『極楽に至る忌門』【読書感想】~因習ホラーじゃー~ | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

おひさしぶりです。

体調&メンタル壊して寝込んでました。

持病持ちは辛いよ。

 

 

「もう、だめかもぽえーん

(なんせ不安障害なので)

なんて弱音がちらりと脳裏をかすめてた

このアタイですが

「これを読むまではがんばろう」

そう思って楽しみにしていた本。

 

 

通称『にる門』。

 

 

本日のご紹介はこちら

最近流行の

「因習村」系

 

さるがくるるる

ほとけもいるるる

 

『極楽に至る忌門』

上矢印

読みました。

 

 

 

 

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CXHK6YDH

 

 

四国のとある田舎。

そこは住んでる人も少ない代わりに

人間関係が濃密。

 

その村にかかわりのある人達に

襲い掛かる衝撃。

 

村出身の友人に誘われて

村に行った大学生。

 

村から出て東京に行ったものの

心を壊し戻ってきた女性。

 

都会から祖父母のいる

田舎のこの村に遊びに来た子供。

 

最強の拝み屋、

物部斉清ですら

祓えなかった因習とは。

 

 

 

物部さんは出てきますが、

るみさんたちは出てきません。

 

 

人間の厭らしさが

ビシビシ伝わって来て

ゾワゾワします滝汗タラー

 

 

死んでから、

極楽に行きたいっす。

そうするためには

あることをせねばならぬ。

 

 

自分が幸せになるためなら

誰かを犠牲にしてもかまへん。

これは理解できる。

 

 

極楽に行くために

子供を犠牲にせなアカン。

これは理解不能。

 

 

何で死んでからまで

「しあわせ」で居続けたいんやろ。

死んでまで、

こんな厄介な人間関係を維持するのは、

めんどくさすぎでは?

死んだら無になってくれよ。

(アタイだけか、この思考は)

 

 

捧げるのが、

指・舌・眼ってのは、

先日読んだ『紙の梟』と同じで

「うわぁニコニコ飛び出すハート」(絵文字の選択…)

ってなっちゃった。

 

 

あなたはよばれてさそわれて

そこにはことわれないじじょうがあって

むらにつれてこられた。

あなたはざせつして

むらににげかえり

ははおやのにっきをよんでしまった。

あなたはかぞくとむらにきて

いやだといえなかったから

こうなった。

 

 

みんな

みんな

きえてしまうよ。

 

 

シリーズではあるけれど

番外みたいなポジションなので

ここから読んでもOKですウインクラブラブ

 

 

物部さんが

手足を失った「あの話」かと思ったら、

違ってた。

最強の物部さんとは言え、

どうにもならないものもあるのね。

 

 

実(げ)に恐ろしきは

人の心の闇の深さよ。

 

 

 

母親の日記コワスギ!

えっ、

えええっガーン

 

 

あ、

メンタル&体調不調は、

まだ持続中なんですが

『にる門』の容赦なさに癒された(ヲイ)のと

クソドバトがまたもややってきやがったので

迎撃せねばならんから、

寝込んでられるけぇ!

もう少し頑張ります。

戦闘民族か驚き!

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