081016_1729~01.JPG
 


石田衣良さんのブルータワーを読んで、夕焼けのことを思いました。
(ブルータワーの感想は、あとで書けたらいいなぁ)
空気が綺麗になればなるほど、茜は色をなくしていって、汚れれば汚れるほど壮絶な朱になるのだろうな、と。
それって、ひとつの救いみたいだなあ、と。

でも私は、茜が失われてもいいから、空気が澄んでいて欲しいな。
そうしたら、月は一層綺麗だろうから。


 
081016_0846~01.JPG
 


前々からある事実で、単にそれを意識したに過ぎないけれど、私の頭の中には言葉が、文字の羅列が、うねりとぐろを巻きながら、さながら旋律のように紡ぎ続けられている。思考をトレースする形で、或は私の行動と連動して。時には何にも関係なしに。つらつらと。
それはまるで、『むかしのはなし』のモモちゃんの頭の中にずっと綺麗な音楽が流れるように。
勿論、ずっとではない。音楽でいっぱいになる時もあれば、映像で満たされることもある。空っぽな時も、たまに。

一文字がひとつの音符。単語が一節。繋げれば旋律。
私は言葉の旋律に埋もれている。


 



ドラマは一切見ていないのですが、どうにも気になっていた『探偵ガリレオ』を、つい買ってしまいました。

こういう、流行に乗るように買ってしまうのって、本当は好きじゃない……


まぁ、それは置いといて。


名前の通り、推理モノ、と分類できるであろう作品です。

ですが、物理学者・湯川が活躍してみせるように、物理の力?を利用したトリックがほとんどだったりするので、自力で推理するのはかなり難しいと思います。

だから、気兼ねなく読めてしまえるというか。

普通の推理モノだったら、「犯人は誰だろう、伏線があったりするのかな……」等など、何故だか気を揉んで読まなければならなかったりするものです。でも、最初から科学や物理関係の知識が無ければ分からないものなんだなと割り切っていれば、そんな気を揉むこともなくてすむ……少なくとも、私はそうでした。


文章も、過度の装飾は施されていない、読みやすいものだと思います。けれど情景がしっかりと浮かんでくるのは流石です。

加えて短編形式なので、さらっと読めてしまいます。


湯川のキャラクターがなかなか面白いなと感じました。

物理学者というからインドアな雰囲気を受けていたけれど、実はバドミントンの腕前が凄かったりして。物理学者はこうだろう、というステレオタイプを踏まえつつも、そこだけに収まらない人間性を描くことで、彼が生きているんだなぁと感じました。


肩肘張らずに読める推理モノ、いかがでしょうか。


探偵ガリレオ (文春文庫)/東野 圭吾
¥570
Amazon.co.jp


081015_1955~01.JPG
 


辞書で『辞書』という言葉を見つけて、そういえば私は辞書が欲しいのだったと思い出しました。
辞書というか辞典かな?
類語辞典なんて、数年前からずっと欲しくて堪らないですし。
(値段が)高い、重い、場所を取る、の三重苦なものだから、なかなか手が出ないんだけれど。
いつか、いつか!

いつか、とたどたどしい夢を見るのです。


 



なにかをはぐくんで

なにかをいつくしんで

そのぶんだけ 愛 して


そうしてとぐろをまくあいせきを

りんねのとばりにおしあげる