障害者のお話。
と言っても、具体的な誰かの事や、
具体的な何かの障害の種類のお話では
なく、私自身が思った事なのです。
本題に入る前に。
タイトルの元ネタのご紹介はこちら。
【悲報】モンキー・D・ルフィさん
「例え体が障害者でも、心まで
障害者になるな!」
http://guardsoku.blog.jp/archives/24021119.html
とある障碍者支援施設の広告垂れ幕に
マンガ「ワンピース」のルフィが使用
され、以下文章が記載されていた模様
なのです。
たとえ体が障害者でも
心まで障害者になるな!
自己中心的にならず、常に周りに
愛を配り
夢と希望を与え、自己犠牲をしても
他人を助けろ!
私達が常に支援している。
ですって。
ちなみに、本垂れ幕に対してご意見を
されている方も居られるようで。
「心が障害者」という言い草
https://shohgaisha.com/column/grown_up_detail?id=2789
こちらの方の言い分は真っ当に思われ
ますな。
無断で有名キャラの名前や姿を使って
いるわけですし。
そんな事例、昨今だと強盗の容疑者を
想像しますがね。
「ルフィ」名乗り指示した疑い
広域強盗事件 幹部1人を逮捕へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230629/k10014112061000.html
あと、マンガ公式でもルフィの名を
騙る輩がでてましたね。
1番の注目ポイントはこちら。
ある意味キャッチーなワード、
「心が障害者」。
障害者=悪いものと表現しているわけ
ですね。
他の誰かならまだしも、障害者支援を
行う施設の関係者が言ってしまうのは
批判されるとまでは言えないにしても
心象はあまりよろしくはないわね。
とはいえ、わからんでもない考え方と
感じた今日このごろだったのです。
本題ここから。
私のお話。
以前の私は心の底から仕事に行きたく
なかったのでした。
今も行きたい、仕事したい、とまでは
言いませんが、早期退職を夢見る程度
には仕事を負担と感じているのです。
前の会社、調達事務の時。
納品のトラックの操作ミスで轢かれて
左手と左足と左目と声あたりがダメに
なって。
仕事行かなくて良くならないかしら…
障害者年金暮らしにならないかしら…
遊ぶに困らない程度に働けない身体に
ならないかしら…
とか、寝る前たまにこんなバカなこと
とか考えたりしたのです。
まあ、あくまで昔の話。
心の闇が精神を支配していた頃です。
左手がダメになるなど、想像を絶する
痛みや生活の不便さがあると、想像に
難くないのです。
想像できない程が想像できるのです。
親指のすみっコにササクレ1つ出来た
だけでも、その日ゲンナリするくらい
痛いし不便なのにね。
指だけでなく手どころか腕ごっそりと
無くなって、仕事しなくていいわヤッター
なんて気持ちでいられるわけがないの
です。
腕の一本は安くないのです。
最近のお話。
今のおじさん、健康が何より大事なの
です。
死にたがりのメンヘラ30代は過ぎた
過去なのです。
五体満足で40代を迎えられて本当に
良かったのです。
ですが、今、1つ健康上の不安がある
のです。
それは、脳卒中・脳梗塞です。
我が秋田は脳卒中死亡率で全国トップ
クラスを誇るのです。
娯楽の少ない東北雪国。
塩気の強い食べ物を酒で流し込むのが
広く愛好されているのです。
私もその愛好家の一人です。
そして私の父親も。
父は50代早々に脳梗塞で仕事を退職
しているのです。
私は父親と悲しいくらいに似た身体の
構造をしております。
母親から「ハンコ」なんて言われたり
しています。
今は親子3人で暮らしており、当時の
父親と同じような食生活をしているの
です。
お菓子ラーメンお酒大好きなのです。
で、私の最近の事。
最近、首の後ろとか目の辺りが重いと
言うか、詰まってる感じがすると言う
か、違和感があるのです。
あと、手足(特に足)が何だかシビレ
てる感じがしている気がしていて。
更に元々滑舌のいい方ではなかったの
ですが、言葉に詰まりやすくなったと
思うときがあります。
脳卒中のサラブレッドなのです。
我が秋田では、脳卒中になることを
「あだる」、あたると言います。
そもそも脳卒中の「中」はあたるの意
だそうで。
「中る」であたると読むそうです。
風にあたる、とかのあたるですね。
このままでは、父親と同じくらいの
年齢で同じ様に「あだって」しまうの
ではないか。
そう危惧しているのです。
頭が重く、手足がシビれ、口も回らぬ
ようになったら。
そんな状態の人間に警備なんて務まら
ないのです。
誰かを守る事などできないのです。
情報伝達の中枢なんか任せられないの
です。
転職しようとしても、障害者枠の単純
作業か何かで雇って貰えたとしても、
そうなったら私はその状態でどこまで
働けるだろうか。
どこまで頑張れるだろうか。
と、寝る前たまにそんな真面目な事を
考えたりしたのです。
おそらく、忙しかったり難しかったり
暑かったり寒かったりと、少し困難な
状況を与えられると、すぐ弱音を吐く
ようになると思ったのです。
「障害あるからかな、無理だ~」
と、ふんばる気力が無くなるのです。
今の仕事は楽ではありません。
24時間仮眠なし勤務、回り切れない
大勢の来訪客相手、緊急・救急の電話
応対、事案対応と、わからなかったり
忙しかったりは日常茶飯事です。
それでも頑張ってやっていかなきゃと
思うから、今の自分以上を目指して、
ふんばって成長しているのです。
健常な人も、限界を超えて頑張らねば
ならないのです。
障害者になったとしても、障害でない
部分は頑張るべきなのでしょうけど。
むしろ障害がある分、健常者より更に
頑張って健常者並みに仕事しなくちゃ
いけないのです。
人以下にしか出来ないのだから、人の
何倍も努力してようやく1人前です。
そうでもしないと足手まといになるの
ですが。
多分できないと思うのです。
周りも、腫れ物を扱う様な、なるべく
責任や負担がかからず、ミスをしても
影響の少ない業務だけやらせるように
なると思ったのです。
「あぁ~いいですいいです、こちらで
やっておきますから~」
と、ちょっとつっかえてるとすぐ交代
させようと考えると思うのです。
障害者に無理させて体を悪くさせたら
管理者責任に問われます。
障害者に任せたために不出来なものを
出したら、
「何でアイツに任せた!?」
と、上や客から叱責されるのが容易に
想像できるのです。
で、HSPの私だったら、そういう
腫れ物扱いの針の筵な空気を敏感に
察知して。
「障害者だから皆よそよそしい…」
「もっと受け入れて欲しい…」
みたく、障害者扱いを感じさせない
振る舞いを欲しがったりするのです。
かといって。
逆に、健常者並に難しい事をやらせて
出来ない事を責めて来たりしたら、
「障害者のオレにコレをやらせる?」
「お前らとは違う事に気づけよ…」
みたいな精神になると思ったのです。
更に更に。
じゃあ簡単な事をやらせて褒められた
としても、
「障害者と思って見下しやがって…」
「よくできまちたねーえらいえらい…
ってか?ふざけるな!」
とか思うのではなかろうか、と。
コレが「心が障害者になる」という事
なのです。
「障害があるから」が考えの前置詞に
なるのです。
「障害があるから」仕事が出来ない…
「障害があるから」頑張れない…
「障害があるのに」色々やらされる…
とね。
コレが「言い訳が障害者になる」と
いう事なのです。
「障害のせいで」採用されない…
「障害者だから」皆ヘンな目で見る…
とね。
コレが「精神が障害者になる」という
事なのです。
「障害者と健常者は」解り合えない…
なんて見方をしたりするのです。
健常者同士だって解り合うなんて幻想
だってのに。
「障害者だから冷たくされる」とか、
そう被害妄想するようになるのです。
健常者が健常者から冷たくされるのも
どこでも当たり前にあるのです。
何でも障害者だからを理由にする様に
なるのです。
自分が障害者な事を、自分の低評価は
自分のせいではない…という言い訳に
するのです。
隠れ蓑にするのです。
「この社会生活の辛さは障害のためで
あって欲しい」
「自分は障害者であってほしい」
と思うようになるのです。
というか、なっていたのです。
会社でうまくやっていけないのは私が
アスペルガーであるからだ、そうに
違いない、どこかで認定して欲しい…
アスペルガーであって欲しい…
そんな思いを抱いていた時期があった
のでした。
コレが「人格が障害者になる」という
事なのです。
創作のお話ですが、余談。
古畑任三郎に「完全すぎた殺人」と
いうお話がありまして。
男二人、女一人の同期で入社した友人
グループがいて。
もともと男の一人と女性が交際してた
のですが。
彼は事故で車椅子生活になって破局。
女性はもう一人の男と婚約をした。
それを妬んでか、車椅子の男は友人の
男を、現場に行かずして、かつ女性に
容疑が向くようにして殺害…
そんな感じのストーリーです。
締めの場面において、車椅子の男は
「この体になったから彼女は離れた」
と言いましたが。
周りや女性からは
「心を閉ざしたのは、変わったのは、
あなたの方ではないのか」
と言われたのです。
「見方が障害者になった」のです。
これは完璧に余談ですが。
本物語において、車椅子の男を演じた
のは福山雅治です。
知的な役の福山雅治と言うと、
「ガリレオ」というドラマシリーズが
あるそうですね。
見たことないけど、ちょっと気になる
のです。
本物語を「古畑vsガリレオ」とみる
方もいるとかなんとか。
余談でしたわね。
ま。
結局のところ、結論は毎度変わらず。
残念だけど、世知辛い現実。
「障害の有無に関わらずダメはダメ」
って事なのです。
弱肉強食というか。
ゲンキンというか。
結果主義というか。
仕事が出来ない、応答が鈍い、なんか
振る舞いや見た目が変…みたいな奴、
「健常」とは違う人間。
それの理由に障害があろうとなかろう
と、変ならばそれが毛嫌いされる理由
なのです。
障害が理由なのではないのです。
変なのが理由なのです。
以前も書きました。
自分がどこかに何らかの仕事の依頼を
する時。
作業者に障害があるかどうかは関係が
ないのです。
キチンと仕上げてくれさえすれば。
ただ、障害者が作業したからと言って
ポンコツな仕上がりだったら、それは
許されない事でしょう?
健常者が作業しても、仕事がポンコツ
ならそれはダメなのです。
誰がやったかは関係ないのです。
例えば役所の手続きで、こちらは不備
なくやったのに、役所側で障害者に
仕事を任せたために手続きが完了して
いなかった…なんて事があったら。
「障害者さんの処理なら仕方ないか」
ってはならないでしょう?
健常者持ってこいってなるでしょう?
例えば休暇に料理屋で「映える」のを
楽しみに依頼したとき、料理人が隻腕
だったためにベシャッとなったブツが
出てきたとしたら。
「隻腕でよく頑張った!許す!」
ってはならないでしょう?
腕二本ある奴連れてこいやってなるで
しょう?
ウチの自閉症な問題児君のお話。
自閉症を発動させていない間は普通に
見えるし、仕事ができない訳ではない
から、問題もないのですが。
自閉症が発動して、不貞腐れモードに
なって、そんな状態でも来訪者対応を
しなければならないわけです。
それで警備の評判が悪くなって。
そこの施設を出禁になって。
なんてことになったら、それはもう
しょうがないでは済まないのです。
もうなったんだけど。
自閉症だからダメではないのです。
障害者だからダメではないのです。
来訪者対応の仕事中に不貞腐れたり
するのがダメなのです。
自閉症を克服できてないのに、来訪者
対応のような業務がある仕事に就こう
とするのがダメなのです。
訓練して克服して我慢して、業務中
だけでも真面目なフリが出来たのなら
障害者でも何でも仕事仲間になれるの
ですが。
健常者でも仕事中にグダグダしてれば
それはダメな奴なのです。
自閉症だから、障害者だから許してね
なんてのは、身内は百歩譲ったとして
お客様や契約先にそんな説明を理由に
不貞腐れた態度を正当化するなんて事
警備業者として恥でしかないのです。
自社の仕事のクオリティが低い理由に
障害を使うなど、お金をもらうプロに
あるまじき行為なのです。
ご要望を満たせない理由、恥の原因と
なり得るような輩を雇う事など出来る
わけもないのです。
健常者もってこいって言われて終わり
なのです。
私のHSPのお話。
前職を辞める時に私はHSPだからと
言ったのですが。
じゃあそれでもこなせる職場へ転属を
させてあげるね…とはならなかったの
です。
人も仕事も変わらず、同じ事を続ける
にはどうしたらいいか…
そういう見方しかなかったのです。
HSPのせいなのか。
私が根性なしなせいなのか。
そんなのは問題ではなかったのです。
要は「仕事こなせ」だったのです。
どんな理由があるかは会社側は知った
こっちゃないのです。
どんな理由があったって「仕事させる
ため雇ってるんだから仕事しろよ」が
結論だったのです。
理由をつけて仕事をしないヤツを給料
払って置いておく理由はないのです。
弱者男性のお話。
お金出してくれて気を使ってくれても
生理的に無理な男性を好きになれない
です。
お金かかるし大切にしてくれなくても
嫌悪感のない男性からは離れたくない
のです。
弱者男性と強者男性の違いwwwww
https://tarosoku.com/?p=279737
「ハゲでデブで挙動不審なのは軽度の
発達障害だから拒否したり否定したら
障害者差別です。イケメンと同じ対応
して下さい」
みたいに言われたところで。
やっぱ女性としたら(男から見ても)
ハゲでデブで挙動不審な中年男性は、
お近づきになりたくないのです。
「障害あるなら仕方ないよね、じゃあ
今日からイケメン扱いするね!ステキ!」
てなるわけないのです。
障害あろうとなかろうと、ハゲデブで
挙動不審はヤバいと見られるのです。
障害あろうとなかろうと、性的暴行は
されて良いものではないのです。
一応閲覧注意ネタ。
おすすめはしませんが、古のネットの
書き込みを置いておきますね。
https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1676666192/l50
多くは語りません。
見たくない人、特に女性は見ない方が
良いのですが、知らずにいるのも危険
かも知れませんな。
逆も然り。
不登校や引きこもりの女性も、ツラが
よければ人気者なのです。
一枚のスクショで有名になった女の子
「ちふゆ」さん。
今回改めて調べて初めて名前知ったの
ですが。
何もしてなくても、可愛いを装備して
いれば、ネットの有名人なのです。
男も然り。
殺人犯でも見た目が良ければミーハー
ファンがついたりするのです。
市橋被告への支援金100万円突破
「適正な裁判受けさせるため」
恩師が募集
https://www.j-cast.com/2010/03/17062459.html?p=all
古いお話ですし、当時から不謹慎と
言われてはおりますがね。
さて。
今日もさまざまな事例を挙げて、世の
世知辛さを満喫・堪能しましたね。
アーリーリタイヤに向けて、前向きな
事を書いていこうと思ってましたが。
性根は変わらんものです。
お仕事のお話。
お金を貰うってのは、それだけ大事な
ことなのです。
障害者にお金が支払われるってのは、
その大事なことを一人で出来ないから
なのです。
一人前未満だから、最低限度の生活が
出来る位のお金が出るのです。
一人前に出来るなら働け、なのです。
出来ないから、働けないから。
働かせても一人前に出来ないから。
一人前にできている人の枷になるから
障害者なのです。
これまた余談。
ウチの母親、70過ぎてて年金受給者
なのですが。
65歳以上を高齢者と呼ぶのをやめて
欲しい、とたまにつぶやくのですが。
「高齢者だから、働けないから年金っ
つって黙っててもカネ来るんでしょ」
と身も蓋もない指摘をするのです。
働けないし働かないけど、金は貰うし
でも年配者と敬って欲しい…特別扱い
してほしくない…はワガママの贅沢で
しかないのです。
働いてるのに、敬われず、特別扱いも
されず金も貰えない、最低賃金底辺の
若者や中年もいるのに。
そういう人間を差し置いて自分の人権
だけ声高に主張するのはワガママなの
です。
そういう願望が生まれるのが、「心が
年寄りになる」という事なのですね。
余談おわり。
先日、
「無職ネタを心置きなく笑えるのは、
自分が無職でない時だ」
みたいなお話をしました。
自分が当事者になった時、心境に全く
変化がない、なんてのは有り得ない話
なのです。
どこか一般より劣っていると言う後ろ
めたさや、とはいえ特別扱いしないで
欲しいという願望が生まれるのです。
障害者になった時も同じと思います。
何の心の陰りもなく、障害者ライフを
あっけらかんと楽しむ…なんて不可能
だと思うのです。
障害なんて何のその、新しい事に挑戦
していこうぜ!なんて無理だと思うの
です。
少なくとも私には。
五体満足でも、40過ぎた位で色んな
行動が億劫になるのに。
どうにかして働かなくてもいい事態に
ならないかと祈ったりしてるのに。
働けないと言える口実が出来たのなら
もう大威張りで
「大病患ったんだぞ!」
「オレは働けないんだ!」
なんて考えになるかと思うのです。
うちの父親がなってますからね。
やっぱり、働けるうち、稼げるうちに
貯められるだけ貯めておくのが人生。
日本には古来より
「アリとキリギリス」
という名台詞があるのです。
働けない、お金がないってのは卑屈な
人格になる要因です。
いっときの贅沢に惑わされて、人生の
設計を誤ること無きようにせねば。
お金がなくて、犯罪に手を染めたり、
他人の金をアテにするようになるな!
心まで貧乏になるな!