寝不足の偏頭痛に憂う夜には

月はまるまると太って欠けることを知らない

クレーターが薄ら寒く影を落とすあの天上の黄金が

冥府まで照らしきるほどに強い光でもって

落ちてくる

落ちてくるよ

この私の頭上に

私は偏頭痛よりも禍々しい痛みを携えて

何処へか逃げよう

身を切る冷たさにいとも容易く私は異形の者となって

目の前の黄泉路に己の片鱗を見る

ひたひたと迫る恐怖を体現したものは

おぞましく笑うばかり

それに気をよくした月は白々しさを増して

私は地上の影に縫いとめられる

狙いを定めてやはりあの月は

私の頭上に落ちてくる

どう足掻いたって落ちてくる

逃れられないルナティックに

私はとうとう気が触れる




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密室に時雨の便りか偏頭痛


秋の暮ヒールの音がアレグロへ


天気と神経の関係性について、身をもって実感した今日この頃です。
夕暮れも早くなって、秋から冬への変化を感じます。温度も、「涼しい」から「寒い」になっているようだし。

やりたいこと、やらなくてはいけないことが多過ぎて、なかなか身動きがとれないでいます。
なんだかもどかしい。


 
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紅を差す傍らに落つ夕紅葉


夕影に染まらぬ眞白鰯雲


俳句。上手くない。
奥行きのある世界の表現というものは、難しいものですね。
俳文も憧れです。
俳句、短歌、どどいつに足を踏み入れたいと思いつつ。俳句はともかく、短歌やどどいつは恋愛経験がたくさんないと実にならないかもなぁ。


 
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雨のあと色濃く残る道の上 金木犀の香の如き君

雨の匂い。空気の湿り気。
負けずに香る金木犀。
雨の気配は涙を思わせ。花の芳しい香は慕情の強さを感じさせ。
これが、あい。


私に香の便りを寄越したのは、銀木犀なのだけど(笑)


 
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雨と云う雲にまぶされ眠る空 重ねた本の面影を見る

もう、忘れない。
たくさん重ねた本を手に、私は私の道を行く。