深いなぁ。 | makoのWhat's New?

makoのWhat's New?

「食いしんvocal」のゴキゲンな日々

昨夜は本郷ライブでした。お越しくださったお客様、ありがとうございます(*˘︶˘*).。.:*♡ 

それは整体効果? タップ効果? 安定感と力強さが増したねーーーーーーと言われ嬉しくて。

自己分析によると、以前に比べてピンポイントに音を出せるようになったからで、それはやっぱりリズムの感じ方の問題……つまりタップ効果が大だと思います。

姿勢に関しては、以前はまっすぐ立つことを意識しながらやっていたけど、今回のステージでは、気がつけばちゃんと立てていた感じ。前記事で書いたように、骨を支える筋肉をつけるエクササイズをしているのが効いているのかなと思います。

こうなりたい、これができるようになりたい、と思ってトライしてみたことが少しずつでも形になって、早くも投資して良かったとしみじみ。

引き続き頑張ろうっと!

{EDBBCA5C-2201-47FB-BDFB-7A3F16D2A8A3}

ライブ後の乾杯をがまんして、今日は健全に朝起きて、気になっていた映画を観て来ました。イーサン・ホークがチェット・ベイカーを演じている「Born to be blue」。

麻薬に溺れるジャズメンの話なんてよくある感じだしなーと、筋に関しては期待していなかったのですが、思いのほか良くて、じーん。My funny valentineがこんなに沁みたのは久しぶりです。

どん底で吹けなくなってから再起。「チェット・ベイカーは終わった」「吹けないのと下手くそなのと、どちらが残酷?」と言われながらもトランペットを吹き続けるチェット。

愛する人を見つけ、バードランドのステージに再び這い上がってもなお消えない薬の誘惑。麻薬に手を出す気持ちなんてさっぱりわからないけど……

テンポがゆっくり聞こえて、ひとつひとつの音に深く入れるんだ。

その感覚が魅惑的なのは、天才でなくても音楽をやっていればわかる。

{B88E31D9-D6A7-4E13-8548-5E669C87A20A}

技術が衰えたことがかえって味になり、音はすべてフラットしているのに「君にしか出せない音」と評される。ジャズの世界は深い。そしてそれを巧みに描いている映画でした。

ジャズの世界は深い。いや、きっと何事も、本気でやろうと思ったら、深くて深くて終わりなんてない。

空っぽの演奏はするな。

映画のセリフが心に刺さりました。