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「マクドナルド事件」高裁で和解

今朝の日経新聞社会面によれば、マクドナルド社が「名ばかり管理職」を認め、未払いとなっていた残業代など、約1千万円を支払うことで和解したようです。

現役の店長が、会社を相手に裁判をすることは、今後の処遇に少なからず影響がでるでしょうから、大変勇気がいる行動です。店長のコメント(今後も店長として働いていくつもり。やりがいのある仕事です)から想像すれば、店長は職場が好きだからこそ会社の間違いを正したかったのでしょう。

『「不平不満があるなら、退職して言うのが筋だ」と全国店長会議の席で、経営側から批判された』と記事にありますが、これにはオドロキです。経営側とは誰を指しているのか記事からは不明ですが、それこそ筋違い。まあ、会社としては早く辞めてもらいたかったのが本音で、思わず感情的になって本音が出てしまったというところでしょう。

労使は対立するものではなく、共に成長していくものでありたい。不平不満にもいろいろな種類があって、見過ごせない不平不満であれば経営としてしかるべき解決を図ることが優先されます。問題が大きくなる前に問題を摘み取ることが危機管理の基本です。その対応を怠ると企業のブランドが大きく傷つくことになります。

マクドナルドのハンバーガーが何故その値段で販売できるのか。労務管理の面からもイロイロ考えさせられる裁判でした。

 

「フロム・エー」休刊

昨日の日経新聞朝刊。いつものようにコーヒーを飲みながら誌面をパラパラめくっていたら…「フロム・エー」休刊の記事。

1989年から2002年まで各地で「フロム・エー」の求人広告を売っていた。吉祥寺に始まり、神田、梅田、淀屋橋、明石、銀座。13年間で営業拠点は6箇所異動し、その内2年ほどは西梅田の関西支社で企画にもいた。私が掲載した求人広告を見ていったい何人の方が仕事に就いたのだろうか。「世の中に仕事情報を提供すことで世の中を変えたい」「仕事が人生を変える」そんなモチベーションで広告主を探し回った日々…

2002年40歳を機に退職した後、社名は株式会社リクルートフロムエーから株式会社リクルートHRマーケティングとなった。退職して7年、当時のご縁が現在まで続いている方々がいる。13年間という時は振り返ればアッという間だが、そこで得たものは貴重なものなかり。今の自分があるのもフロムエーがあったから…

「休刊」となっているが、実質は「廃刊」。フリーペーパー「タウンワーク」を創刊した時点でこの結果は分かっていた。よくここまで続いたというのが実感だ。書店から消えてしまうのは携わっていた一員としては残念だが、これも時代の流れ。

創刊以来27年、おつかれさまでした、そしてありがとう。

 

 

古奈屋のカレーうどん

古奈屋のカレーうどんはうまい。ちょっと辛みのある独特のどろっとしたルーが絶品で、我が家では夫婦ともに大ファンです。会社のホームページを見ると、経営理念は、『「ありがとう」を積み上げ、皆で幸せになろう』です。

ファンだっただけに今回の事件は残念です。経営理念が空しい…

カレーうどん「古奈屋」、残業代不払い容疑で書類送検 2009/ 3/12 asahi.com

従業員に長時間のサービス残業をさせていたとして、池袋労働基準監督署は12日、カレーうどんチェーン店「古奈屋」(本社・東京都豊島区)と同社の戸川貞一社長を、労働基準法違反(時間外、休日及び深夜の割増賃金不払い)の疑いで書類送検した。07年に同労基署が是正勧告したが従わず、悪質性が高いと判断した。
 調べでは、古奈屋は当時、残業代について1カ月に30時間を上限とする打ち切り制を導入していた。その場合でも、超過分については、残業代や深夜割増賃金を支払う義務があるが、不払いだった。
 07年4月~08年2月に働き、違反が確認された6人の正社員の事例では、残業が月100時間を超し、1カ月当たりの不払い残業代が約20万円にのぼる人もいたという。
 古奈屋は83年に東京・巣鴨本店を創業。現在は六本木ヒルズなど東京のほか、兵庫県西宮市などにも計13の直営店を展開している。(ここまで)

書類送検は悪質なケースで行われるのが一般的です。監督署の是正勧告に従わなかったのが問題を大きくさせました。ブランド(=信用)が大きく傷ついた。経営理念の言う所の「皆」には従業員は入っていなかったのでしょうか。

不払いも問題ですが、残業が月100時間を超えると健康が害される危険が出てきます。労務問題を甘く見た結果で、経営責任は厳しく問われなければなりません。