私の好きな現代の哲学者さんに、内田樹(たつる)という方がいらっしゃいます。

というか、この人くらいしか良く知らないのですが(汗)

凄い人だなぁと、本を読むたびに思います。その本を読むだろう人のレベルに合わせて、哲学的なことがらをきちんと書ける人なんです。頭が良いひとだなぁと思わされます。

そんな人の、ちくまプリマー新書での一冊がこれ。

『先生はえらい』です。


ちくまプリマー新書というのは、比較的新しく出来た新書で、中高生を対象にしているそうです。

なので、この本も中高生対象。分かり易いロジックを用いて書かれています。


題名、気になりませんか?


『先生はえらい』


すわ、教育論か?と思う。先生の権力の復古が云々という内容か?と身構える。

……違います。

読めば分かりますが、易しい言葉で「学ぶとはなにか」を筋道立てて書いてらっしゃいます。

語りかけるように、先生と生徒の関係を、恋人達の関係にひっかけて考えたり。

とにかく読みやすくて、自分の中のもやっとした膜が一枚ずつはがされていくような本です。日焼けした肌をむくような、そんな感じです(笑)


この人は、本当に凄いなぁと思います。

少しだけ、内田先生と一緒に哲学的なこと考えてみませんか?


先生はえらい (ちくまプリマー新書)/内田 樹
¥798
Amazon.co.jp



 


道行く人達
どこまでも
生きる為に


生と死との
交差点にて



生きている
今 ここで


 



図書館の片隅で偶然出会い、そして愛すべき一冊となった本。

どれだけ、そんな本がありますか?

そんな私の数少ない本の一冊がこちら、『恋におちた人魚』です。

アリス・ホフマン作、野口百合子訳。

発行 アーティストハウス

発売 角川書店


簡単なあらすじ。

暑い暑い夏。親友同士のクレアとヘイリーには悲しいことばかりだった。

夏の終わりにクレアが遠くへ引っ越してしまうことが決定し、いつも遊んでいたビーチ・クラブも閉鎖されることとなってしまったのだ。

そんなある日、ふたりはビーチ・クラブで遭難してしまった人魚を発見する。人魚アクアマリンは、ビーチ・クラブで働く美しい少年に恋をしてしまったという。

恋におちたアクアマリン。どんどん衰弱していく彼女を救うためにふたりが取った行動とは……?


これも、短いお話です。

だけど、とびきり素敵なファンタジー。大人でも楽しめるけれど、私は多感な年頃の少年少女に読んで欲しい本だと思います。

私も、読んだのはクレアとヘイリーとおなじように、「別離」を意識し始めた夏でした。

高校三年生の、どうしようもない別離。

だからこそ、親友なのに大人の都合で別れなければならないふたりの哀しさ、そして唯一別れても心の拠り所になるはずだったビーチ・クラブまで失ってしまう辛さが、身に沁みました。


クレアとヘイリー、ふたりはどうなってしまうのか?

そして、アクアマリンの恋の行方は?


別離を目前にした、少女達の成長の物語。

大好きな、何度も読みたくなるオススメの一冊です。


(アマゾンで検索しても出てきませんでした。絶版になったのかしら?)







今は、こうやってブログで詩や散文を書いたり、本を出版してみたり、最近ではPoetronica に参加させてもらったり。小さく小さく、活動をしているけれど。

いつか、どこかの小さな雑誌の隅っこでもいいから、詩やエッセイめいたものを書くお仕事がもらえればなぁと思いました。


お仕事。そう、お仕事として。

自分の仕事が評価されて。それでちょっとでもお金が入るような。

そういうお仕事。


どうすればそれが叶うか分からないけれど、私には大きすぎる野望です。

一体、どうすればいいのだろう?

もっともっと、ステップを踏むしかないのだろうか?

そのステップは何処まで続いてるのか?


わからないけれど、いつかの、私の大いなる野望です。







飛び込む水面 潜り込んで

吐き出す息吹 泡を産んで

声にならぬ檄 水底に沈み


このわたくしはどこまでがわたくし?


息つかぬ下降 暗闇に潜り

掴めと伸ばす 指先に触れ


水底の闇こそ 水面であった