みんな歳をとる | 花鳥風月晴耕雨読~めざせアーリーリタイア、めざせ好々爺~

花鳥風月晴耕雨読~めざせアーリーリタイア、めざせ好々爺~

旧タイトル「34歳、無職です。」
→「東証一部上場企業の製品設計が最低賃金の警備員になった件」

50代で早期退職して、花鳥風月を
愛でて、晴耕雨読な余生を満喫する
事をめざすブログ。

光陰矢の如し。

歳をとるということのお話。


先日、ツイッターというかXでとある
つぶやきというかポストを見かけたの
でした。

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」と
いう言葉について、皆様いろいろ思う
所があるようで。

以下引用。


「若い時の苦労は買ってでもせよ」
 と言われますが、
 買い物と同じように「苦労の質」は
 選んだほうがいいと思います。

 質の悪い苦労は、ほとんど得る
 ものがなく、時間と労力の壮大な
 無駄づかいになります。

 特に他人から押し売りされる苦労は
 品質の悪いものが多いので、
 気をつけてください。


https://twitter.com/Japanese_hare/status/1614931163201802240


この言葉で検索をすると、だいたいが
否定的、悲観的な意見で返されている
様子なのです。


以下引用。


「若いときの苦労は買ってでもしろ」
 という人がいるのなら、
 その人に売ってさしあげても
 いいかなと思う。


https://twitter.com/itoi_shigesato/status/989909035464863744


さすが糸井先生。

言葉はやさしくキャッチーななかにも
シニカルを感じさせる絶妙な言い回し
なのです。


私も若い頃、この言葉が大嫌いだった
のでした。

自分がまだ苦労をしていない、とでも
言われているような気がして。

もっと苦労をしろ、と責められている
気がして。


私の昔の職場のお話。

私が新卒で入った職場の人員構成は、
課長1人、係長1人、社員6人
みたいな感じだったのです。


そこから10年程度も経ったころ。

世の中も、バブル崩壊やら少子化やら
景気低迷やら海外進出やらに加えて、
リーマンショックに東日本大震災と、
逆風渦巻く過酷な環境になっていった
のでした。

私が退職するまでの間には、別工場の
別部門との合併がありまして。

課長2人、係長2人、社員4名
みたいな構成となったのでした。


中堅の人間を海外拠点に出したり、
役職持ちにしたりしながら。

平社員の数はどんどん減らされて、
やる仕事の種類はどんどん増えて。

私も、元々自分の担当業務は継続する
なか、中堅の担当を引き継ぎし、かつ
新しい業務を次から次へ増やされて。

余裕はどんどんなくなる状況へなって
いったのでした。


こんなのを押し付けていい理由として
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」と
いう言葉を使われたのだとしたら。

それに耐えきれず退職する状況にまで
追いやられた身としてはなおのこと。

怒りすら湧くというものなのです。





ですが。


そこから更に10年も経過した現在、
若者へアドバイスみたいな事を考えて
みると。

オジサンの私から言いたい言葉は
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
になっちゃうんですね。


辛くて理不尽だと思っていた一部上場
企業戦士時代。





当時は辛かったのですが、その時得た
経験は、間違いなく今の自分の支えと
なっているのです。

その時の自分の考えなど、何と浅はか
だったのだろうか、と、自分で自分が
恥ずかしくなるのです。

平社員仕事だけやっていれば良かった
時代がどれだけ優しいものだったか。


部門の長、責任者というのは。
課の運営に監査に期首計画に人事と。

それこそ、私みたいなメンタル絹ごし
豆腐の輩も使っていかなきゃならず。

その上で、部門の運営も対応していた
のだなぁ、すごいなぁ、と思うのは、
若いウチは無理なのです。


やってもらう側の意見しか出ないのは
やってもらってるだけの輩なのです。

そういうのを担ってくれる上の人間に
感謝やら尊敬やら抱くようになるのは
そこそこの歳や経験を重ねてこそ。

そういうのまで感じるには「苦労」を
経験する必要があるのです。


責任者とかやったことないけどね…


あと、自分の仕事だけじゃなく。

親の有り難みとか。
社会を維持することの大変さとか。

自分がやっている分野以外の仕事を
している人の事を思いやるとか。

そういう所もわかるのを社会における
「苦労」と言うのです。


人の親になったことないけどね…


ま、親になってもわからん輩もいるし
子供を産めば誰でも親になれるって訳
でもないのです。

要は視野や考えの多様化とかのお話。

自分だけが苦労してるわけじゃない、
支えてもらって当然じゃないって事を
頭じゃなく心から思えるようになる。

それが、本当に苦労を経験して生きて
大人になるってことだと思うのです。


そもそも世の中、理不尽な人と状況で
溢れかえっているわけですからね。

その理不尽の中存在し続けていく事を
生きると言うのですからね。


上述の、上司や親や社会を構築してる
その他もろもろの者たちは「苦労」を
してくれていると言うこと。

それは自分も「苦労」を経験しないと
解らないものなのです。


こんなポストもありました。

以下引用。


 若い頃の苦労は、買ってでもせよ。

 若い時代に、
 この言葉を聞かされると、
 何か納得できないものを
 感じていましたが、
 何十年の歳月を経て
 人生を振り返ると、たしかに、
 与えられた苦労が、すべて糧に
 なっていることに気がつきます

⇒「風の便り」第26便/
 足に羽が生えるとき
⇒http://hiroshitasaka.jp/letter/8408/


https://twitter.com/kazuhito/status/1747803492436283619


そういうことよね。

もうひとつ。

以下引用。


「若い頃は苦労した方がいい」
 という説。

 あれは苦労してきた
 自分の過去を正当化するために、
 若者に押し付けてる価値観なので、
 無視していいです。

 若い頃は死ぬほど働けとか、
 そういうのほんとに
 死んじゃうから、自分のペースで
 いいんだよ。


https://twitter.com/thinkingoodol/status/1431223643212713988


HAHAHA!

こいつはとんだ甘ちゃんですね。





飲み会のビールより、ママのミルクが
お似合いのボーヤだぜ!





苦労してきた自分を正当化していると
いう部分は同意ですが。

自分の苦労が正当だった、成功だった
と思うから言ってるわけです。

間違いだと思うならやめとけやめとけ
っていう価値観を押し付けるのです。





そもそも、アドバイスなんてものが。

更に言うなら、言葉なんてもの全てが
自分の価値観を伝えるためのものです
よね。

成功者の考え方や価値観を見習って、
あなたは愚かな失敗をしたり後悔する
なんて事のないようにネ、というのが
アドバイスをする目的なのです。

または、自分も若い頃は苦労知らずで
偉そうなことを考えていたなぁ、てな
自虐、自戒を込めた発言なのです。


あるいは、自分はどういうことをどの
くらいやったら何をどのくらい得て、
どのくらいやったら死ぬかを見極める
のも「苦労」なのです。

なんも感じなくて、なんも得られない
程度の苦労しかせずに凡人が他人から
お賃金を得ようってのは、ちょこっと
ムシの良い話なのです。


せちがらい仕事のお話。

「自分のペースでいいんだよ」なんて
自分では決められないのです。

仕事のペースなど、自分で決められる
ことじゃないのです。


自分の出来る事わかる事、使える時間
気力体力人間関係プライベートその他
もろもろ。

そういうのを凌駕して押し寄せてくる
事もあるのが「仕事」なのです。

そこを我慢して、求められている事を
優先して、成果をあげるのを「苦労」
というのです。

苦労するのを「仕事」というのです。


他の奴らがそこを我慢したり、出来る
事を増やすために勉強したり、もっと
良い成果をあげる努力をしていて当然
なのに。

自分だけは、自分に都合のいい範囲の
仕事をやっていけばいい、なんてのは
ちょこっとムシの良い話なのです。


「自分のペースでいいのよ」と周囲に
言って周りのペースを落とし、自分に
優位になるよう仕向ける作戦だったら
アリだと思いますけどね。

テスト前に「俺全然勉強してねぇや」
と言って周りを油断させるアレと同じ
手口ですね。


例えば、経営者のお話。

ライバル企業がより良い仕事をしよう
としているのに。

自社は改善も新規開拓も何もせんで、
残業も勉強も保守点検も何もせんで、
今までと同じかそれ以上の売上が継続
出来ると。

そう思っている社長がいたとして。

それで他社に差をつけられて廃業…と
なったとしたら。

社長としては無能と言わざるを得ない
のです。


社長はそうならないように努力をする
必要があるのです。

だから、どんな手段を使っても社員を
うまく使う必要があったんですね。





但し。

それで社員を潰してたら元も子もない
ので、ただ厳しくするだけ、北風だけ
吹かせているのは、それはそれで無能
なのです。

上手く太陽も織り交ぜて、社員を長く
働かせつつ、継続して成長させなきゃ
ならないのです。

だから管理職は難しいのです。


とはいえ、社員だって、自分の会社、
自分が食い扶持を得る所、と思うなら
ある程度の逆境や苦労も我慢しなきゃ
ならんのです。

お互いなのです。
どっちもどっちなのです。
一方だけの責任にはならんのです。

会社、社会なんてのは、お互いを利用
しあって成果をあげ続けてナンボなの
です。


余談もかねて、とある動画をご紹介。

エフ氏の現時点での最新作です。


職場ジャッジフェアリー
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43371104


設定や絵面はイカれてますが、内容は
至極真っ当なお話です。

会社に、論点ズラシで他責思考のクズ
平社員がいたら管理職は大変だよね、
ってお話。

コメントでも
「クズ」
「最近の若い奴こんなんばっかり」
「自分を顧みないから伸びない」
等、叩かれまくりでした。


全面的に同意します。

全文書き起こして紹介したい位ウチの
問題児を彷彿とさせてくれましたが。

書いてるとイライラしてきそうなので
割愛します。


追加の余談。

先日とある動画を観たのですが。


【日本と別次元】
アメリカの若者が自国に
絶望している理由7選
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43172243


アメリカの職場では「飲み会」はない
けれど、「週末ボスの家でBBQ」は
あるとの事。

そこも仕事の評価の場だからヨイショ
するし、出ないヤツは評価が下がると
言うのです。

ボスも仕事でボスをしているわけだし
成果をあげるためにボスも必死なわけ
なのです。

そこは日本の飲み会も目的は同じで。

成果をあげるための良いチーム作りに
協力しない、出来ない輩は無能であり
厄介者なのです。


給料の出る仕事の時間だけ仕事してて
最大のパフォーマンスが出せるのなら
それでもいいのでしょうけれども。

そんなのは理想論なのです。


給料の出る仕事の時間は成果を上げる
ことで給料が出る時間なのです。

成果が上がるようにするチームワーク
形成や勉強の時間は厳密には「仕事」
ではないのです。

チームワークを上げる、なんて悠長な
時間を仕事中にしてられる程、実務を
余裕しゃくしゃくで進められるなんて
ドラマの中くらいのお話なのです。


多少はプライベートというか、本音や
腹の中や気質を知り合った上で協力を
するのがチームというものなのです。

それが出来ない輩は人様にお見せする
事ができない様な内面を持っていると
疑われても仕方のない事なのです。

それが出来ない輩は出来る輩と比べて
差がついて当然なのです。


言うまでもなく。

そんな「偽りのキチンとした本音」を
作るのも社会人の「苦労」なのです。

それは上述の通り、日本も海外も同じ
なのです。

どこでもチームで仕事をする会社員は
やっている事なのです。

そういうのを経験せずに成し得ずに、
社会や大人を批判するのは、まだまだ
お子様、お客様でいる精神だと思うの
です。


「苦労」をしたら、そんな奇麗事では
社会は回っていかないと知るのです。

「苦労」をしてる人が成し得た仕事で
世が回っていると知っているのです。

人の「苦労」で生活しておいて、人の
「苦労」を見下したり、自分は苦労を
したくないなんて思うのは、私の忌む
他責思考というやつなのです。


「苦労」してきて、それが大事だ、と
言っている人と仕事をする社会で。

「苦労」の事を大事と思わない若造が
重用される訳がないのです。

「苦労」を教わるのがイヤなら一人で
仕事したらいいのです。

「苦労」してきた人達で成り立ってる
会社なんかに属せずにね。


ひとりでしごとすればよい。

…できるものなら。





余談おわり。


他人や他社を関係なく、自分のペース
だけで仕事をして成果があげられたら
「苦労」はないよってお話でした。


自分のペースでやっていて他人を凌駕
できるのはモンスターなのです。

大谷・藤井みたいな、自分のペースが
怪物なエリートに限った話なのです。


むしろ、ポンコツで凡人だからこそ、
自分の心地よいペースなんかじゃあ、
成長も成果もないってもんなのです。

厳しい環境に飛び込んで、何かしらに
ケツ蹴っ飛ばしてもらって、そうして
初めて「苦労」するほど頑張れるって
ものなのです。

そうでもしないと怠けちゃうもんなの
です。


「苦労」する環境にでもいかなけりゃ
「苦労」する事にも慣れないのです。

世の中、自分のペースで賄える仕事は
極僅かなのですから。


医者なんてそうでしょうさ。

さっきまで手術してたから、今入った
急病人を治療はできませ~ん。

もう疲れちゃって。

全然動けなくてェ…





みたいな理由で急患をほっとかれたら
死んじゃうかも知れないのです。

そんな理由でほっとかれて死んだら、
自分が患者だとしたら許せるわけない
のです。


医者は高給取りだから仕方ない?
底辺薄給の警備だってそうです。

施設利用者の御老体が倒れたり具合が
悪くなったりでもしたら。

休憩中とか何とか言ってられないわけ
なのです。

寄り添って落ち着かせて、必要に応じ
救急通報するなど、命に関わらない様
対処が必要になるのです。


そんなの当たり前?

これを他人に対してじゃなく、自分が
仕事をする側として、そう言える人は
苦労してる人です。

これを他人に求めるだけなのは論外の
クレーマーです。


自分の受け持つ仕事は、自分の都合を
超えたものでも、責任を持ってこなす
べきだと。

そう「自分の仕事で」思えるのなら、
そう「自分の仕事を」やってるのなら
それを続けるのは苦労と言ってよいの
です。


これを、苦労の足りない若者の時代は
理解できないのです。

意識していないのです。

ライフワークバランスを過度に求めて
給料分の仕事すらしないでいい環境に
甘えているのです。


昔の私とか、ウチの問題児くんの事を
想像しているのですが。

どこの若者も似たような感じのご様子
なのです。

おひとつトゥゲッターを紹介。


若い頃に「苦労」しなかった者が
行き詰まる理由。
https://togetter.com/li/2023825


以下抜粋。


 若い時の苦労は買ってでもしろ、が
 理解されなくなってるよな。

 なんとかこれを言語化できないか
 考えたんですが、要は真のルールを
 理解してない状態でコスパに走ると
 どうなるかってことで、多分
 種族値と努力値の概念を知らずに
 育てたポケモンみたいな物が出来る
 と思う。

 なんかそれらしくはなるけど、
 ガチって来た奴らと相対したら
 勝負にならずにズタボロにされる。


 30代になって、

「あ、若い頃の苦労で食う」
 ってコレか!
 て体験があると同時に、

「待てよ。これ、若い頃苦労
しなかったら、一生20代と同じ苦役を
続けるしかなくなるって…コト!?」
 という気付きの瞬間があって、
 それが背筋が凍るほど怖い事なん
 だよ。

 20代で見えてないルールとして、

・吸収力、体力は20代が上限。
 後は右肩下がり。
・「許され」が付与されるのは
 20代のみ。
・年が行くほど生活にかかるコストは
 逓増。
・アウトプットの要求は右肩上がり。

 とかいう闇ルールが潜んでるので、
 構造上20代の内に努力値を積まない
 必ず詰むクソゲーなんだよ


 切り口を変えると、30代前半までは
 若さによる許され・体力・吸収力の
 3武器でタスクを越えながら
 努力値を貯めるゲームで、

 30代後半からは20代の3武器を
 没収された上で、これまでの努力値
 蓄積をベースにより強い敵と
 加齢デバフ喰らいながら戦わされる
 ゲームになるので、
 その全体感が無いと死ぬ。


 最初チート剣とチート盾を渡されて
 キメラや大さそりと滅茶苦茶
 戦わされて、素のLvを上げて
 技を覚えさせられるんだけど、

 段々チートが切れて来て、
 どっかの一点で消滅。
 そっから敵がドラゴンとゴーレムに
 なるんだけど、もう素手なので、
 ここに来るまでにある程度素のLvと
 技が育ってないと即死


 浅いコスパ戦略の怖い所は、
 多分このルールチェンジを
 踏まえて無いので、

「戦闘回数を減らす方法を
見つけましたwwwこれで楽勝www」

 みたいな理解になってて、
 今お前が捨てたのがこれから一番
 使う物なんだよ。


抜粋ここまで。

以下、みなさまのごいけん。

および、「→」はごいけんに対する
ポスト主の返答。


・20代半ばです。
 10年20年前とはIT化や不景気やらで
「すべき苦労」の質やハードルが
 あがっていると感じます。
 そして苦労した先が見えない、
 苦労する価値がわからないと
「苦労するヤツはバカ。
もっといい方法がある」
 と言われればそっちに流れるのは
 必然かなと思います。
→なんで20代半ばで10年前にすべき
 苦労がどうだったかを知ってるのか
 分からないけども、少なくとも
 高橋まつりさんが亡くなった前後
 辺りから良くも悪くも全体として
 かなりホワイトになったとは
 思います。
 後、そんなワンフレーズで流された
 ことも無いし、そんな人間を
 リアルで見た事も無いので何とも。

・求められる苦労が右肩上がり前提の
 社会が正しいとは思えません
→ワシは哲学者で無いので
 何が正しいのかは知りませんが、
 日本が年功序列社会で賃金を年齢に
 比例して上げてしまうならそれは
 仕方ない事なんだと思います。
 完全ジョブ型で一生賃金据置なら
 そうならないでしょうが、そっちが
 幸せかってとケースバイケースで
 しょうね。

・30代くらいで
「あ。こいつはここまでだな…」
 という社員は
(若い頃に苦労させて
もらえなかったんだろうな…)
 と思って可哀想になる。
 彼らには少し難しいトラブルを
 自力で解決出来る発想と気力と
 身軽さが無い。
 それは若い頃に現場で本気で頭を
 抱えたことがないからだと思う。

・こんな低成長かつ情報化社会で
 他人の生活と比較できちゃう
 世の中で仕事ガチれる奴は
 才能と運と狂気があると思う。
 どんなに頑張っても
(むしろ頑張った方が)
 目の前の生活すら良くならず、でも
 同世代は上手くやってるし、
 先行き不安と自己尊厳破壊で
 鬱になっちゃって乙

・これに対する苦労から逃げてきた
 若者らしき奴らのリプが笑える。
 楽な事ばかりに逃げて年取ったら
 いつの間にか同年代に年収大差
 付けられて社会のせいにする
 所までがワンセット。
 年取っても年収低い奴らって基本
 他責志向だから、いつになっても
 自分のせいじゃない。
 社会が悪いとか言うんだよ。


こんなものだろう。


私の意見のお話。

概ね書かれている事と同じです。


奇麗事とか精神論とかじゃなく。

苦労自体、若い頃にしか出来ないよ、
と言いたい所があるのです。


苦労に向かっていこうとする気持ちは
歳とともに萎えるのです。

体もガタが来始めるのです。

苦労から得られる事に対し強い感情を
抱く事も歳とともになくなるのです。

強い不満や反省ってのも自分を変える
いいトリガー、カンフル剤なのです。

苦労に耐える気も、苦労と感じる心も
苦労に抗う意欲も、苦労から回復する
体力も、歳を取ると失われるのです。


仕事で「ウ~ン」と辛く思い悩むって
ことに限らず。

趣味もそうです。

趣味や生活習慣って、結局は若い頃の
延長になるんだと思います。

私のゲーム趣味は幼稚園の頃からで、
ピークは学生時代、そこからの惰性で
PCゲームにネットゲームを遊んで
来ましたが、四十代を四分の一過ぎた
今、スマホゲーも辞めてしまい、全く
ゲームに縁が無くなったのです。

それでも。

ゲームが好きと言えるのです。


欲望は歳とともに枯れ行くのですが。

感受性高い若い頃に一生懸命頑張って
ゲームをしていたので、今なおゲーム
好きでいられているのです。

ゲームに人生を彩ってもらっているの
です。


音楽趣味やPC知識も同様ですね。

今からそれを若い頃と同じ熱量でやれ
と言われても、無理なのです。


ちょっと余談。

以前も書いたかも知れませんが。

60代にして登山趣味に目覚めた人で
70代で富士登頂!みたいな人がいた
として。

そんな人の礎は若い頃から続く運動の
趣味や、そういう趣味を後押ししたり
一緒に登ってくれる同好の士だ、って
事です。

59歳までずっとインドアひきこもり
デスクワーク帰宅部のぼっちじじいが
唐突に登山趣味をやろうとしたって、
それがモノになるわけがないのです。

若い頃の苦労が、その後の人生の礎に
なるのです。

苦労ってのは、自分の人生のその後に
役立つものを見つける事すべてのこと
なのです。

余談おわり。


また、私は「先人のために苦労しろ」
と言っているのではないのです。

自分の仕事を投げつける事の正当化の
ために苦労しろというのはダメなヤツ
なのです。

強制的に働かせる事の大義名分にする
のはダメなのです。

苦労させるならその分お賃金よこせよ
なのです。


年金を払う側の奴が
「65歳は元気で働きたいと言ってる」
発言は問題視されるのと同じです。

強制的に働かせる事の大義名分にする
のはダメなのです。


「日本の65歳は世界一元気」
新藤経済再生相の発言にネット怒り
「年金払う気ない」
「何歳まで働かせる?」
https://news.yahoo.co.jp/articles/119487728fde0c29126b2be8347c626127f5da61


そうではなくて。

貴方が行き詰まる事なく生きていける
ように、貴方の将来のために今苦労を
しておきなさい、苦労する事に慣れて
おきなさい、との老婆心のアドバイス
の言葉でもあるのです。

働かせるのとは関係のない立場にある
人からの発言は、普通のアドバイスと
言えるのです。


あと、やっぱり年長者ってのは相応に
期待される落ち着きみたいなのがある
というのもあるのです。

苦労を回避してきた年長者の言葉に、
説得力などあるわけがありません。

若手と客の間に立ち、キチッと仕事を
こなす姿ってのは、それなりの苦労の
礎がなければ出せないってものです。

四十代にもなって、まだ社会ガーとか
上司ガーとかの上の立場に不平不満を
言いながら、上の立場に行けていない
自分を棚に上げて、自分は悪くないと
他責思考していたりなんかしたら。

ソレを見る二十代、三十代の眼差しの
冷たさは推して知るべしですよね。


今の私のお話。

私より若いながらも、私よりも職歴や
職責の大きいコたちと仕事する環境に
あるのです。

そんな中、実務経験は未熟とはいえ、
ちょっと年上に位置する私が情けない
働きぶりでは格好がつかないものなの
です。

社会人歴の長さ、苦労の長さで何とか
年上らしさを出すことでカバーしてる
カバー出来てると感じているのです。

年下上司と比べて何もかも劣っている
年配者にならずに済んでるのは、若い
頃の苦労の礎があるからなのです。


やはり若い頃の苦労は今の私の自信に
なっているのです。

私も歳をとったものなのです。

自分は変わってないと思いたくとも、
周りから年配者が消え、後から若者が
やってくるのです。

私が年配者側になり、オジサンの側に
なり、オジサンと呼ばれる番がやって
来たのです。

歳月は過ぎ行くものなのです。


以前も何かのきっかけで取り上げた
記憶のあるコラムを改めてご紹介。


遠い風近い風[小玉節郎]
昭和人間の苦笑
https://www.sakigake.jp/news/article/20210703AK0024/


概要。

・若者の言葉遣いについて感じる事が
 あるという年配者のコラム。

・年齢を1コ、2コでなく1歳、2歳
 と言えないものか

・お店に入ってみたいと思います、で
 なく、入ります、では駄目なのか
 いちいち思わなくてもいいしそれを
 言う必要はない

・どうして、させていただきます、
 なんて言葉を使うようになったのか
 虫の居所の悪い日には
「私は貴方にそれをさせていません」
 と口に出す
 役目としてやらなければいけない
 ことを他の人がさせているかの様に
 言っており、責任を取る気のない
 物言いに感じる

・してもらっていいですか、も同様に
 ウンザリしている
 こちらに断る権利があるような聞き
 方だが、銀行の窓口で印鑑を押す際
 ハンコを押してもらっていいですか
 と問われてイヤとは言えない
 印鑑をお願いします、で十分では
 ないか

・以下は締めの言葉。
 いちいちウッセェジジイなんですよ
 でもこれがジジイの役目
 ガミガミ言う番が回ってきたのだ


概要ここまで。


まさに、そういうことなのです。
ジジイ役の番が回ってきたのです。


私も「若い頃に苦労をした」のです。

つまりもう私も「若くない」のです。

「若者に何か言いたい」のです。

「言いたくなるような苦労の経験」を
してきたのです。

そういう歳になったのです。

そういう番が回ってきたのです。

回って来なけりゃ人生嘘なのです。


40代にもなって、未だ苦労もせず、
年配者や責任者を批判する側の顔して
社会に批判的な意見を持っているよう
では。

真っ当な20代、30代を送ってない
まだお子様の証拠なのです。


まだお子様だから。

引きこもりは社会から与えて貰う頭で
話をするから、社会から支援がないと
グチるのです。

子供の頃にお母さんから貰えたものを
大人になってもまだ社会から貰えると
勘違いしているのです。









アラサー婚活おばさんは男から与えて
貰う頭で話をするから、男性に上から
目線でダメ出しをするのです。

若いというだけでチヤホヤされていた
頃と同じ対応を、おばさんになっても
まだ貰えると勘違いしているのです。


34歳婚活女子、お見合いで
29歳の男性にヒステリックな
パワハラで大炎上www
【ゴシップ】
【#フジテレビ 
#ザ・ノンフィクション】
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43357297


苦労も、悩みも、恨みもして。

年寄りと軋轢を感じても我慢して。

我慢して社会に在り続けて。

挫折して、立ち上がって。

ある程度、世の中の仕組みたいな物を
何となくでも感じ取って。

その上で世の中をうまく渡って来て、
不必要に迷ったり悩んだりしなくなる
のが不惑の40代なのです。


先日、とあるテレビのトーク番組で
見かけたお話。

一般視聴者からのご意見で、
「人生が不安だらけです」
みたいな、50代女性からのお便りが
あったのですが。

50年も生きておいて、自分の人生の
不安を自分でケリつけられず、こんな
テレビにお便りとして送りつけるとか
ロクな人生歩んでない証拠なのです。

テレビ番組のいちコーナーにテメェの
人生の不安をどうにかして貰おうとか
考えてんじゃねえのです。

そんなだから、50代にもなって不安
だらけの人生を送る事になるのです。


というわけで、締めに向けてのお話。


「苦労なんかしたくねぇよ」って思う
のは若者の証拠なのです。

「苦労しておいて良かった」って思う
のは老人の証拠なのです。


ま、暫定として35歳を若者と老人の
境界としましょうか。

今回に限り、ね。

だいたい、ね。


だから、35歳も過ぎて、苦労しろと
言われたくないとか「言われる側」の
意識なのは少々未熟かも、なのです。

同じく、35歳も過ぎて、苦労しろと
言いたくなるような「言いたい側」の
意見が何もないってのも、頼りないと
思われても仕方ないかも、なのです。


無論、実際に口に出して若人に向けて
言うかどうかは別のお話ですがね。

私だって、ここまで書いておいて何で
すが、目下歳下の誰かにこんな延々と
説教臭い話をするわけがありません。

「何かアドバイスを」とかを考えたら
こうなるかな、程度のお話です。


アドバイスを貰う事より、アドバイス
する側の事を考える方が多くなった。

アドバイスが欲しいですと悩むより、
アドバイスをしたいと思うほうが強く
なった。

そういう歳に、そういう意識に、私も
なったというお話でした。


それが
「歳をとったなあ」
「歳は取りたくないねえ」
じゃなくて、
「自分に順番が回ってきたんだ」
「こうなるのも悪くない」
と思えるのなら、本当に歳をとったと
言えるんじゃあ、ないんでしょうか。

おじさん超えたジジイの戯言でした。


若者には、是非とも、こんなジジイの
アドバイスなぞ要らねぇ、と一蹴して
独自の自責思考でキッチリ成果を出し
どうだジジイめ、と胸を張って生きて
欲しいものですな。

間違っても、ジジイの言う通り苦労を
したのに幸せにならねぇじゃねぇか、
みたいな考えをせぬようにな。


どんな苦労をすれば、またはしたから
自分の役に立つんだ、立ったんだ、と
言える苦労をするのが、知るのが。

本当の苦労だというお話ですからね。


P.S.
 先日、ひろゆきメーカーなるものの
 お話をしました。

 AIで文章を自然に読ませることが
 できるのがおもしれぇのですが。

 VOICEVOXなるソフトも見かけたので
 ご紹介なのです。


 VOICEVOX
 https://voicevox.hiroshiba.jp/


 ニコニコ動画ユーザーにはおなじみ
 ずんだもんが使えるソフトですね。

 適当な台詞を喋ってみてもらったの
 ですよ。





 おもしろ!!!
 AIすげぇな!!!!!!


 セクシーイラストを制作するAIが
 無料で使えたらオジサン悦ぶのです
 けれどもね。

 どっかにないかね?

 だめかね?


 あとプログラミングをAIにさせる
 手法もだいぶ発展してきたとか。

 昔頓挫したシューティングゲーム、
 AIと協力して完成させたいなぁ。