穏やかで温かく、いい天気の熊本でした。満員御礼、遠方からもたくさんの方が参加していただきました。ありがとうございました。「ブログを見ています」と言う方も結構いました。宜しかったら、ご感想お願いします。

 さて、参加していただいた方は、テーマが子どもの食事ですから、若い父母が多いのですが、その他、やはり先日のブログにも書きましたが、子どもたちと全身(心)で接している、保育園関係者、助産師の方が多かったですね。やはり、「このままではまずいよ」と実感している方だと思います。

 それとここ数年の特徴ですが、若い栄養士さん、どころかこれから栄養士になると言う中高生も結構いました。うれしいですね。でも、私自身のことを考えると、中高生のころ、食生活など関心がありませんでした。関心を持つ必要性のない時代だったとも言えるように思います。何しろ、朝食など、隣の家が何を食べているかわかるような時代でした。「エッ?ごはん以外何を食べるの?」。もっとさかのぼれば、「栄養学」という学問が登場する際、北里柴三郎(北里大学)が「食い物に学問が必要なのか?食の問題は経済学だろう」。つまり、貧しくて食べられない人がいる。それで病気になっている人がいるのだから・・・経済の問題だ。という指摘です。

 若い栄養士さんや中高生が関心を持つと言うのは、無意識の危機感があるのではないか?決して喜べることではないかも知れませんね。以下、一部、参加者のアンケートを紹介します。

 

 

◎うちの子どもは白米はよく食べるのですが

 おかずや野菜の好き嫌いが多く

 食べてくれないこともあります。

 今日の講演を聞いて

 それでもいいんだと思いました。

 おにぎりが大好きなので

 おやつをお菓子からおにぎりに変えて

 砂糖や油の摂取を意識して減らすように

 気をつけていこうと思います。

◎SNSのおしゃれな投稿を見て、

 手をかけて作らなきゃと

 プレッシャーに感じることもありましたが

 今日の講演を聞いて、

 お弁当はごはん8割でいいとか、

 朝は昨日の残り物とご飯で良いなど、

 心が楽になりました。

◎助産師です。

 産前産後のお母さんたちに関わっています。

 この時期は、

 健康に関する意識を変えるのに

 一番いい時期だと思っています。

 賛同する人をたくさん集めたい、

 声かけていきたいと思いました。

◎子どもの感覚を大切にしていきたいと

 思いました。

 学校給食がごはんメインになることの

 大切さが分かりました。

 町にもぜひそうなってほしい。

 そのためにも、声をあげていく必要があり、

 それを行うのは私たちの責任だと

 思いました。

 さて、「食」との出会いですが、夜の徘徊をはじめて、あまりにも暗く、人が歩いていないことに気づきました。田舎の夜は早いんですよね。今回、夕飯などは、決めていたのですが、5時50分到着。「すみません。もう閉店なんですよ」(^;)

 でも、一番出会いたかった「食」は口にすることができました。それは明日と言うことで・・・