今日はひさしぶりにHSPに正面から
スポットをあてたお話。
そういうブログでしたね。
たまにHSPの話題も出さなきゃね。
先日、ツイッターでADHDの症状を
書いたのが流れてきたのでした。
改行などの都合上、文章は多少修正を
させていただきました。
「ADHDは依存症になりやすい。
常に脳内物質に飢えてて報酬を求め
てしまう感じ。
SNSの反応だったりゲームの興奮
だったり買い物だったり。
お酒やギャンブルだったり。
目先の報酬が欲しくて、衝動的に
非生産的なことをしてしまう。
お金が足りなくても、人の信用を
無くしても、他にやらなきゃいけな
いことがあっても『ヤバい』と頭で
思ってても辞められない」
それについてのリプライをいくつか
ご紹介。
・普通の人と発達障害の人では依存の
意味合いや度合いが違う。
普通の人は、困った時に何かに頼る
依存をする。
発達障害の依存は、困っていなくて
もお金がなくても生産性がなくても
快楽的に何かをし続けてしまう
・その通りだし生活なおしたらいいん
だけど、治す労力が大変だからもう
開き直るしかねえ
全部規則守って窮屈に生きるよりは
ぶっとんでギリギリで生きてる方が
気楽でいい、普通は諦めた
・ADHDは定型発達の人より幸福や
興奮を感じにくいので、とても強い
刺激を求めるようになりがち。
その「とても強い刺激」を与えて
くれるものに依存する。
定型には理解できないレベルで人生
彩りが足りず、ちょっとした幸せが
ない、それを幸福だと実感できない
障害でもある。
こんなものだろう。
1つ興味深いと思ったのは、はじめの
リプにある文言。
「困ってなくても依存する」
ってところなのです。
私は、自身を半分冗談で「アル中」と
呼ぶ事があったのですが。
これは「私が生きていくためのもの」
なのです。
仕事を頑張るためのものなのです。
しんどい仕事の最中、これが終われば
酒が呑めるぞーと思うと頑張れる。
非番の1日、酒を呑んだら明日もまた
頑張るかーと思える。
…ちょっとだけどね。
酒はあくまで生きるため、働くための
活力源なのです。
ADHD的アル中は、仕事に悪影響が
出たとしても、酒や酔いの刺激を忘れ
られず、ひどい場合は仕事中にも飲ん
じゃう。
生活に悪影響が出てもなお刺激を求め
るんでしょうね。
これらのお話を見て、私が感じた
「HSPとADHDの比較」です。
ちなみに。
これって何かそういうデータとか無い
ですし、私の感想です。
今日のブログの内容ぜんぶそうです。
「幸せ」をプラスの刺激、それを得る
為の対価「不幸」をマイナスの刺激と
して、等価交換だとします。
・プラス10マイナス10
非課金でのスマホゲーム程度。
プラス :ちょっとたのしい
マイナス:時間を損する
・プラス20マイナス20
課金でのスマホゲーム程度。
プラス :かなりたのしい
マイナス:お金も損する
・プラス100マイナス100
豪遊。
ホストキャバクラ通いとかかな。
プラス :王様気分になれる
マイナス:大金を要する

こんなものだろう。
で、ADHDのお話。
ADHDは多少の刺激では満足しない
というか刺激と感じない。
ハイリスクでも、ハイリターンを欲し
てしまう。
そこでリターンを得る喜びは、何にも
代え難いものである。
ちまちまではつまらない。
図にするとこんな感じ。

HSPのお話。
HSPはローリスクローリターンで
十分。
ハイリスクだと不安になる。
ハイリターンでも、逆に「勿体ない」
「もっと安くてもいい」と無駄づかい
した気分になる。
リスクもリターンも強いのは苦手。
グラデーションがあり、分析と判断を
して、どのくらいリターンを求めるか
考えられる感じ。
図にするとこんな感じ。

例えば、ごはん。
ローリスクローリターン。
お安い自炊。
先日お話したとおり、私は炊きたての
白米にかつおぶしをぶっかけたのでも
大変おいしくいただけるのです。
というか今日も食べました。
それだけで一食じゃないですけどね。
でもADHDだと
「そんな安っぽい食生活できるか!」
と、ご理解いただけない。
…かつおぶしご飯はADHDでなくても
ご理解いただけなさそうですが。
HSPからもへんなもん食べるイメージ
つけるなって叱られちゃうかも。
あくまで例えですからね。
ハイリスクハイリターン。
カニ鍋7400円!
ADHDはこういう豪華な食事を贅沢
と認識して楽しい!と感じる。
私なら
「740円でも高いな」
「それで自炊したら結構食えるぞ」
とか考えちゃう。
よしんば無料、オゴリでカニ鍋食べた
としても、コスパ悪いなとかの考えを
持っちゃって、十分に楽しめない。
ま、オゴリってのはその人に対しての
負い目引け目を感じるから、また別の
リスクになる…とか考えちゃうんです
よね。
対人性能がポンコツなのです。
あくまで私はね。
例えば、スマホゲーム。
HSP(私)は非課金でちょこちょこ
強くするのも十分楽しめるのですが。
ADHDは10連ガチャの確定演出の
興奮を忘れられず、新キャライベント
来るたびに課金してでも欲しくなる。
私なんか課金して強いキャラ貰っても
「遊べる時間が減る」とか
「無料ガチャでも出たんじゃない?」
とか思っちゃうのです。
例えば、音楽。
私は一人で寝っ転がりながらCDの
音楽をヘッドホンで聴くのでも十分で
それ以上を求めないのですが。
ADHDはライブに行きたがる。
お金も時間も体力も使うけど、推しを
生で見るとか、一体感とか、そういう
強い刺激を忘れられない。
私なんか大ファンのV系でもライブは
絶対ゴメンでしたね。
私はあくまで音楽が好きなのであって
演者とか生とかは興味ないのです。
うるさいのも他人と一緒なのも嫌いで
すし。
例えば、車。
私は「乗車」という行為自体で十分な
刺激なのでお値段いくらでどんな車に
乗るかは興味がないのです。
もちろん違いはあるのですが、運転を
する疲れやストレスがぶっちぎりなの
で、どうでもいいのです。
金銭面の悪い刺激を考慮したら、軽が
最良なのです。
ADHDは運転だけではものたりず、
高級車に乗るとか大音量で音楽かける
とか100km/h出すとかの刺激を
欲しがる…とかかしら。
バイクもですけど、私には、速いとか
うるさいのの刺激がストレスすぎるの
です。
例えば、恋愛。
私は素敵な女性と一緒のドキドキも、
怒らせたり別れたりする悲しみも不要
なのです。
両方強すぎる刺激でストレスになるの
です。
嫌われない様にしないと…と気を使う
のもストレスですしね。
ADHDはドキドキが欲しい。
素敵な恋愛が欲しい。
で、今の相手からの刺激に慣れてくる
と、別の相手と交際する事で、新たに
強い刺激を得ようとする。
これが浮気ですね。
若干こじつけ感もありますが、こんな
感じですかね。
プラスの刺激もマイナスの刺激も程々
に抑えたいのがHSP。
マイナスの刺激があろうと、プラスの
ドギツい刺激を求めるのがADHD。
これ、何となくですが。
HSPは「最近の若者」
ADHDは「今の老年が若者だった頃」
の傾向といえるような気がします。
最近の若者が「刺激が欲しくない」と
言う傾向を見たことがあるのです。
ネタバレ伏線を確認してから作品を
観るのは、どんでん返しで刺激を受け
たくない、心を揺さぶられたくない、
と言ってたようなのです。
適当にググったコラムがこちら。
Z世代に流行する
「ネタバレ消費」とは?
“失敗したくない”若者のホンネ
https://www.businessinsider.jp/post-236701
「怒られたくない」は誰しもそうです
けれど、「褒められたくもない」ての
も最近の若者の傾向だそうで。
プラスの刺激も回避したいのです。
なぜ今の若者は
「人前でほめられたくない」のか
https://toyokeizai.net/articles/-/535352
今のオッサン共の若い頃は
「金、ロレックス、SEX!
車、家、ゴルフ、パチンコ!」
「その為の労働と飲み会!
土は半ドン、日は家族サービス!」
的な、仕事も欲望も全力が男の象徴だ
みたいな考え方な気がするのです。
この事実から導き出される結論は一つ
人類はHSP化しているんだよ!

人類がHSP化する
→異性に対しガツガツしなくなる
→少子化になる
→人類は滅亡する!
ま、そういう風に見えるのは、時代が
一因だとは思いますけれどもね。
昔に一般の若者の情報を得ようと思っ
たら、雑誌やテレビ、新聞とかです。
そういうのに取り上げられる若者像は
そりゃアクティブなものばかりになる
のです。
実生活をしていたって、アクティブな
リア充が目立つでしょうから、自分も
そうならなきゃ、って思わされるのも
仕方がないのです。
今はネットやSNSがありますし、
多様化も叫ばれております。
ネットで声の強い勢は、ネットに力を
入れているネガティブな連中が多く
なる傾向にあるでしょう。
アクティブでポジティブなリア充は、
ネットコラムなんか読まないし書きゃ
しないでしょうからね。
「リアルが生きづらいでーす」て声が
多くなるのは仕方がないのです。
昔の若者に非リア充がいないのなら、
今のジジイの生涯未婚率が1/4にも
なりゃしないのです。
日本人男性、4人に1人が
「50歳で結婚経験なし」の深い事情
https://gentosha-go.com/articles/-/28935
ちなみに。
ADHDの人が「うるさい」のは、
その「うるささ」を刺激と認識しない
からなんでしょうね。
ウチの父親は、扉やカーテンを閉める
音が響いたり、歩く時にドスドス音が
出るのです。
私からすると大変うるさいのですが、
本人は音を出しているつもりもないの
でしょう。
もし私がその位の音を出してしまった
ら「あっやっちゃった!」と思っちゃ
うし、次から気をつけようとするので
す。
ADHDには気をつけるも何も、気が
ついてないのです。
騒音として認識してないのです。
ま、総じて。
HSPの書籍とかにも書いてありまし
たけれども。
こういうのはあくまで特徴、個性。
病気とかではないので、上手に理解し
付き合うしかないのですね。
自称HSPの私の対処法は、ブログで
ちょくちょくお話している通り。
頑張れる若い時に勉強と難しい仕事を
高密度につめこんで稼いで。
頑張る気力もなくなる中年から刺激を
とことん排除して、隠居して暮らす。
隠居生活程度の刺激で人生満足なのは
HSPの特権ですね。
おおむね人生計画通りなのです。
ADHDさんの対処法が冒頭のリプの
中にあったのでご紹介。
俺はすぐ動いちゃうけど後悔ない。
昨日には戻れないし、お金は働けば
また手に入るし。
貯金はちょっとして、意識しない。
そのかわり投資や保険は使わない。
これだけしてれば散財して人生楽し
める。
散財する方ですが、稼ぐ力も持ってる
んですね。
その生き方で楽しいのなら、大変いい
ことなのです。
むしろHSPみたく「何もいらねェし
何もしねェ、独りで十分」みたいな、
質素に生きる人間ばかりだと、世の中
しぼんでいく一方なのです。
いっぱい働く分、いっぱい使う人も
いてくれなきゃ、なのです。
結論。
HSPもいる。
ADHDもいる。
どっちがいいも悪いもない。
