという印象がありますよね。

 

また他社と比較された際に

価格面実力面で同じ内容だった場合

インボイス事業者の方にしようかなと検討材料のプラスになる可能性もあります。

 

 

  インボイス事業者になるのならないの?

 

事務負担やコスト面を負担してでも必要な状況であれば、

やはり登録番号を取得したほうがいいかもしれませんよね。

 

正直負担がなかなか大きくなりますので

なんとなく周りがとっているから・・・

よくわからないけど取得しちゃおうだと、

痛い目を見るかもしれません。

 

登録するもしないも

やはり制度としては理解していたほうが

いざ、検討するときに安心ですので

ぜひ、インボイスの概要は押さえておくことをおすすめします!

 

 

 

 

 

 

 

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