なんて言いたくないねってお話。
通称「デスマフィン」問題のお話。
とあるイベントに、とある洋菓子店が
マフィンを出品したところ、
「糸を引いている」
「納豆のようなにおいがする」
とクレームが相次ぎ、中には食中毒の
ような症状を訴える方も出た、という
お話。
それだけであれば過去にもあった食品
関係の不祥事のひとつで終わっていた
のかも知れません。
実際、「スカスカおせち」と呼ばれて
一斉を風靡?した、以前のあの事件と
重ねて語る方もいたり。
ただ、そこからの展開が怒涛でした。
イベントが11月11日。
「糸引きマフィン」SNSへの投稿が
11月12日。
「ブランデー漬けフルーツケーキ」、
出来上がったケーキをブランデーに
ドボンとつけられた写真が炎上したの
が11月15日。
厚生労働省によるリコールが発表され
「クラスI」に分類。
これはガラス片やフグ毒など健康への
被害が最も高いと見られるクラス。
「商品回収の方法がレターパック」。
レターパックでは乾物や専用容器品で
液漏れのないものであれば可らしいの
ですが、マフィンは規約違反となると
の事です。
そのほか、
「5日かけて1人で3000個製造」
「保管温度はエアコンで18℃」
「問い合わせ先の店のSNSを削除」
「コロナ給付金不正受給疑惑」
など、パワーワードが続出しており、
ネット民からの注目やTVニュースが
止まない状態になっております。
デスマフィンまとめ!
マフィン食中毒の原因菌や店舗、
お店の店主どんな人?
https://trendview.info/news/desumuffin/
ただこの件、手抜きや無能や見通しの
甘い受注みたいな、タダの食品問題で
終わらない模様なのです。
まず、店主は本イベントにあたり大変
重労働で臨んだようなのです。
1日500個、15時間労働を6日。
それで3000個を1人で作り上げた
そうなのです。
しかも今回のようなイベントはこれで
6回目、過去5回参加して毎回これを
こなしているらしいのです。
例のデスマフィン店主、労働時間が
ガチでタフすぎる。
こんなに一生懸命働いていたのに
何故…?
http://onecall2ch.com/archives/10473812.html
お子さんもいて、仲良く並んだ写真を
インスタグラムにアップしたりして、
悪い人ではないようなのですが…
(プライバシー保護のため編集)
なぜこうなってしまったのか、色々と
調査や推測がされているようで。
代替わり説、コロナ後遺症説などある
ようですが、いずれも信憑性に欠ける
ようです。
ハニーハニーキスが数年前から
変わった!?3つの説を検証!
https://www.yurikago-blogu.com/dethmafin-anomaly/
ただ、開店当初はちゃんとしていた
部分が段々と悪くなって行ったなんて
傾向も見られるようなのです。
・ラッピング
・商品の見た目、形
・商品の陳列
・店舗前の状態(物が散乱しだした)
これは私の推測なのですが。
どうもお店はオーガニックや無添加を
売りにしているようで。
・防腐剤無添加
・甘さ控えめ
・離乳食完了期のお子様も食べられる
みたいな。
そういう界隈は「不味ければ健康的」
のような傾向もあるらしく。
オーガニック界隈ではまずければ
まずいほど良いとされる文化があると
いうコメントで草
https://twitter.com/makotofalcon/status/1725193550848278868
いかにも小綺麗な商品だと逆に人気が
出なかったのではないでしょうかね?
美味しすぎると「砂糖使いすぎ!!」
みたいなクレームが入ったりとか。
ラッピングが丁寧すぎると「無駄!」
みたいなクレームが入ったりとか。
その一部界隈の偏った要望に真面目に
対応した結果、こうなって行った…
なんて説はどうでしょうか?
そうでない場合、ある懸念があるよう
なのです。
前述の通りこのお店というかこの方は
初心者や無能ではないようなのです。
以前はきちんとした商品で評価も高く
イベントにも何度も参加されている様
なのです。
仕事も、ハードスケジュールを耐えて
おり、怠惰でもありません。
「出来ていた事が出来なくなった」様
なのです。
それは、何らかの精神疾患のおそれが
あるのです。
糸引きマフィンの店主さん、
『何らかの支援が必要な人』
である可能性
http://hattatu-matome.ldblog.jp/archives/61004644.html
認知症や脳梗塞、なんて推測をされて
いる方もおりましたが、本事件に対し
きちんと応対出来ているようなので、
おそらく違う…との見方らしいです。
悪手な応対が散見されたり、やっぱり
1人なせいか、不十分で二転三転する
部分があるとは言え。
「疲れてしまいました」
マフィン食中毒、
返金めぐり購入者困惑
当事者2人が明かす店の対応
「何から何まで無知だった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d3e394b9bda896e154b198ff80e61fd00e6674a
イベント準備の仕事ぶりといい、その
強靭さたるや、タフという言葉はこの
方のためにあるようなものなのです。
非道な中傷にも耐え、閉業となっても
返金対応は続いているようなのです。
「マフィンも人間も腐ってた」
食中毒の焼き菓子店
SNS削除&閉業の裏で寄せられていた
心ない誹謗中傷
https://news.yahoo.co.jp/articles/15f27da5726db9e57a493178945c3d6959598024
この手のイベントって、キチンとした
お店と違って、簡易的なレシートしか
発行されなかったり。
どういう方に、何個販売したか、等の
履歴なんて大して残らないものだった
はずです。
たまにそういうイベント見に行きます
ものね。
物販催事みたいなのね。
いつ、どこまでやれば「終息」として
見ていいのかしら。
しかも「余波」まで発生した模様なの
です。
全く関係のないイベントにおいて、
本マフィンの事案を理由にマドレーヌ
等の販売が中止され、用意された分が
廃棄となる(なった?)との事です。
【悲報】デスマフィンの余波
「えぬよろず新嘗祭」でフィナンシェ
などの販売中止→『当日要請で廃棄』
https://matomame.jp/user/yonepo665/668deeb5773925fa128f
健康被害に遭われた方の回復やら、
店主さんが病んでしまわれないかとか
今後の食の安全やらを祈りましょう。
事のあらましはこのへんです。
ここから感想。
ここ最近のマイブーム。
狂人の真似とて大路を走らば、
即ち狂人なり。
悪人の真似とて人を殺さば、
悪人なり。
食中毒を発生させた店主相手としても
誹謗中傷や暴言や迷惑電話は即ち犯罪
なのです。
個人が私刑をしてよい道理は一切なし
だから、なのです。
【注意喚起】
#デスマフィン の件はとっくに、
典型的なネットリンチの問題に
変わっています
#マフィン #ネットリンチ
https://togetter.com/li/2262913
おとなはウソつきではないのです。
まちがいをするだけなのです。
しでかした事の責任はとらねばですが
間違えた事に対して苛烈に叱責をして
痛めつける必要はないのです。
百万歩譲って、痛い目を見せて二度と
過ちを犯さないよう覚えさせる狙いが
あったとしても。
無関係の輩が一方的に安全な場所から
誹謗中傷してよい理由はないのです。
私個人のお話。
私も数日前、本当に小さな事なのですが
「ヤラカシ」をしたのです。
モノの特性に影響はないと思われますが
パッと見ただけで「正しい状態でない」
とわかるような状態にしてしまった物が
あるのです。
それをしらばっくれているのです。
いつバレるか、数日ハラハラなのです。
まあ、なんとなくこのままシラを切り
やり通せそうなので、ラッキー♪
…すいまセーン…
ボクウソつきまーした…
真実である必要はないが…
少なくとも…
誠実感はオーナーに与えねばならんの
だ…!
…なんて輩もいるわけなので。
このネット炎上に立ち向かっている、
それだけで大変な勇気なのです。
社会の仕事の責任のお話。
この社会は、みんなで責任を少しずつ
分担する事で成り立っています。
例えば、電気。
面倒なので「照明」に限定しますが。
夜間の明かりの始末も個人で全て賄う
としたら、大変です。
昔の時代の行灯のように、個人で用意
して燃料を確保して点けたり消したり
しなければならないのです。
そんな不便な時代を過ぎて。
エジソンとテスラが電気の事業化の為
競い合って。
エジソンが恐れた天才発明家
テスラが生み出した「交流の仕組み」
https://services.osakagas.co.jp/portalc/contents-2/pc/ijin/1271579_38939.html
安定安全な送電の技術が確立していき
現代の電気があるのです。
電気工事士や電気保安協会によって、
我々は「押せば光る」が当たり前に
享受できるようになっているのです。
電気の責任を彼らが担っているから。
例えば、医療。
怪我や病をどうすれば治せるかなんて
一般人には到底わかりません。
大変な学問なのです。
治療できる清潔な環境の確保も難しい
のです。
お金もかかるのです。
かつてそんな知識もお金もない時代、
一般人は祈祷や神頼みだったのです。
江戸時代の人々の病の直し方の基本は
“神仏頼み”だった?
https://www.rekishijin.com/22039
だが、今は違う!(ギュッ)
医学は世界規模で発達して、数多くの
事例や知識、治療法や設備が開発され
共有されてきたのです。
それをお医者先生が責任を持っている
から我々はどこか辛くなったら病院に
行けばいいのです。
私の警備業もそうです。
鍵の開け締めや電気のオンオフ位なら
ルールがわかれば学生でも出来ます。
高卒学生が同じ職場で同じ隊員をやる
事もありますし。
ただ、その責任を担っているからこそ
今日も施設が平常運転できるのです。
施設の所有者がいちいち施設内を回り
点けたり消したりしなくて済んでいる
のです。
施設の所有者がそういう事に神経消耗
させずに済むよう、責任を持って仕事
しているのです。
食もそうです。
食べる事に不安なく食事ができるのは
食材を扱う業者や調理してくれる人が
その責任を担うからなのです。
かつてとあるテレビ番組でみた記憶。
「ロシアンシュークリーム、この中の
1つが激辛でーす」みたいな企画。
演者が1人1つずつ恐る恐る食べて。
司会者が「味を楽しめましたか?」
みたいに聞いて。
芸人が「いや激辛や思たら味わってる
場合ちゃいますがな!」みたいな。
これが「自然界の食事」。
口にしようとしてる物が安全であるか
なんて誰も保証してくれない世界。
腐ってるかも知れない。
毒があるものかも知れない。
そうして食べていかないといけない。
野生における食事はこういうもの。
味わっている余裕なんてないのよ。
…という事を教える番組。
たくさんの人がたくさんの責任を分担
して、社会が成り立っているのです。
自分が何かの責任を負う事で、誰かの
責任の負担を減らして、心の安らぎを
与えて与えられているのです。
誰かの負担になったり、誰かに不安を
与えたりなんてしちゃいかんのです。
不必要に煽ったり、苛烈に叩いたり。
そういう事をしているから、
「転落したら二度と上がれない」
みたいな風潮が生まれるのです。
一つのミスがこれほど批判を浴びると
ミスを恐れ何も出来ない不安な社会を
醸成してしまうのです。
責任を取らせるのは、厚生労働省なり
保健所がやってくれるでしょうから。
この話はこれでおしまい!
なのです。
時々ネタや反省の材料にするのはまあ
良しとしても。
店主にちょっかいを出すのはいい加減
愚行なのです。
結論。
仕事は人の命にも自分の命にも影響を
及ぼしうる責任がつきまとうのです。
気ィ抜くんじゃないよ!
今日も一日、ご安全に!