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近況など

久しぶりの書き込みです(ツイッターではちょこちょこつぶやいていましたが)。鳩山総理も始めたんですね。流行ってきました。

さて、近況のご報告です。

年末から年始にかけて修士課題論文の作成に明け暮れておりました。昨日、締め切りギリギリのところで何とか大学院事務室に提出を済ませ、無事に受理印をいただきました。残すところ口述試験だけです。ほぼ毎日自宅にこもりきりで、集めた膨大な資料の分析やら、追加の資料探しのために図書館に行ったりやら、また自宅に帰ってPCに向かう、の繰り返し。正直、疲労コンパイです。出来上がりはともかく、A4で70ページもの大作(?)を書いたのは初めてでした。いやあ、いい経験になりました。

 

先日、旺文社様から取材を受けました。『蛍雪時代』3月号に1ページで掲載の予定です。まだあったんですね、蛍雪時代(旺文社さん、スイマセン)。懐かしいです。「蛍雪」って言葉も使わないし、意味もしらない学生も多いと記者さんは嘆いていました。記事の内容は、「浪人は就職にどう影響するのか」といった趣旨になりそうです。

大学全入時代といわれ、いまや大学進学率は55%です。私学の収入の約8割が学生の入学金、1割が補助金だそうです。入学金頼みの収益構造では学生を集められない大学は当然に淘汰されていきます。現に学生が集まらず廃校になる大学が数校あります。今後は、さらに増えていくでしょう。

今春卒業予定の大学生の就職内定率が最低の73%という報道がありました。諦めて留年したり進学する学生もいると聞きます。株価につられて就職できたりできなかったり。新卒一括採用はそろそろ見直しの時期ではないでしょうか。

ごあいさつ

寅ドーム


2010年 新年明けましておめでとうございます。


平成も22年

振り返ってみれば20年前、1989年末の日経平均株価は最高値3万8915円

2009年末は3年ぶりの上昇とはいえ1万546円

1989年からは7割減、一貫してこの20年は右肩下がり

もうこれ以上我慢できない

20年も我慢してきたんだから、今年はぜひ反転の年としたいものです



本年もよろしくお願いいたします。


田中謙二

派遣規制強化で雇用は安定するのか

派遣法改正について、厚生労働大臣に労働政策審議会の答申がなされた。答申の概要は8項目あるが、影響が大きいのが以下の3点。
(1)登録型派遣は原則禁止
(2)製造業派遣は常用型派遣以外は禁止
(3)日雇派遣は原則禁止

詳細はこちら
http://haken-law.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-f396.html

改正の趣旨は、派遣労働者の不安定な就労実態の解消、労働者保護の強化。
さて、不安定雇用はなにも派遣労働に限ったことではない。アルバイト、パート、契約社員など非正規雇用者の身分は昔から不安定雇用者だ。いや最近では正規雇用だって安泰ではない。正規労働者であってもリストラにおびえているし、労働条件の切り下げは行われている。

リーマンショックによって、自動車メーカーの多くが大量に派遣契約を打ち切り、契約解除された寮住まいの派遣労働者が住む場所を失くした。報道では寮を追い出されたほとんどの人たちが年越し派遣村にあつまったと報道したことから、「派遣という働き方は悪いものだ」とのレッテルが貼られてしまった。

製造業派遣という仕組みがなかったとしても、彼らは契約社員として直接雇用されていたはずで、同じように寮を追い出されたはずだ。派遣は細切れでセーフティネット、例えば雇用保険などが機能しないという人がいるが間違いだ。雇用保険の加入要件は派遣か否かは関係ない。雇用の見込み期間と週の労働時間で加入するしないが客観的に決まるものだからだ。

派遣法が改正されたら不安定雇用は解消されるのだろうか。そうはならないだろう。法改正があろうとなかろうと、日本社会で非正規から正規へと雇用形態が移動するとは思えない。正規は今後さらに厳選されていくだろうし、それは新卒採用においても同じ。厳選採用はいっそう強化される方向だろう。

自分で職を決められない人たちに対して派遣会社は多くの仕事を紹介してきたことを忘れてはならない。求職者は、派遣会社のサービスを享受し自身のコストを負担することなく職に就いてきた。求職者に多くの雇用を生んできた派遣会社は法改正によって淘汰される。派遣業界は今後もM&Aを繰り返し、近い将来数社に淘汰されるだろう。圧倒的多数の弱小派遣会社は消滅していくのみである。

法改正されたら困るのは、自分で職探しができない求職者たちだろう。これが労働者保護になるとはどうしても思えない。雇用のチャンスを多くの求職者に与えてきた派遣会社の縮小を図るような改正法は問題だ。